声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

2014-05-30 08:44:27 | 映画・ドラマ
「…夢には人間の心の中に眠っている、あるいは、かくしたり、おさえ込んだりしている いろいろな気持ちが
正直にあらわれます。
そして、夢はそれを驚く程 自由奔放な形で 見事に表現して見せてくれます。…」




黒澤彰監督の「夢」のレーザーディスクの解説に書かれているメッセージです。
共感を呼ぶ言葉ですね。


こういう作品は大画面で観てこそ、黒澤監督の描く「夢」の世界観を感じられるものだと思っています。

原発事故を予想していたかのような
「鬼哭」の荒廃した世界…、
そして、あのお雛様の並ぶ「桃畑」や安曇野でロケをされたとされる「水車のある村」などの美しいシーンは、
小さな画面では、なかなか伝わらないでしょう。

音楽も映画も、何でもかんでもたやすく手に入る時代…、

ホンモノの音や映像に価値を見出す感性だけは失いたくないものです。

ちなみに私の昨夜の夢は…

透明の四角い容器に入った、たくさんのジャガイモの中からシュークリームを探し出そうとしている夢でした…。(^_^;)

これは、黒澤彰監督のメッセージを引用すれば、いったい何を表しているのでしょうか…。



清水由美

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Backstreet

2014-05-29 00:39:45 | 音楽


言わずと知れたD・サンボーンのヒットアルバムです。

このアルバムは関西にいた頃、
サンボーンの来日公演の前によく聴いていました。

公演当日、オープニングでチューニングがズレていて、
最初のうちは観客のノリも悪かったのを記憶しています。

スタジオ録音のようには行かないのもLIVEの醍醐味ではありますが、
コンディションは如実に音に表れるものなのですね。


サンボーンを久しぶりに生で聴いたのは昨年9月、
ブルーノート東京でのボブ・ジェームズやスティーブ・ガッドとのセッションでしたが、

この時は、のっけから安定した伸びやかな音色で、
思わず ( さすがっ!) と身を乗り出して聴いたものでした。


実は、学生時代に副科でアルトサックスを習っていた事があります。

一番人間の声に近い管楽器で、
誰でも簡単に音が出るという話を信じて

友人からフランス製?の楽器を
格安で譲って貰ったのですが、

試験で吹いたアルルの女の「メヌエット」は、下手なクラリネット?のような音しか出せなくて…
理想が高かっただけに、ガッカリ。
(~_~;)


卒業時に結局あの楽器は後輩に譲りましたっけ。

金メッキのとっても綺麗な楽器でしたが…
今頃、どこの誰の手に渡っていることやら…。











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花のネーミング

2014-05-27 06:16:52 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス


昨朝、全国ネットのTVで敷島公園バラ園祭りを取り上げていました。

「バラの生産地として知られる前橋市で…」というアナウンサーのコメントに、

( あっ、そうなんだ…)

と改めてバラ生産が盛んな街であることを認識…(^^;;

写真は、その敷島公園バラ園で25日に撮した「マリリン・モンロー」という名前のバラです。

名前とイメージがピッタリかどうかは見る人の感性に委ねられていますが

まるっきりハズレというのはなさそうです。

群馬はバラに限らず花卉生産が盛んですが、

まもなく季節を迎える紫陽花のミセスクミコも人の名前ですね。

群馬県桐生市黒保根町 ( 取材時は黒保根村と言っていました。) にある

さかもと園芸さんの奥様、久美子さんの名前にちなんで開発者であるご主人が名付けたもの…。

県広報番組の取材で訪れた際に、
ご主人の坂本さんに

「ステキですね、奥様の名前を付けるなんて…」

と言いましたら、

「いやぁ、ほかに適当な名前が思いかばなかっただけですよ」

…ってな事を仰ってましたっけ。

上州の男性は照れ屋なんですね。

そのくせ
苦労をかけた奥さんには頭が上がらない…
経営は奥様に任せっきりだと仰っていました。

坂本さんご夫妻とは、その後もイベントやパーティーで何度かご一緒しまし
たが、

紫陽花「ミセスクミコ」というイメージにピッタリの
とってもチャーミングな奥様です。
(*^_^*)



清水由美

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蘇州夜曲

2014-05-26 06:49:56 | 旅の楽しみ

今、マスメディアを騒がせている方をはじめ、
多くのアーティストがカバーしているのは、やはり名曲だからでしょう。

歌詞はあの西條八十、服部良一さんの美しく流れるようなメロディが旅愁を誘います。



ずいぶん前ですが、上海から電車に乗って蘇州を訪れました。

観光客で賑わうあの有名な

♪鐘がなります 寒山寺 …

で鐘をつこうとすると、

ガイドさんから

「一回つくと10歳若返りマス」

と言われ、欲張って3回ついたら

「アナタ、生まれる前にモドッタネ」

と言われましたっけ…。(^^)




漢詩にも詠まれるほど良い音色ですが、さすがに鐘は売ってなかったので、

上海で楽器屋さんに寄ってドラを買って帰りました。


息子たちが小学生の頃は、このドラを鳴らして起こしていましたが、

その後、長いこと物置の中にしまったままにしていました。

バンドで使うこともあるかもしれないと久しぶりに出してみましたが、

銅の厚みの程々で直径50cm程度の小ぶりな割には、まさに悠久の音色…
とても良い音で鳴ってくれます。

さて…と、

どこで使おうかしら…。




清水由美


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私のお気に入り

2014-05-24 23:36:21 | 映画・ドラマ


オスカー・ハマースタイン二世…

物心ついた頃に聴いていたミュージカルナンバーばかりのLPレコードのライナーノーツに、
この人の名前が書かれていました。

( 長くて変な名前…二世ってなに? )

子供の私は、意味がわからず不思議に思っていましたが、

この疑問は、中学で英語や世界史を習うまでずいぶん長い間、持ち続けていた記憶があります。


作曲家のリチャード・ロジャースとのコンビでは、

サウンド・オブ・ミュージック
王様と私、南太平洋、オクラホマ!
など大ヒット作品を生み出していますね。

その中でも特に、サウンド・オブ・ミュージックは想い出深い曲です。

実は今から30年近く前、自分の披露宴でBGMに使いました。(^^;;

正確にいうとサウンド・オブ・ミュージック・メドレー…。

最後の「すべての山へ登れ」で
ピッタリ“高砂の席”に帰って来る予定が、大幅にズレてしまいまして

せっかく作り込んだビデオは途中で音声が切れて止まるし…、(~_~;)

オマケに予定時間をオーバーしたせい
で、

司会者が次の披露宴会場に行かなけれ
ばならないからと途中からいなくな
り、

いつの間にか、会場のマネージャーが
司会をしてた…(^_^;)

まるでドタバタ劇を見ているかのような、しっちゃかめっちゃかな披露宴で
した。

今では、笑って話せますけれど…。(^^;;


清水由美













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なでしこ実況で…

2014-05-23 06:50:28 | Diary
昨夜のなでしこジャパンの対中国との延長戦は素晴らしかったですね!

このままで行けばPKか…と
ほぼ諦めかけていたところでの宮間コーナーキック→岩清水ヘディングシュートでの決勝ゴール…

最初の一点目の宮間コーナーキック→澤ヘディングシュートは、澤選手の天才的なプレーに
「さすが‼」と唸らせるものがありましたが、

川澄選手のドリブルのうまさといい、

本当に最近の女子サッカーは男子に劣らぬ技術力を身につけた選手もいて、
スピード感も増してきた分、試合に緊迫感が生まれて来ているようです。

そこで、TV中継の際にお願いがあります。

もっと、中継を充実させていただけないでしょうか…。

解説者のコメントが稚拙で気になるのです。

例えば
「あの子はイイコだよねぇ」
「行け行け!」

前回の試合では
もう一人の女性解説者に

「あなたが怖いからでしょ?」

…って、スポーツ解説ですか?


個人的な主観中心の話ばかりでは
単なる世間話を聞いているようです。

夫は「酔っ払いのオッサンみたいだなぁ…」
と呆れていましたが…。

Mさん、女子サッカー甘く見てないですよね⁈



清水由美

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哀しい連絡網

2014-05-19 13:45:51 | Diary


昨日、高校の同窓会メンバーから届いた連絡網のメールは、J君の訃報でした。

こういう時、一瞬なんの事だか理解できない私です。

なぜ?という思いが自分には強いようです。

J君は、見た目も中身も体育会系で
背が高くて、飄々とした印象。

とぼけた表情で、いつもみんなを笑わせるクラスのムードメイカーでした。

彼の周りには常に仲間がいて、
ホームルームの時間などでも場を盛り上げる人気者でした。

飾り気のない人柄が、皆から好かれていました。

私は彼と1対1ではほとんど口をきいた記憶がないのですが、
なぜか彼の顔と声だけは、はっきり憶えているのです。

そのくらいJ君は目立つ存在だったという事です。

昨年、参加した同窓会でもJ君の事をネタにして、皆で思い出話に花を咲かせたばかりでした。

母校の同級生の集まりを都内で頻繁に開くようになって、
どんどんその輪が広がり、J君も来年、玉造温泉で開く同窓会には顔を見せてくれるだろう…と思っていました。

また、一人…高校時代に楽しい時を過ごした同級生が逝ってしまいました。

淋しいものですね…。



清水由美 

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慕情

2014-05-18 07:49:24 | 音楽


ジェニファー・ジョーンズの知的なチャイナドレス姿と、美しいテーマ音楽に酔いしれた映画です。

京都でラジオ番組に出演していた時に、番組のリスナーと行く香港ツアーの企画があって、

幸せな事に、映画のシーンで使われた「慕情の丘」に上る機会がありました。

香港の街が一望できるとてもステキな場所でした。

翌日の生放送のために一泊二日で番組パーソナリティーのT氏と一緒に帰る事になり、

ゆっくりと観光旅行というワケには行かず…でしたが、

街中観光で立ち寄った、薬膳酒の専門店の店頭に置かれた茶色の大きな甕の中を見せてもらった時、

黒っぽい液に薬草や高麗人参の根っこなどが浸かり、その間から鼻先を上に向けたスッポンがカーッと口を開け、苦しそうな表情で、こちらを睨みつけていました。

それは、まるで地獄絵のような光景でした。

「慕情」は映画音楽としても不朽の名作ですが、

同時に浮かぶのが、スッポンの断末魔の表情だなんて…

消し去ろうとしても消えない記憶なのです。

あぁ、なんてミスマッチ…。(~_~;)



清水由美

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バラ色の人生

2014-05-17 14:16:51 | 最近の話題


今年も出張から帰ったら咲き始めていました。

まだこれからがピークですが、
毎年のように出張前に咲き始め、あっという間に咲き終わる…

短い期間の楽しみです。

「バラ色の人生」はエディット・ピアフの唄うシャンソンですが、

幸福や希望に満ちている様子を指す言葉です。

でも、現実には滅多に使われない表現ですね。

他人の幸福を祝う際に

「バラ色の人生ですね!」

と言ったところで、それが褒め言葉でなく、
半分皮肉を込めて使っているかのように聞こえてしまうからでしょうか…。


今日、私がかつて関西のTV番組で
ご一緒した方のご主人に関する残念なニュースがありました。

誰もが羨む結婚でしたし、
私もつくづく
( 運の良い人っているのだなぁ…)
と思っていました。

頭も良くて、しっかり者の奥さんとして子育ても頑張っていると風の便りに聞いていました。

番組の反省会で、ディレクターから叱られた私を
「おい◯◯、一緒にご飯食べよう!」
と言って誘ってくれたのも彼女です。

その彼女に起こった事を考えると、平常心ではいられませんでした。

「バラ色の人生」は短くて、
そして儚い幸せを指す言葉…

今、それを改めて感じています。

どうか、彼女がこの辛い時期を
子供さんたちと無事に乗り越えられますように…。




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青い海公園・ねぶたミュージアム

2014-05-16 12:43:42 | 旅の楽しみ
予報では午後から雨…お天道様は私に味方してくれたようです。

町歩きをするほどの時間はないので、とりあえず青森駅周辺を早起きして散歩。



青い海公園は、少し風はあるもの朝の散歩にぴったり。

上はベイブリッジ、下がラブリッジ





木道を歩くと身も心も軽くなったようで、年甲斐もなく思わずスキップしたくなります。(^^)

左手には80年間青函連絡船として活躍した八甲田丸、中はミュージアムになっているようです。




目の前に広がるのは陸奥湾…

「青い海」というのは遊覧船の名前なのですね。



ベンチに座ったままのオジサンの後ろ姿が淋しそうでしたが、
カモメが慰めようと飛んできたところをパチリ…。



急に絵が描きたくなりました。



青森といえば、ねぶた…毎年8月の初旬に開かれる「ねぶた祭り」は、もう何度もTV等で観てはいますが、

ホンモノの祭りはもちろんのこと、ねぶた自体を間近に見たこともない私…。

近くの「ねぶたの家」にもはいってみることにしました。


時間がないので、とりあえず入り口だけで…と思ったのですが、



どこからともなく聞こえて来る勇壮な太鼓の音色に心がワァ~ッと歓声をあげてしまったのです。

そして、気づいた時には入場チケットを買っていました。

入り口から通路の天井に飾られた提灯と祭りのSEに誘われ、なんだか子供の頃の、お祭りの朝を思い出しワクワクしてきます。



中に展示されている、ねぶたは昨年、役目を終えたものだそうですが、その本物の大きさと美しさ、

そこから醸し出される気迫に圧倒され、思わず涙が出てしまいました。

恐らく、ねぶた職人さんや人々の祭りへの情熱が、ねぶたに宿っているからでしょう…。








一画には来週開かれるイベントで出展される製作中のねぶたが…。



ねぶたには“出陣”という言葉を使うのですね!

短時間の見学でしたが、たくさんのパワーをもらいました。

出口で横笛を吹いていた係りの女性に頼んで記念撮影。


ねぶたさん、ありがとうございました!


清水由美

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