声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

コンビニが消える!

2018-08-30 09:50:41 | Diary
とうとう恐れていた事が現実になった…

この地区で唯一の、コンビニが…

無くなってしまう。


ココが無くなったら、本当に困ると思って

以前から、スーパーで買える物も、敢えてココで買っていた。



夫がビールを買い忘れたといえばココ

アイスが溶けない距離といえばココ

コンビニ限定ポテチといえばココ


そんなこんなで

私は常連の1人だったハズだ。


今朝、ゴミの集積所まで行った帰り



もう、今日で最後か…

と思いつつ、

30円のポーションアイスを大人買いし

ついでに

レジにいた女性スタッフさんに


「無くなると困るのよねぇ…」

と、ひとことグチった。

(~_~;)


彼女は何も言わなかったが、


最後に

「ありがとうございました!」

と深々とお辞儀をしてくださった。



夫が昨日、スタッフさんに訊いたところ

ココはロー◯ンには、ならないのだとか…


車で5分…一番近いコンビニが無くなる。

(T ^ T)





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避暑地の移変り

2018-08-29 09:52:03 | Diary
訪れるたびに街の様相が変わっている軽井沢…

長らく放置されていたビルがギャラリーになっていたり、



数年前までは、アンティークのインテリアショップだったところが、オープンカフェに変わっていたりする。


私にとっての最近の楽しみは、そんな“街の変化”を見て廻ることだ。


この街には異国の風情も自然に溶け込む。



ポルトガル語で“ようこそ”という意味らしい…。

よく見れば、ドアに

『雨の日は階段が滑るので気をつけてください』

という日本語の札がかかっている。

私のような、おっちょこちょいの人もいるんだな、きっと…(^_^;)





通りがかりに見つけた売り出し中の古い建物…

元は、何かの工房?のような造り、

玄関ドアのガラスに映る“緑”が美しい。





思わず、入ってみたくなる。





ここは、
随分前に閉店したカフェ…


私にとっては、

“ 過去へ誘う場所”だ。



20年近く前の冬、

家族4人で、この店に来たことがあった…

私と夫はコーヒーを、当時、小学生だった息子たちはココアを頼んだ。

手作り陶器のカップが、たくさん置かれていて、

少し黴臭い店内の南側の大きな窓から

まるで、
大きな額縁に入った油彩画のような、蔦の絡まった崩れかけた廃屋が見えた。

その退廃的な景色が、不思議なほど
この店に似合っていて、

達磨ストーブの上に乗ったヤカンがシンシンと沸騰する音だけが店内に響き、

寂寥感を煽っていた。


いつもは賑やかな息子たちも、無言でココアを啜っていたっけ…。

(u_u)



もう何十年も変わらない場所もある…



路地の幅50cm…、

しかも先に行くほど細くなっている。




軽井沢で一番好きな場所は…残念ながら工事中で入れず。



ここの苔の庭は、とても落ち着く、

仕方ないので、写真だけ撮って帰ろう。



次は、

“♫ 〜落葉松の秋の雨”の日に来たいな…。





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同タイムなのに…

2018-08-26 23:42:20 | 最近の話題
今、終わったばかりのアジア大会男子100m決勝。

10秒00で二位の選手と同タイムの山県選手が

なぜ三位なのでしょう?


陸上ド素人の私にはよくわかりません。


アナウンサーも解説者も、説明してはくれないのでしょうか?


モヤモヤして眠れません…。


夫も「何のための解説者なんだ!」


と文句を言っております。


その道の専門家によくあるパターンですが、

“自分たちは、わかっているから説明しなくてもいいだろう”


…では、困るんですよね。(~_~;)


ちゃんと説明してください。


しみずゆみ



画像は、

説明なくても、わかる?

本日、軽井沢で見つけた草間彌生の作品です。


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スーパー高校生

2018-08-25 23:45:15 | 最近の話題
ここ数日は、
アジア大会の水泳をTV観戦するのが楽しみで

日本選手の活躍に連日、大興奮…


特に、池江璃花子選手の泳ぎには

「いけぇっ!いけぇっ!」

と、大声を出して応援しておりました。


名前といい、容姿といい、

まさに水泳選手になるべく生まれてきたような人だと誰かが言っていたけれど、

18歳の高校生とは思えない落ち着きぶりに
年齢以上に大人びた雰囲気さえ感じます。


どうして、
あのように美しいフォームで滑らかに泳げるのか…と、毎回思っていましたが、

なるほど…

池江選手は、

「水中出産」でしたか!

その分、
水に対する抵抗力がないのかも…。

家の中で、ウンテイやっているところも紹介されていたけれど

ウンテイやると、確かに身長は、伸びますよね⁉︎
腕が長いというのも、ウンテイのせい??


小さい頃からのよい環境が、池江選手を育てたのですね。

それに加えて、明るい性格…

何事もポジティブに考えることが、
今大会で6つの金メダル獲得につながったとも言えますね。

期待されれば、当然プレッシャーを感じることもあるでしょうけど、

それに応えられる十分な練習と努力が実を結んだ結果でしょうか。



小さな口を開けて「君が代」を歌っている姿には
どこか少女らしい表情も感じられましたが、

2年後のオリンピックの時は20歳。

どんな選手に成長しているのか楽しみです。































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“さとり世代”のヒーロー

2018-08-22 09:29:57 | 最近の話題



昨日の高校野球の決勝戦…

吉田投手のこれまでの投球数からすれば、

この結果はある程度、予想していたけれど
大差がついてしまいましたね。


でも、負けた学校がここまで注目されるケースは、過去にどのくらいあったのでしょうか?


私の乏しい記憶を辿れば…

昨日の始球式で登場した、“悲運のヒーロー”太田幸司さんくらいです。


当時の私は、太田幸司ファンの親友と競うように新聞や雑誌の記事を集めてスクラップノートに貼ったり、似顔絵を描いたり…

けっこうのぼせ上がっていましたかねぇ…。

久々に元気な姿が見られて嬉しかったです。^_^



…あれから、もう半世紀近くの時間が過ぎたんですね。


昔は少なかった“野球留学”も今では当たり前になり、
地元の子がゼロという出場校もある中で、


今回の金足農業は、

“雑草集団”というキャッチコピーも功を奏したのか、

多くの人が求めていた感動ストーリーの要素にピタッと符合した感もありますが、


農業高校での実習なども、足腰を鍛えることや精神修行に役立っているのかな…


そして、あの独特の“海老反り”で歌う校歌。


2000年以降に生まれた“さとり世代”と言われる若者たちが、

必死に歌う姿に、妙な感動を覚えたものです。


純朴さと熱意を持ち合わせた高校球児の原点を見た気がしました。



でも、さすがだなぁ…と思ったのは、
大阪桐蔭の大量得点。


大阪桐蔭は10年前の決勝戦でも、17点という大量得点で優勝しているんですね!

今大会では、根尾選手の活躍も目立ちましたね。

中学時代の成績はオール5、ご両親ともに医者だとか…

“医者もできるプロ野球選手”という選択肢はないのでしょうか。
(^^;;

やはり“エリート集団”と言われるだけのことはあります。

その実力を、まざまざと見せつけられた試合でした。



プロ野球選手になった元球児たちのレジェンド始球式にも、

忘却の彼方に消えてしまった若き日の記憶がよみがえり、ウルウルしました。


やっぱり、甲子園は特別な場所なんですね!


酷暑の中での大会、本当にお疲れさまでした。


ちなみに我が母校は、かつて4アウトで“有名”になった学校です。(^_^;)


同窓会コンサートで歌った時の校歌をLINKします。
よかったら聞いてください。


しみずゆみ


島根県立 益田高等学校 校歌

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25歳は“曲がり角”

2018-08-21 12:25:03 | 最近の話題
物心ついた頃、

同居していた従姉の本棚にあった本のタイトルで

『 25歳になりました 』というのがありました。


当時としては珍しいタイトルだったので

本棚の中で、やたらと目立っているその本の内容は…というと、

読んでいないのでわかりませんが、(^_^;)

小学生の私は、

“25歳”という年齢が、

きっと特別なものなのだろう…と漠然と思ったことを覚えています。



なぜ、25歳が特別なのか…



自分がその歳の時はどうだったか…


当時を振り返ってみれば…

あの頃流行った、

「25歳はお肌の曲がり角」

なんて言葉も気になっていて、



“肌が曲がり角”だけでなく、心や身体にも変化が出てきて、

仕事面では、壁にぶち当たり
右往左往していたような…


プライベートは、どうだったかと言うと

これもまた、思うように行かず

何もかもが中途半端だったような…

現実逃避の方法を考えることばかりで、

精神的にも不安定な時期だったように思うのです。(^^;;



それを思うと、

今話題になっているM社長と交際中の25歳の女優さんも

おそらく揺れているのではなかろうか…

私には、どう見てもハッピーな恋愛だとは思えないのです。



もしかして、逐一SNSにプライベートをUPするのは、

他の女性がM社長に言い寄ってこないようにバリアーを張ってる?

自分に自信がないからなのかな?


まぁ、“観られてナンボ”のタレントさんだからこそ、何を見せても抵抗感がないのかもしれません…

ですが、

世の中には、リア充をシツコくアピールするのを嫌がる人が多いのも現実です。


バッシングがエスカレートすれば

ご自身だけでなく、

自分の家族にも悪影響が出てこないかと、普通なら心配になってくるでしょう。



もう一つ影響があるとすれば、

彼女のパートナーであるM社長の会社のスタッフや部下の皆さまでしょう…。



東証一部上場する大企業の社長を、プライベートとはいえ、

“枝豆を食べるサル”と

コメントをつけて画像をUPするのを、

部下や社員の皆さまは、どう御覧になったのでしょう…。


自分の会社のTOPを“サル”呼ばわりされたら、

いくら愛する女性が揶揄って言ったとはいえ、
“情けない”と思わないでしょうか?

私が部下なら仕事のモチベーションが下がるのは間違いないでしょう。


同時に、

ヤ◯ルトレディさんたちも
ジョアを売る気持ちが失せてしまうかも…。

CMが流れるたびに、

酷暑の中を、汗かきながら走っていたヤ◯ルトレディさんたちのことを考えてしまうのです。



老婆心ながら言わせてもらえれば、


有名人は、その言動が多くの人の仕事に影響を及ぼす立場であること

それを自覚して行動することも必要なのかな…

25歳は、オトナなのですから…。(^_^;)



YouTube、久々に「新作」upしました。


相変わらず
ぼーっと生きてる私でございます。(u_u)


しみずゆみ💦


腕立て伏せ4回

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戦時中の記憶

2018-08-20 21:24:13 | Diary
昨夜の『この世界の片隅に』は、

観ていて辛かった。


祖母や親たちの体験を聞きながら育ったことも影響していると思うが、


例えば、

焼夷弾が落ちた時の衝撃…

顔の横を思いっきり何かで殴られるような熱をもった痛み、

火薬の匂いまで、


最近は、まるで体験したかのような感覚さえ持つことがある。



6年前、実母が戦時中に青春時代を過ごした呉を訪れた際も、

昔、ここに住んでいたような気がする…という不思議な懐かしさだった。



そういえば、

母が生前、こんな話をしていた。


たぶん、昨夜のドラマ『この世界の片隅に』と同時期の

呉の空襲が激しくなった頃、

一緒に島根の女学校から来ていた同級生が病気で亡くなった。


病院のベッドに付き添っていると、引率の女性教師がやってきて、

「あんたは部屋に帰りなさい」

と、母だけ宿舎に帰るよう命令されたらしい…。


苦しんでいる同級生を1人で置いておけない、
このまま付き添うと言い張ったらしいが、


その願いを聞き入れてもらえず、無理やり引き離されたのだと言っていた。


苦しむ同級生を1人残して、宿舎に帰ったその翌日、

同級生は、誰にも看取られずに亡くなり、


母は、一緒にいてあげられなかったことを、ずっと悔やんでいるのだと、

「さぞかし、一人で心細かったろう…」

と、
その当時の思いを、何度も繰り返し娘の私に話した。




…遊郭のことも、話していた。


宿舎から海軍工廠の水雷部まで

毎朝、女学校の生徒たちが列をなして歩く道沿いに
その建物があって、

窓から女の人の肩を抱いて酔っ払った“海軍さん”がヘラヘラ笑って

母たち女学校の生徒の列を見ていた…

と言っていた。


その際、母たちは大声で、

『兵隊さんよ、ありがとう』や『愛国行進曲』などを歌いながら

遊郭の前を通り過ぎたのだと…。

なんとも奇妙な光景だ。



海軍工廠の風呂場の話は、特に印象的だ。


ある日、
掃除当番で風呂場に行くと


大量の木箱が積み重ねてあったという。

母が不思議そうに

「なにが入っとるんかねぇ?」

と、上級生に訊くと、

「開けてみんさい」

と、言われ

そっと蓋をあけると、そこに入っていたのは
海軍さんの遺体だったと…。


思わず悲鳴をあげて腰を抜かしそうになった母の様子を、

上級生たちは、ケラケラ笑いながらみていたらしい。


「あの時に見た棺の中の青黒い顔が忘れられんで夜中に何度も、うなされた」


笑って立ち去った上級生の気持ちがわからないと言っていた。


戦争とは人の死に対する感情を麻痺させてしまうものなのだ。



母の話に基づいて私が脳内で作り上げた戦時中の光景に

昨晩のドラマに出て来た人たちが重なる…

最後のシーンだけは、
原作どおりでなく、できれば変えてほしかった。



それはそうと、

香川京子さん扮するセツコさん、

小さい頃、被爆していると言っていたけれど

母親がスズさんとなると年齢が合わないような…、

どういう、ご関係ですか?




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ジュラシック・ワールド

2018-08-19 15:24:35 | 映画・ドラマ
どうしても4Dxで観たいという夫に付き合わされて、

「ガッカリするかも」

という映画マニアの息子からのアドバイスを無視して観に行ってきた。

正直言って、

夏休み向け、お子さま向けのストーリーですなぁ…。


だいいち、

わざわざ海底に沈んでいる恐竜化石を危険な思いまでして採取するのが、意味不明…。

恐竜のDNAが欲しけりゃ

博物館に行けば、いくらでもホンモノの恐竜化石の骨があるでしょうに…。

(^_^;)


それだと窃盗罪になるから?

それ以上に悪事を働いているのに…ストーリーがなんだか矛盾しているのです。


それと時代錯誤も甚だしいのが、

恐竜を武器に使おうとする悪い奴らの企み。


肉食竜を手なづけて、どーする!

あんな馬鹿でかい恐竜を飼うだけで、エサ代がどれだけかかると思ってんの!

武器として手なづける前に、エサ代だけで倒産するよ!


アロサウルスやベラキオプトル、ティラノサウルス、

アパトサウルス、トリケラトプスにステゴサウルス、プテラノドン…


そうそう、忘れてはいけない、
脱走を手助けした?パキケファロサウルス!


息子たちが小さい頃、

毎日読んでやっていた恐竜図鑑を思い出しながら懐かしく観た…。



いろいろな評価はあるけれど、


「脚本とストーリーが問題だ」

とエラそうに言っていた長男が、

小さい頃に親しんだお馴染みの恐竜がたくさん出てきたことをキッカケに

読み聞かせした母を、思い出してくれたなら嬉しい…。



まぁ、娯楽映画として観れば、吹き替え版でも、有名俳優陣が出演しているので

それなりに楽しめるけれど、


正直言って

最後の最後まで…読みやすい筋書きです。


エンドタイトルの最後にもう一度、3Dメガネをかけたのも

“読めた”からであります。



ついでに言わせてもらうと、


もっと、揺れるのかと

もっと、水しぶきが飛ぶのかと

期待したのに…。

臭いも、後半の一箇所だけ??


う…ん、

迫力は期待はずれでしたかねぇ。


それとも、
私が鈍感なのか。

映画館によっても違うのでしょうか?


いずれにしても、
テーマパークに行くような気分でいけば

それなりに楽しめる映画でしょう。



画像は、我が家のジュラシックワールドで
日頃のウップンを写真で晴らす…の巻。

本人が気づいた場合、

雑草駆除用の火炎放射器の筒がこっちに向かってくるかも…。(^^;;



しみずゆみ










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旅は道連れ

2018-08-17 08:47:51 | Diary



昨日は予報どおり、
午後から雨が降り出してきた。


渋滞を予想して、
早めに家を出て国道17号を走っている途中、

信号待ちをしていると
ダッシュボードの上に何かがいるのに気づいた。


みれば体長1.5cmの小さなスイッチョン?だ。


どうやら、家の庭でウッカリ乗せてしまったらしい…


1時間半かかる道のりを、ゆっくり走るのには邪魔にならないだろうと思いながら

なるべく視界に入ってきて邪魔をしないでほしいと願いつつ、

目的地に着く頃には、

その存在さえも、すっかり忘れていた。




仕事を終えた夕方5時すぎ、

小腹が空いてコンビニに立ち寄って車に帰って来ると、


ダッシュボードの上に乗ってコミカルな動きをしているヤツが、目の前にいるのに気づいた。


( あぁ、まだいたのか…)


家の庭で乗せてしまったのだから、連れて帰らなきゃいけない…


そうは思っても、

狭い車内でピョンピョン飛び回られるのはうっとうしい。


だいいち、外は大雨だ。


それでなくても運転に慎重にならなければいけないのに…

ヤツは運転中の集中力を著しく妨げる。


ジッとしているのは、ごくわずかな時間だけで

フロントガラスに飛び移ったり、

時にはハンドルにしがみついたり…あっという間に飛び移る姿は、

まるでタイムループしてるかのような速さだ。


その動きに感心しつつも、

( 目の前をウロウロするなよ!)


と文句を言いながら、

容赦なく視界に入ってくるヤツを、うっかり手で払いのけて潰さないよう慎重に運転し、


2時間近くかけて、ようやく帰り着いた時には、
すでに雨も上がっていた。


( さぁ、着いたよ!降りて!! )

と、声をかけたところで
どうせ、ヤツにはわけがわからないだろう…

さてと、どうやって降ろすか。


フロントガラスに止まっているヤツを、

小さなメモ帳の端で、そっとチョンチョン突つくと、

すぐにピョンと、どこかに飛び跳ねた。

探せば、運転席の足元…


ドアを開けて、もう一度、紙切れで突つくと
今度は、タイミングよく外に飛び出した。


いずれも目で追えない素早さだ。


どこにいるのかと目を凝らして見れば

車から50cmほど右後ろの

雨で濡れたコンクリート敷きの地面でキョトンとして、
いったい何が起きたのだろうと呆然としているようにも見える。



これも何かの縁だったのかしら…

考えてみれば、

こんな小さな虫にとっては

車内という異次元の中で、半日も過ごしたことになる。

これからのヤツの無事を祈りつつ…。



気になれど 誰とは訊かず 送り盆









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奇特な人

2018-08-16 08:58:10 | Diary
あのオジサン、


実はタダモノではなかったんだ。

スーパーボランティアと言われているとか…

すごいなぁ…。


それも、

今に始まったわけではなく、


各地の震災で困った人のところに手伝いに行ったり

行方不明の幼女がいると聞けば探しに行ったり…

など、


活動歴も長い。



65歳で家業の魚屋さんをやめたという事は

今は年金生活なのかしら?



見習うべきは、


“ボランティアの在り方”だな。


どこかの似非ボランティアのように

避難所の体育館に押しかけて、

泊まらせてほしいなんて平気で言う“不届き者”もいる中で、


“赤ハチマキおじさん”は、

自分の車で寝泊まりして、自分でレトルトのご飯パックに水をかけ食べている。

今回だって、

見つかったヨシくんのお祖父さんから

「お風呂に入ってください」

と勧められても、

あっさり断っているのをTVで見た。


そして何より、タダの押しかけでなく

必ず出先で、ボランティアができるか否かの許可を取っているという…


まさに、ボランティアの鑑だ。


本来の“ボランティアの在り方”を身をもって示しているのだ。




78歳といえば、

終戦を5歳で迎え、物のない時代から高度成長期にセッセと働いて

日本を支えてきた人だ。


ボランティアを始めたきっかけも、

“学のない自分が無事に生きてこれた、これからは世の中に恩返ししようと思った”

のだとか…。


“人に感謝しながら生きつつ、人に感謝される人になる”


…という事なのかな。


奇特な人がいるものだ。


でもね、考えてみれば

昔の日本には、

近所にそういう善行をモットーとして皆んなに感謝されているオジサンがいたような…


本来の、日本人の姿なのじゃなかろうかとも
思うのですよね。



ご近所さんからの頂き物に感謝、

さて、今日から仕事…

仕事があることにも、感謝!











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