仕事優先の生活を見直すつもりで
《スローライフ》を理想に掲げた。
コロナで一旦、
(もういいか…)と思ったものの、
最近になって、
仕事の依頼が元に戻りつつある…
以前は家を1週間以上空ける長期の出張も当たり前だった。
大変ありがたい事だが、
仕事のやり方自体を考える時期に来ているのではないか?とも思う。
ガツガツ仕事して何が残る?
ムリして遠方に出張して何が残る?
…残るのは疲労感のみである。
朝9時から夕方5時までの立ちっぱなしの研修も、だんだんと辛くなってきている。
仕事は好きだし、やっていて楽しいが、
体力的にキツイと思う仕事はそろそろ他者に譲る時期にきているようだ。
脚のむくみが半端ない。
着圧ハイソックスを履いて寝ても、怠さが抜けず、
二日間履き続けて、ようやく元に戻るという状況だ。
年齢とともに体力が衰えてしまうのは当たり前だが、
それ以上に今の私には得体の知れない《焦り》がある…
緑に囲まれた別荘でのんびりとスローライフを楽しみながら趣味に打ち込み、時どき仕事するのを理想としていた。
それなのに、ここ数日は
犬の散歩以外は一歩も外に出ない日もある。
オンライン研修で使う資料作りに追われて気持ちに余裕がない。
そもそも、
自分で担当する資料にそんなに時間をかける必要があるのか?
資料作りに時間をかけて、何もかもすっかり終わったような気になった頃、
本番の研修日がやってくる。
こんなやり方でいいのだろうか?
ZOOMやTeamsのおかげで、オンライン研修は進歩したが、
それでもまだリアルの研修に比べると満足度では劣る。
原因は、コミュニケーションにタイムラグが生じるからだ。
そんな事を意識しつつ、せっせと資料作りをしてると、
M嬢が横にきて、前脚でPCのキーボードをバンバン叩いて邪魔をする…
あぁ、そうだった。
優先順位は、
「アンタが1番だったよね!」