声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

人の集まる場所

2023-10-30 07:01:00 | 大型犬との生活
軽井沢に紅葉を見がてらドライブに行った帰り、

夕方5:30頃、目の前に大きな月が見えた。

まるで薄っぺらい紙に燻した金箔を貼ったような不気味な色をしていた。

「気味が悪いなぁ…」

と運転席の夫が呟く。

「富士山大噴火とか、南海トラフとか、首都圏直下型とか…、いつ起こってもおかしくないからな、
昔、阪神淡路の前日もあんな大きな月が出ていたんだ…」

月を見て不安になる…と言うのは我が家ではいつもの事だけど、

いよいよ何か恐ろしいことが起こるのではないかと言う不安がこのところずっと頭から離れない。

(もし明日、起きたら…日本はどうなる?)

そんな思いが過ぎる瞬間だ。

危機感を持ったのは月のせいだけではない。

一昨日だったか、
国会中継を流しながらデスクワークをしていた時、

(コレは選挙のためのパフォーマンス?)

(中身のない言葉のあやとりゲーム?)

…問答を聞きながら、ため息が出た。

(この状況で大きな災害が起これば、減税や給付金どころじゃなくなるだろうに…)

と、
これから日本が直面するかもしれない試練を想像する。

黙り込んだ私に、
夫が、珍しく音楽の話をし始める。

「パット・メセニーのSoloライブがあるらしい」

「いいわね、行ってくれば?」

と答える。

最近の夫は、コンサートに行かない。

数年前にブルーノート東京でのキャンディ・ダルファーのコンサートをキャンセルして以来、
全くと言っていいほど出かけようとしなくなった。

「パット・メセニー、行っておいたほうがいいよ」

と再度、勧める。

だって、これからの事を考えれば

有名アーティストのコンサートも
紅葉狩りを楽しく余裕も
ドライブに行く楽しみも

全てできなくなるかもしれないのだから。

今できることを楽しんでおくことも大事だ。

私の不安症候群は子供の頃からの性格だが、
ここ数年は特に酷くなっているようだ。

それに感化されたのか、夫まで遊ぶのが下手になった。

以前は、
夜、飲み会が終わる頃に車で迎えに行ったものだが、
コロナ以降はパッタリとそんな付き合いもなくなったようだ。

パンデミックは、
危機感を増長するだけでなく、
性格や考え方そのものを変えてしまったのだ。

車載テレビのニュースでは、渋谷スクランブル交差点が映し出されている。

「何が面白くって集まるんだろうね」
と言うと、

夫は、

「昔なら、ああ言う場所に行きたいと思ったものだが…今はないなぁ」と言う。


「昔ねぇ…」

どうだったかなぁ…

確かに、人混みを好んで出かけた事もあったなぁ…
昔の鈴鹿8耐だって、物凄い人だったし…

すっかり忘れて、
今は人混みが苦手…だなんて言ってる自分が可笑しい。

変われば変わるものだ。

昔に比べれば観光客は明らかに減っている軽井沢だが、
犬連れで歩くのにはちょうど良い。

次はクリスマスの前に来よう…。


























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ものづくりへの矜持

2023-10-28 08:09:00 | 報道 ニュース ワイドショー
一昨日のこと、
途中まで女子サッカーの中継を見ていた夫が
「もうイイや」とつまらなさそうな顔をして裏で録画中だった番組へと切り替えた。

『魔改造の夜』は、月に一度あるか無いかの番組だ。

私はこの番組が好きで毎回楽しみにしている。

どこが好きか…?

そう訊かれたら、理由は3つある。

1つ目は番組構成が巧みだと言う点。

毎回3社の出場企業の技術者たちが、
与えられた可愛らしいぬいぐるみを改造しし、見違えるようなスーパーマシンに変身させる…

そのプロセスを取材して如何に一流技術者たちが四苦八苦しながら無理難題に挑んできたか…をドラマ仕立てで紹介する

それを見てまず感動する。

2つ目は、本番を迎えたときの緊張感。

スタート後に思わぬハプニングで失敗して落胆するチームあり、
成功して大喜びするチームあり、

本番で1度失敗した後に再度、調整して挑む…

まさにPDCAのプロセスを凝縮した、ものづくりの現場を見るようだ。


3つ目、

私が何より感動するのは、
出場する3チームの企業の技術者たちが、

ライバルであるはずの企業の失敗に対して我が事のように落胆し涙ぐむ…

かと思えば、自分たちのチームが失敗しても他のチームが成功すると一緒に喜び合う。

これは、互いのチームをリスペクトし合っているからこその事だろう…

それを見て私は、ますます感動する。

そして日本のものづくり精神は、まだ海外に負けていないことを確信する。

この前は、
第1走の虎のぬいぐるみマシンが第2走のウサギのマシンにバトンタッチして走らせる…という難しいテーマだったが、

1度目は失敗し2度目の挑戦で40秒台を叩き出したT-DKがトップで優勝したが、

Y-マハが2度とも成功、
さすがバイクメーカーとしての技術力をアピールした。

K-セラは2度とも失敗したが、敗戦の弁にも清々しさを感じた。


ナレーターの盛り上げ方も上手い。

Y-マハの2度目の挑戦の前フリで

『かつてケニー・ロバーツ、フレディ・スペンサーが…』

というコメントに私は興奮した。

そして、あの輝かしいよき時代を思い出した…

あの頃の自分を思い出した。











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探しものはなんですか

2023-10-28 07:49:00 | 大型犬との生活
週末に休むと仕事はどんどん溜まっていく…

だけど、私の古くなったアタマは、余分な知識のゴミが溜まりすぎて、
一度空っぽにしないと…何をするにも始めるにも、かえって効率が悪い。

来月は公私共に多忙だ。

県外企業から依頼されている仕事の資料作成やオンラインセミナーの書類作成などのデスクワークに加え、
これから予定されている出張セミナーの準備、それらの資料作りetc.

全く何も考えずに、言われるがまま受けていたら、
ほぼコロナ前と同じくらいの仕事量になってしまった。

とてもありがたい事だが、
いつも〆切に追われているような感覚は否めない。


昨日も、
2階に報告書を作成するための資料を取りに上がったのに、

降りてきた時は手に何も持っていない事に気づいた。

もう一度2階に上がってみるが、

確かに出張用のバッグから取り出したはずのファイルが見当たらない。

どこに置いたのだろうと心当たりを探すが見つからない。

落ち着いてもう一度、心当たりを探すと、

2階の机にあるPCの前にちゃんと置いてあるではないか!

さっきもココを見たのに何故、見つからなかったのだろう。

(老いとは哀しきものよのう…)
とひとり呟く。

『探しものは何ですか…』
という陽水さんの歌のフレーズが浮かぶ。

もしかして、
『夢の中へ行ってみたいと思いませんか…』
と言うのは認知症の世界の事だろうか?

こうやって、
いろんなモノをどんどん忘れて探せなくなって、

目に映るものが変わっていくのかもしれない…


2、3日前、
『犬を飼うと認知症の予防につながる』というネット記事を読んだ。

とにかく犬の場合は世話がかかるのでボーッとできないところはある。

昨日は1ヶ月ぶりにドッグランに行ったが、

M嬢の《落とし物》の後始末をするだけでも、気分転換を兼ねたリハビリにはなるようだ。

やはり、土日は休もう。










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8ミリは大きい

2023-10-24 10:59:00 | 大型犬との生活
怪我をして明日で1ヶ月。

順調に回復はしているようだが、
今日のレントゲンで一喜一憂した。

圧迫骨折した第12胸椎に白いモヤのようなモノが見える…


「新しい骨が出来てきているところです」

と言われて、嬉しくなった。

ところが、よ〜く見ると、
患部に数字が記してある。

右に2.4cm
左に1.6cm

右は背側
左は腹側

…という事は、
8ミリの差が出てしまっているという事だ。


た、大変だ!

「身長が8ミリも縮んだという事ですか?」

と訊くと、

「そうですね」

とドクターは平然と答えた。

そして、
「キュウセイキが終わりましたから、そろそろコルセットを新しくして腹筋を鍛えないと…ですね」

との事。

(キュウセイキとは、なんだ?)

と思いつつ、

(後で調べよう)

と思って質問せずに帰ってきた。

ネットで調べてみると「急性期」と書くようだ。
急激に症状が現れる時期とある。

1ヶ月で、とりあえず落ち着いてきたという事らしいが、

身長の縮みも落ち着いた?という事だろうか…

それは困る。

整形外科で渡された腹筋運動は、かなり緩い。




…で、
思い切ってドクターに訊いてみた。

「背が縮まないようにぶら下がり健康器にぶら下がってもいいですか?」

と。

ドクターは、ちょっと困ったような表情で

「いや、それはまだ早いです」

と答えた。

カルシウム、いっぱい摂らなければ…
(−_−;)




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そろそろリハビリ

2023-10-23 08:26:00 | 大型犬との生活
午前3:38に目が覚めた。

M嬢が水を飲みに起きて、また私の布団に潜り込んできた。

右腕のあたりにどっしりと
重みがかかる…
25kgの筋肉質の身体が暖かい。

直前まで面白い夢を見ていた。

バイクの改造コンテストに参加していた。

バイクをベースに奇抜なアイデアをユーザーに募る…そんなコンテストだった。

見覚えのあるグリーンと白のツートンカラーが特徴のKR250を改造しているバイクが2台出てきた。

一台は派手な電飾が施されていた。
もう一台はキャンピング仕様だった。

大きな箱をバイクの後部に接続させていた。
小さな窓も付いていたが、
中を見せて貰おうと思ったところで目が覚めた。

アイデアとしては面白いが道交法でアウトだろう。

そもそも、KRはレーシングレプリカだからキャンプには向かない。

M嬢をバイクに乗せて走るには箱よりサイドカーが必要だが、
KRではサイドカーさえつけられない。

寝ぼけたアタマであれこれ考えた。

昨晩は本を読む途中で眠ったらしい。
右目がキリキリと痛む。

昼間、目を酷使しすぎたせいだ。

怪我のせいで日曜なのにどこにも出かけられず、家でピアノを弾いていた。

来月のコンクールのために作ったピアノ伴奏は、
決して難しい伴奏ではないが、なぜか同じところで何度も間違える。

たいてい練習すれば弾けるようになるはずなのだが、
思うように指が動かないのだ。

普段弾いていないのだから仕方ないが、
身体のどの部分でも動かさなくなると退化するものらしい。

指だけではない。

圧迫骨折から間もなく1ヶ月、
このままコルセットに頼っているとマズいことになる。

今は布団の中で身体を伸ばすストレッチする程度だが、
そろそろリハビリのための筋肉体操を本格的に始めないと背筋と腹筋が退化してしまいそうだ。

明日は通院日だ。















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合唱部の同窓生から

2023-10-20 12:40:00 | 音楽
宿泊先のホテルで家で作って持ってきたお弁当を食べていると、

懐かしい人から電話がかかってきた。

彼女は、
来月の初旬に予定されている高校の合唱部同窓会の幹事を務めてくれている。

「あと2週間だから、どうかな?と思って」

元気そうな明るい声が耳元で響いた。

高校1年時から合唱部で一緒だったが、
卒業後は、進路も違ったので会うのは部活の同窓会くらいだ。

個人的に親しいわけではないが、
私は彼女を「ちゃん」付けて呼ぶ。

それが当時の部活では当たり前だった。


肝心の2週間後の合唱部同窓会だが、

「今回は一期生の集まりなのよ」

と言う。

どう言う意味かと訊けば、

「Y先生が最初に赴任された年から異動になるまでの期間の教え子の会」

だと言う。

顧問のY先生は、異動後に再度、母校に赴任して合唱指導をしているから、

第二期生というのもいるわけだ。

今回集まるのは50人程度だが、1番若い同窓生は昭和57年卒だと言う。


「1つ先輩のKさんも参加するのよ」
と彼女は笑った。

Kさんは、
Y先生の赴任当時、女声合唱から混声合唱に移行する時に手伝いに来てくれた助っ人部員でもある。

『オマエたちは口パクでいいからな、オレが歌うから』

と言ったY先生の言葉に、
真顔になった男子助っ人部員たちの顔が浮かんだ。

当時26歳のY先生は、
選択科目だった音楽で歌えそうな男子を見つけては、
無理やり合唱部に入れたのだった。

サッカー部や、陸上部、吹奏楽部など合唱未経験の寄せ集め部員たちだ。

厳しくも楽しい思い出が蘇ってくる…


4年前に開催する予定だった合唱部同窓会が
コロナのせいで延期され、

ようやく2週間後に故郷で開かれる。

飛行機もホテルも全て予約済みだが、

問題は…コルセットの息苦しさと、腰痛だな。

13年前の合唱部同窓会で歌った校歌。
久しぶりに、ちょっと練習しておこう。










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帰宅時の夕焼け

2023-10-20 11:47:00 | Diary
出張から帰宅した昨日の夕景。

やはり都会は疲れる。

「1ヶ月は安静に」と言われていたけれど、
実際にはムリである。

「できれば寝ていてください」
コレもムリ、

「座るより立っていたほうがいい」
コレはok。

仕事は基本、立っている事が多いので苦にならない。

しかし昨日の仕事は
オンラインで3時間、座りっぱなしだった。


先週末で転倒後4週間になるが、

主治医に「寝返りはしてもいいですか?」
と訊くと、

「いいですよ」とのこと。

布団の足元のあたりを陣取っているM嬢のせいで、
脚を伸ばす事ができないため、
どうしても脚を曲げて寝ることが多い。

が、
昨夜は久々に足を伸ばして眠った。

会員登録しているビジネスホテルのベッドは広くて快適で熟睡できた。

とは言え、
荷物を持って駅の階段を往き来したのが祟ったのか、

今日は患部が少し痛む。



このところ、
ゴミ出しもM嬢の朝散歩も、夕方の散歩も
全て夫が担当してくれている。

もちろん感謝する気持ちはあるが、

もう1つの考え方として、

いずれ独りになる時のための予行演習をやってもらってるつもりだ。

私のような体質でそそっかしい性格だと、
いつどうなるかわからない。


先週末も夫は、
「冬の靴下は、どこにある?」

と訊いてくる。

2、3年前から衣替えは自分でするよう伝えてあるし、
自分で入れた場所だがらわかっているはずだが、
忘れているのが常だ。

帰宅してみると夫のチェストの上に買ってきたばかりの新しい靴下が何足か置かれていた。

こうやって、
余分なモノが増えていくのだ…

(-。-;



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雨の日曜は仕事

2023-10-16 09:11:00 | Diary
一昨日、長男から送られてきたのは
『彫刻の森』と一言添えられた画像だった。

ポーラ美術館にも行ったらしく、

『作品も多いし、彫刻の森美術館より静かで良い』とのこと。


ポーラ美術館には、
私の好きなドガやルノアール、モネもあるんだよなぁ…

行きたいなぁ。


美術館めぐりは私の趣味だった。

出張先で美術館を探してふらりと立ち寄るのが、楽しみでもあった。

もう長いこと、行っていない。

コロナ以降、出張が極端に減ったせいもあるが、
出不精に拍車がかかった。

遠方に仕事に行くのでさえ、以前は電車も飛行機も苦にならなかったが、
最近は、移動自体がストレスになってきている…

いつも、出かける前に
(無事に到着できるだろうか?)と考える。

いつから、こんな心配性になってしまったのか…


昨日は、電車だと片道3時間以上、
車だと高速で2時間弱の場所にある大手企業での出張セミナー、

天気予報どおり前夜からの雨で、
高速道路は速度制限が出ていたが、

日曜ということもあって夫に送迎を頼んだ。

私の仕事中は、出講先から車で20分ほどの場所にあるドッグランでM嬢を遊ばせる…

人工芝のドッグランだがHPでみると、かなり広い。

直接問合せると、雨が降っていても開園しているという。

M嬢は、
出かける時には何故かいつも以上に緊張していて、
何か使命感に燃えているような顔をしていた。




おかげで前後の移動へのストレスがなく仕事も予定通り終えた。

いつも思う事だが、
私の仕事は家族の協力なくしては成り立たない。

それは、人間であろうが犬であろうが負担をかけていることには変わりないからだ。

家族の理解とサポートに感謝しつつ、
帰路に着く。


美術館めぐりを再開する前に
勉強するつもりで、本を借りで読むことにした。














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ブギウギに出ている…

2023-10-14 18:11:00 | Diary
一昨日のこと、

『朝ドラにSさん、出ているね』
と関西時代からの友人からのLINE。

関西が舞台の朝ドラだから、
当然、地元の役者が多く出ているのは納得できるが、

あのヤブ医者?が、昔同じプロダクションにいたSさんだとは、ちっとも気が付かなかった。

昔は、もっとスリムだったと思ったが、
随分と貫禄も出て、
立派に一癖も二癖もありそうな役柄をこなしている…

見た目の印象は別人のように変わっているので、
直接会っても気づかないレベルだ。

こっちも年取ってイメージが変わってるからお互い様だが…。


聞けば、
関西ではTVにラジオに大活躍していて
超有名人らしい…

関東にいると、そんな情報はちっとも入ってこないのだ。

年に一度、プロダクションのパーティで会う事もあったが、
個人的にお茶を飲みながら話したことも何度かあった。

事務所の先輩で年齢も上だが、思考がユニークで面白い人だと思った。

演劇が本当に好きなんだろう…
私には芝居の事はよくわからないが、

あの大きな眼で唾を飛ばしながら熱く語るSさんの芝居愛はホンモノだと思った。

だからこそ、
浮き沈みの激しい業界で、こんなに永く続けられるのだろう…。


ちなみに、
Sさんとはその昔、CMで一緒に何度も仕事した経験のある夫に、

「朝ドラにSさんが出てるの気がついた?」

と訊いてみると、

「名前が出ていたのは知ってる」
とのこと。

何の役かは、わからなかったらしい。

「あのテキトーなヤブ医者の役」

と言うと、
「ふーん」とひとこと。

意外とドライな対応だった。

そういえば私は昔、Sさんから
「ドライだよね」
と言われた事があった。

無表情で何を考えているか分からない、とも言われた。

多分、
あの手の熱血漢の前では、つい引いてしまうので、そう見えたらしい。

今、会えばきっと昔話に花が咲くだろう…

昨夜は夫と、関西時代の思い出話しを久々にした。

過去のことを鮮明に覚えている夫と
すっかり忘れてしまっている私。

話を合わせるのが難しい…




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寒がりの犬なので

2023-10-14 08:37:00 | Diary
いここ数日で朝晩は一気に冷え込んできた。

昨晩のプラネタリウムの収録で
今年の番組制作は終わり、

早々と来年度の収録日程を打診された。

「お婆さんと怪物の声なら任せてください!」

と、答えておく。

10月中旬になると、来年度のスケジュールの予定を訊かれる事が増えてくる。

月初の邦楽コンサートでも来年の10月14日のスケジュールを打診されたっけ…

こんな風に仕事の打診をいただけるのは本当にありがたい。

ただ、病気や怪我で迷惑をかけてしまった過去の経験を振り返ると、

だんだん慎重に考えざるを得なくなってくる…

5年前の術後の定期検診の結果も悪くないし、
圧迫骨折のほうも全治3ヶ月ではあるが、
順調に回復してきているようだ。

問題は気分的なものである…


愛犬との散歩を日課にして気分転換できていたのに、
今は、それができない。

先だってドッグランから帰ってきた夫が、

柴犬ミックスのKくんのママから

『最近、奥さん見えないので皆んなで、Mちゃんママはどうしたのかしら?って言ってたんですよ』

と言われたらしい。

( プライベートな事は一切、話した事がないドッグランでもウワサになっていたんだな…)

私が散歩中にM嬢に引っ張られ、転んで骨折した事を話したらしく、

「Kくんママはなんて言ってた?」

と訊くと、

「笑ってた」

…のだそうだ。

まぁ、そんなもんだろう。

愛犬家にとって、
ワンコに引っ張られケガをするのは、日常茶飯事でもあり、許容範囲なのだ。

深刻に捉える方が、どうかしているのだ。

私も自分の体力の無さを嘆いたけれど、M嬢のせいだとは思わない。

けれど、
散歩に行けないのは、やっぱり悲しい…

気分が晴れないのだ。 
それに運動不足も気になる。

2日前に整形外科でレントゲンを撮った際、
スタッフの女性から

「脇腹の筋肉、スゴいですね!普通はブヨブヨしているところですけれど…」

と言われ、
ちょっと嬉しかった。

この筋肉のおかげで仕事ができるのだ。

筋肉が衰えないよう家の中で筋肉体操でも始めようか…。
コルセット生活だとムリかな。


朝散歩から帰ってきたM嬢が、いきなり布団に潜り込んできた…

もうすぐM嬢にとっては初めての山の冬がやってくる。
よく見ると、シーツに黒いゴミのようなモノが…

夫が散歩に行ってくれるのはいいけれど、

玄関でM嬢の身体のゴミを拭き取ってくれるような気遣いはないらしい…

(−_−;)









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