本日の群馬県社会福祉大会の記念講演は、あの「のど自慢」の司会で有名な宮川アナがゲストでした。
07年にNHKを定年退職され、現在は講演活動やラジオ・TV番組で活躍されている宮川アナですが、1時間半もの長時間、聴衆をあきさせることなくグイグイ惹きつける内容に圧倒させられました。
「私は早口なので、ごめんなさい」と手話通訳の方にも最初にお断りを入れられるなど気遣いをされていました。
司会の私には、「“呼び込み”はこのコメントでお願いします。」としっかり、ご指示を頂きました。
やはり、さすが・・・と感じたのは講演の中身の構成です。
90分のうち、前段の40分は「のど自慢」の制作秘話が中心、次の35分間はご自身が担当された12年間の中で印象に残ったエピソードでした。このエピソードには、私も胸が熱くなりました。
そして残りの15分で今回の参加者“福祉関係者”に「よりよい福祉とは・・」と考える時のヒントになるような締めのお話が、きっちりと入っていました。
ご自身の体験談の中から“福祉”についてさりげなく、それでいて考えさせられる内容で、90分の間には、思わずメモを取りたくなる素敵な言葉の数々もちりばめられていました。
県福祉大会の司会は、かれこれ10年以上やっていますが、話の仕方、惹きつけ方、結び方、全てがお手本・・・そんな宮川アナの講演でした。
清水 由美