日暮れの早さに秋の訪れを感じるこの頃です。
昨晩のこと、
一人で飲みながら、
007シリーズの『スペクター』を夜中に観ていた夫が、
なにやら深いため息をついたと思ったら
目をつぶり
「 そうか…、今の時代に、もうジェームズ・ボンドは必要とされないってことか…」
とひと言。
ため息の理由を尋ねると
「《貴方みたいに、いつも追われている人間に興味ない》とボンドガールから言われるシーンがあるんだが…」
と前置きして、
「今のような情報時代に1人の諜報部員が世界を動かすような事はあり得ない、そんなやり方は既に時代遅れ、だという事だ」
と、答えるのでした。
そして、
「ゴジラは生き残れたが、007はダメと言う事か…」
とも。
確かに、『シン・ゴジラ』は視点を変えた事で今の時代に受け入れられた感があります。
007の人物設定は、
《国から殺人のライセンスを貰って悪の組織に立ち向かう強い男、そして女にモテるイケメン中年》ですが、
このキャラクターは、今の時代に合わないという事なのだと夫は言うのです。
しかし、これはあくまでも夫の主観で、
現実離れしたスパイ映画だから面白いという人もいるでしょう。
時代錯誤の現実離れといえば…
最近話題になっている“小池劇場”にも、
江戸時代の悪代官のようなキャラクターが登場するようです。
ドラマや映画のように、
勧善懲悪とならないのが現実の世界ではありますが、
最近は、安っぽいドラマや映画より現実の世界で起こっている事の方が面白い…
それだけ、お茶の間で得られる情報が多いという事でしょう。
それにしても、
都議会中継の方が、国会中継より注目されるなんて…過去には無かった事ですね。(^^;;
しみずゆみ 🍷
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