声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

人生はマラソンと同じ

2023-08-28 07:21:00 | 報道 ニュース ワイドショー
「入賞まちがいないですね!」

「メダルまで、あと20秒!」

解説者とアナウンサーの会話に期待が膨らんだ。

世界陸上の男子マラソン中継での事だ。

30km過ぎた地点で山下一貴選手は飛び出し、
その後も5位、6位あたりをキープしていた。

確かに、順調に行けばこのまま入賞圏の8位以内を維持できるはずだった。

スポーツはなんでもそうだが、最後の最後までみないと結果はわからない。

突然、
残りあと2、3kmくらいのところで、山下選手の足が止まった。

右足が攣ったらしい…、

ペースダウンしながら走り出したものの
再び止まる…

今度は左足が攣ったらしい。

後から来た選手にどんどん抜かれて行く山下選手に、

「なんとか頑張って欲しいですね!」

とアナウンサーと解説者。


それをみながら、

( やっぱり、こういう事があるんだな…)

と私は思う。

マラソンは人生の縮図だ。

順調に思えても、途中でアクシデントが起こって思うような結果が得られない…

解説者やアナウンサーがコメントで盛り上げ、
見ている方も期待していただけに、失望感も大きい。

12位でゴールした山下選手に

「笑顔ですねぇ!」

と解説者とアナウンサーは讃える。

足が攣っても走りきって12位は立派だが、
山下選手本人は悔しいに違いない…


どうすれば足の痙攣が防げるのだろう。

マラソンを走ったことのないド素人の私は考える。

水分不足とかマグネシウム不足とか?

2時間の立ち仕事でさえも必ず残り15分のところで足が攣る自分の経験からすると、

水分の摂り方が課題だ、という解説者の言葉はよく理解できる。

夏のマラソンは過酷だ。
ディフェンディングチャンピオンの有名選手でさえも途中棄権するほど大変なレース環境だったのだ。

だけど、この経験は必ず次に活かせるものだ。

良いレースを見せてもらった。
山下選手の次回のレースが楽しみだ。

窓際に置いてあった停電用のロウソクが夏バテしていた。

今の私そのもの…だな。

(−_−;)




我が家の愛犬M嬢はモテ期です。















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雑草という名の植物はないけれど

2023-08-22 10:33:25 | 花 園芸 庭
1週間、留守にして帰ってみると

ウッドデッキの上に近所の空き地の植物が入り込んで、ジャングルのようになっていた…

久しぶりに、いつものドッグランに行ってみたけれど、

我が家のM嬢は、ワンコ同士の遊び方を忘れたようにウロウロするだけで、
他のワンコの《遊んでアピール》にも乗り気しない模様。

ハイエナジー犬のM嬢も6才8か月、
長距離ドライブと猛暑で疲れが溜まっているのだろう。

食欲が旺盛なのだけは変わらないが…。

夏バテと言えば、
私と夫も同じで、ここ数日は特に疲れを感じる。

疲労が蓄積しているらしく、
土曜日は、2コマ講座を担当しただけだったが、午後の部は立っているのが辛くなるほどクタクタになった。

今日も午後から隣市で2時間の出張セミナーだが、
脚が攣らないように水分をたっぷりと摂らなくては…。

夫の菜園は、
ブロッコリーはカメムシにやられて全滅。

プチトマトはカナブンのエサ場になってしまっていた…

辛うじて青紫蘇とピーマン、ゴーヤだけは無事だったが、

問題はゴーヤだ。

とても食べ切れる量ではないほど実がついた。

もう、チャンプルーは飽きたし、
佃煮もイマイチだし、
何かほかに良い調理方法はないものか…。
(-。-;

我が家の愛犬M嬢の近況です。






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新盆法要〜夢供養

2023-08-18 15:35:00 | Diary
8月15日は、台風の影響で朝から雨。

祭壇には、従弟と従妹の遺影がお雛様のように並んでいた…

優しそうに微笑んでいる従弟の遺影に使われた写真は、
5年前の伯母の十三回忌の時に私がスマホで撮って送った集合写真を使ったのだと、

相次いで弟と妹を亡くした彼らの長兄が話した。

昨年末の従弟の葬儀の日は大雪で交通機関が全てストップしたため、駆けつけることができなかった。

今回は台風で、どうなるかと思ったが、
幸いにも大した渋滞にも遭わずに来ることができた。

伯母の子供は3人いるが、次男と長女が亡くなり、2人とも独身だったため、
長兄とその妻が葬儀を仕切った。


従妹の異変に最初に気づいたのも、長兄の妻だった。

彼女は昨年末に亡くなった次男の菜園を引き継いで管理してくれていた。

その長兄の妻から、
「亡くなった当日の日記があったんです」と見せられたのは、
ノートにびっしりと小さな癖字の、ボールペンで記された従妹の日記だった…

そこに記されたのは、他愛のない日常そのものだった。

『2匹の猫たちがケンカして困る…』

『レモンケーキを作ってみたがマーガリンが強すぎて失敗、次はマーガリンを加減して再挑戦してみよう…』

彼女はプロのパティシエを養成する学校を出てお菓子作りを仕事にしていた。

そして、最後の方に、
『今夜はレコードを聴きまくる…』とあった。

何を聴いていたのだろう、とプレーヤーにかかったままのレコードを見ると、

そこにあったのは、さだまさしの《夢供養》だった…


体調が悪いなんて事はどこを探しても書かれていなかった。

充実した1日を過ごしていたのだ。
明日も普通に来ると思いながら書いたに違いない。

山間の小さな集落でネット環境が悪くスマホが通じにくい…

体調が急変した時に、すぐ電話する事はできなかったのか…?

死とは、こんなに突然やってくるものなのだろうか…

帰りの車の中で、
ずっと従妹の遺した日記のことを考えた。

明日は必ず来るとは限らないのだ。

従妹が可愛がっていた2匹の猫たちは、長兄のところで暮らすことになった。

往復で2200km、途中何箇所かで事故車両や故障車を見かけたものの、
無事に走り終えることができた。

今朝もいつも通り5:15に目が覚めた。
身体のどこにも痛みがない。

きっと、見守ってくれたのだ。

ありがたい。













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台風の進路予想

2023-08-13 02:18:00 | Diary
12日の5:30に家を出て、大した渋滞もなく早めに今日の宿泊地である滋賀県高島市のオートキャンプ場に着いた。

途中3回、中央道のSAとPAでM嬢を遊ばせるために休憩を取ったが、
ありがたい事に3回のうち2か所には小さいながらドッグランがあった。



但し、
どのドッグランも利用者はなく貸切状態…




こう言う時のM嬢の落胆ぶりは私が思っている以上に大きいようで、

他に遊ぶ相手がいないのではドッグランに来た甲斐がない、とでも言いたそうに全身でガッカリ感を表し、すぐに出入り口に引き返す。

M嬢にとってドッグランは単にリードなしで過ごす自由な場所ではなく、
他のワンコと交流するための社交場なのだ。


小牧の手前で運転を交代し、滋賀県へ入ると左手に琵琶湖が見えた。

M嬢が我が家に来る前に預けられていた神奈川の犬舎付近の風景と何処となく似ているのか、

一瞬、彼女の表情が変わったように見えた。
懐かしい仲間に会える…とでも思ったのかな?

その予想に反して連れて来られた場所が、知らないキャンプ場だから不機嫌になるワケだ。

私と夫がテントを張って準備をしている間もM嬢は怒ったような顔をして、車に乗ったまま降りて来ない…

機嫌がなおったのは、
オートキャンプ場周辺を散歩してから、夕方6時過ぎにドライフードを食べ、歯磨きガムをかじった後だ。

ご機嫌をとりつつ、
話しかけて、ようやく車から降ろし、
この時間はテントで寝る私の横で爆睡中だ。

9時ごろまで、ひとりで音楽を聴きながら飲んでいた夫も、ミニバンのシートを倒して寝ているようだ。

台風7号は西北から北に進路を変えたらしい…
私たちは、その隙間を縫って西に進んで行く。

不要不急の外出を避けるように…とは言っても、
今回の帰省には2つの大きな目的がある。
私に与えられた大きな任務があるのだ。

この旅行を無事に終えて帰って来れれば、
それはきっとご先祖様が味方してくれたと思う事にしよう…

M嬢には、私の都合に付き合わせて申し訳ないが、
明日もSAのドッグランで休憩をとりながらの長距離ドライブになる。


川のせせらぎが聞こえる。

高原のキャンプ場とあって、到着時は強かった風もおさまり、この時間はウソのように静かだ。

それにしても、冷える。

長袖を持って来るべきだった.(−_−;)










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虹が消えるまで

2023-08-11 16:18:00 | Diary
ここ数日は、休暇明けの仕事の準備に追われていた。

おかげで目が疲れて、スマホを見るのが辛くなった…

その間、愛犬の体調異変で動物病院にも通った。

我が家の家族になって5ヶ月。
元気いっぱい、食欲旺盛で過ごしてきたM嬢が、いきなり食べなくなった。

先週金曜日のことだ。

前日の木曜の夕方から食欲がなくなって、夫の特性ボイルドチキンを食べさせようとしたら顔を背けた。

翌朝は、いつもなら4:30に私を叩き起こすのに起きてこない…

散歩に連れ出すと途中でお座りをしたままの状態で、動かなくなった。

かかりつけの獣医に診てもらったが、
内臓系の病気や痛みではなさそうだという…

外見は異状がみられなかったが、車から降りる時もキャンッと鳴いた。

その様子をみた動物看護師が
「下半身の痛みからのもののようだ」というので、
痛み止めの注射を打ってもらい、少し様子をみることにした。

翌朝は、いつも通りの元気な様子にホッとしたが、いったい何が原因だったのだろうか?

心配は尽きないが、周り中が草叢だらけの場所だし、蜂や毒虫にでも刺されたのかも知れない。

そういえば、ネットでマムシに咬まれたワンコの画像が出ていた…
マムシなら何処にでもいるだろう、気をつけなければ…。


明日から、新盆法要のために帰省する予定だが、台風の進路が心配だ。

夫いわく、
「危機管理はオマエに任せた」と。

私は、いつも最悪のことを考えて行動しているが、
高速道路が通行止めになった場合の迂回路をNEXCOに問合せることくらいしかできない。

そうならない事を祈ろう。

虹を見ると良いことがあると言うけれど…
本当だろうか?

8月8日の早朝の画像をUPした。







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ご褒美ミュージカル

2023-08-01 07:11:00 | Diary
今日から8月…

この7月は、本当にいろいろな事があった…

2週続けての都内出張、その間に郷里の従妹の葬儀への出席…日々目まぐるしく状況が変わった。

少し気分転換をしないといけない…

昨夕は、いつもより少しお洒落して以前から楽しみにしていたミュージカル鑑賞に出かけた。

滅多にない《自分へのご褒美》のつもりで…


ところが、出足で躓いた。

劇場まで歩いて7、8分のパーキングに車を止めて降りた直後、
いきなりの集中豪雨。

雹が降ってきて傘をさしていても飛ばされそうになるほどの横殴りの雨。

その中をずぶ濡れになりながら会場に到着。

私の前を歩いていたご夫婦も全身が濡れて衣服が体にピタッとへばり付いていた。


劇場入り口付近では開演10分前だというのに、
ドレスアップした女性がボーゼンと立ち尽くしながら、

「どうしましょう、スカートが濡れしまって座席に座れないわ」
と言いながらタフタ生地のドレッシーなスカートを両手で絞っていた。

「私もです」と言いながら、
自身の足元を見ると、白いビジュー付きのパンツがぐっしょりと濡れている…

(白って濡れると透けるんだよな)

と、一瞬心配にはなったが、

自分が思うほど他人は自分を見ていないし、
服が濡れていようが乾いていようが誰も気にしないものだ。

そう思いつつ濡れたままの体でホールに向かった。
パンプスの中に入った雨で歩くたびにグチョグチョと音がした。

座席は思いのほか良い席だったが、
座る前に赤い布で覆われたシートを見て、しばし考えた。

濡れた白いパンツで、ここに座ると、
(この赤い色がパンツに移ってしまうのではなかろうか?)

一瞬座るのを躊躇ったが、

(いやいや、防水加工されているだろうし、それに《芸術劇場》だよ、そんじょそこらのホールとはワケが違うんだから)

とアレコレ考えて、

念のため、
(トップスを引っ張って座れば問題ないか…)

黒の縮緬加工のプルオーバーの裾を思いっきり引っ張って濡れたパンツとシートの間に挟んで座ることにした。

開演は定刻どおり6時。

オープニングから予想通りのダンスシーンが続いて、ステージに目が釘付けになった。

ふんわりと舞い上がる彼らのジャンプを観ながら

(なぜ、あんなに滞空時間が長いのだろう)
と考えた。

そして、1番の聴きどころ
《トゥナイト》では涙が出そうだった。

子供の頃、
父のコレクションだった映画音楽LPレコードが擦り切れるまで聴いた…。

確かあれもブロードウェイミュージカルからの録音だったはず…

《トゥナイト》が終わった直後、
トニーとマリアのデュエットの余韻に浸っている時だった。

いきなり男声の場内アナウンスが流れた。

『技術系トラブルのため舞台を中断致します』

時計をみると、開演から50分経っていた。


左隣の見ず知らずの女性客と、

「こう言うことって、あるんですねぇ」

と顔を見合わせた。

ステージから電気ドリルやハンマーで何かを叩いている音が聞こえた。

「大道具のセットをバラしているような音ですね、セットが動かなくなったとかでしょうかね」

「それにしても寒いですね」

隣の女性も、冷房の効きすぎが気になるらしい。
私の場合は濡れているから余計に寒い…

ついでに
「オーケストラの音が大き過ぎて、歌がかき消されるところ気になりませんでした?」
と訊いてみると、

「オーケストラの音、確かに大き過ぎますね」とのこと…

「張って歌うタイプのボーカルではないので、ちょっと残念ですよね」

「音響のせいでしょうかね?バランス悪いですよね

やはり、私の耳のせいではなかったらしい。

《トゥナイト》の最後のところ、歌の音量をもう少し大きくてもらいたかったなぁ…

約20分の中断後、再びステージは再開。

「ほぼ休憩時間と同じ長さでしたね」

と言いながら続きを鑑賞。
途中で再び休憩20分を入れ、終了したのは午後9時20分。

休憩後は音響を調整し直したようで、オーケストラと歌とのバランスも丁度よくなっていた。

カーテンコールは撮影OKだとのこと。





後半で、少し意味がわかりづらい箇所があったが、
こう言う演出もあるんだな…と納得。

やっぱりミュージカルは生で観る方がいい。

久々の自分への『ご褒美ミュージカル』は、
初っ端からアクシデント続きだったが、まぁ私の人生…こんなもんだ。

帰宅すると既に10時半。

M嬢が玄関の内側で待っていてくれた。















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