声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

早朝のローカル線

2024-06-27 07:07:00 | Diary
都内出張のため、早朝のローカル線に乗った。

新幹線に乗り換える前の15分程度の僅かな時間だったが楽しめた。

何が楽しいって…人間ウォッチには最適な時間なのだ。

最近は、ほとんどの乗客がスマホを見つめているので、遠慮なく観察できる…

とはいえジロジロ見るのは気が引けるので
スマホを見るふりをして、チラ見する…

斜め向かいの席でグレーのスカートに白いブラウスの女子高校生が寝ている…

脚を無造作に開いているが、丁度いい具合に長めのスカートが両脚の間に被さっていて、膝から上を覆っている…

顔は小さく、色白だが少しニキビの痕が見える…
目鼻立ちも、こぢんまりとしていて大きな特徴はないが、

この子はメイクをすると化けるタイプの顔だなぁ…と。

それにしても、
(なんと無防備なんだろう…)

寝姿に性格が現れるとは思えないが、ブラウスの襟の辺りのヨレが気になるし、
やや半開きの口元もだらしない印象だ。

口は仕方ないが、せめて脚だけでも閉じてくれないかなぁ…と、思ってしまう。

私の隣の女子高生は、先ほどから何かのプリントを真剣に読み込んでいる…

多分、T大学付属高校の生徒だろう。

長男が受験して落っこちた学校だ。

唯一芸術コースのある公立だったが、
受験生は女子ばかりで、その雰囲気に圧倒されてしまったらしい。

もし長男がこの学校に受かっていたら、どうなっていただろうか?

多分ついていけなかっただろう…

隣の女子高生は、メガネをかけ1秒を惜しむかのように勉強をしている…

終点の1つ手前で降りて行く後ろ姿を見ると、思いの外、背が高い。
170cm近くはあるようだ。

今日は中間試験でもあるのだろうか?

いいなぁ…

彼女たちには、まだまだ学べる時間がたくさん残っているのだ。

羨ましいなぁ…。


それにしても、車内の大人はみんな疲れた顔をしている、

私もきっと、その中の1人に違いない。

今日は木曜日だもの。






















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夏至の雨

2024-06-21 13:58:00 | Diary
スマホのWi-Fiが繋がりづらい。

一度繋がっても、すぐに切れる…


あれこれ調べればみると、どうやらルーターに原因があるらしい。

古くなってくると不具合も多くなる…

このところ、FAXコピー機も調子が悪く、
PCからの信号を読み込めずエラーが出る頻度が増えた。

こちらはリース契約だったが、不具合が出るのは、これで何度目だろう…

その旨を伝えると窓口担当者から

「古い機種なので…」
と煮え切らない答え。

「では、どうすればいいですか?」
と訊くと、

【機器代は、既に払い終わっているため処分して貰って構わない】

との事。

50kgもある旧式の複合機だが、

「通常の大型ゴミに出せるはずです」という…

「引き取って貰えると聞きましたが」
と伝えると

「引取り料が2万2千円かかります」
と電話口の担当者は答えた。

元をただせば、この複合機は以前リースしていた機器に不具合が出たため、

その代わりにと、別の担当者が持ってきたものだ。

代わりの機器もリースアップの機器だったらしく、案の定、不具合が続き、
その度に仕事を中断して電話をしたものだ。

以前は電話をかけると、音声案内が雑音だらけで聞き取りづらいほど酷いレベルだったが、

ここ数年は会社の業績が伸びて、ついに東証1部上場を成し遂げたようで、
そのせいか電話の音声案内の音質も向上している。

もう以前のようなローカル企業ではないのだろう。

その証拠に、サービス体系も変わったらしい。

不具合があって、こちらから電話しても以前のように営業担当者が来てくれることはなくなった…

「以前来てくれたSさんは、不要ならいつでも引き取りに来ますって言ってましたよ」

と言うと、

「Sは辞めましたので」

との事。

その一言で決めた。


15年以上付き合ったが、
この辺で、この会社との付き合いを終了する事にした。

ビジネスフォン3回線とプロバイダー契約も変えよう。

で、
約50kgもあるFAXコピー機だが…

コレの処分代が2万2千円?

ジョーダンじゃない!!

こう言う時、私は俄然ケチになる。


帰宅した夫に事情を打ち明けると、

「昔は田舎の小さい会社だったんだよ…頼みこまれて契約したんだけどなぁ」

このリース契約は、

夫がオフィス機器の出入り業者に泣きつかれて契約したものらしいが、

その担当者も偉くなって、どこに行ったのか、何年も前から姿を見せない…


「仕方ないなぁ」と言いながらも、

リサイクルセンターには私が1人で行く事にして、
重くて古い機器をフーフー言いながら2人で車に運び込んだ。

自宅から約15分のリサイクルセンターに持ち込むと、
待ってました…とばかりに係のオジサンたちが親切に運んでくれた。


この機器の不具合で、これまでどれだけの時間をロスした事だろう。

こんな事なら、
もっと早く処分すればよかったのだ。

FAXコピー機がなくなった部屋を見回すと
どれほど大きな機器だったかがよくわかる…

仕事関係からの連絡もケータイだけで足りている…

固定電話は1回線にして、
複合機も次はコンパクトなタイプにしよう。

いろいろ、見直す時期にきているのだ。


雨がやまない…
どうやら梅雨入りしたらしい。




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桜桃忌2024

2024-06-19 16:06:00 | Diary
人生の幕引きの仕方には決して共感できないけれど…

魅力的な人だったに違いない。


今日で生誕115年らしい…

亡くなったのが、39歳の誕生日直前だから
かれこれ、死後76年?


この作家の『死』の記事は、新聞にもデカデカと載ったらしいが、

私が知っているのは、その死の数日前だったか…大宮の知人宅を訪ねた際、

電柱の影で静かに佇んでいる作家を目撃したという人の話だ。

確かあれは、
今から十数年前に隣県のボランティアガイドさんから聞いた話だ…

薄暗い電灯の下で、何か思いに耽っているようだった…と。

その時の情景は、私にとって想像でしかないのに、
なぜかとてもリアルなものとして脳裏に焼き付いた。


久々に『桜桃』を読んでみた…
15分程度もあれば読める短編だ。

著作権は切れているが、やはり朗読するには抵抗がある…

放送禁止用語や差別用語も出てくるし、
人前で読むには引いてしまうような表現もある…


中学時代に読み始めた時は、
よく理解できずにいたが、この歳になって読むと非常に味わい深い…

さてと…

私の【涙の谷】は…

どの辺りだったかな?









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ニュースにならない動物ネタ

2024-06-17 07:06:00 | 報道 ニュース ワイドショー

《犬が逃走した》

とのニュース記事、

その2、3日後
《無事確保、怪我人なし》
と、またニュース…

ホッとすると同時に、強い違和感…

なんだろう?


夫曰く
「昔は犬が人間を噛んだってニュースにはならなかったんだよ」

それが今は、通常のニュース記事で扱われる…

情報社会だから、身近なトラブルやアクシデントが即座にニュースになるのは仕方ないにしても…

ちょっと大げさ過ぎないかな?

いやいや、犬は凶暴な動物だし、
いつ人を噛むかも知れないから早めに情報を伝えておこう…という事なのかもしれないけど、

ほぼ扱われるのは大型犬のみである。

小型犬が逃げたって、ニュース記事にはならない。


中型犬の柴犬やコーギーだって、たまに「行方不明」の張り紙をみるけれどニュースとしては扱われない。

犬種によっても区別されるらしい…


リトリバーが逃げたらどうか?

数日前、普段はおとなしいと言われているボルゾイが人を噛んだ事がニュースになっていたが、

飼い主の70代女性がリードを離した隙に別の女性を襲ったらしい…

『もともとは狩猟犬だから…』と飼い主の70代女性が言っていたとあったが、

強烈な違和感を持ったのは、

まるで開き直っているかのような飼い主のコメント…

もし、
私なら、そんな事を言うかな?

「私がリードを離してしまったばかりに、怪我をされた方には、本当に申し訳ないです」

と、ただただ詫びるのみだ。

狩猟犬だから…は言い訳にはならない。

高齢者が大型犬を飼うのは相応の覚悟がいる…
制御できないのなら、飼うべきではないのだ。

我が家も同様だ。

M嬢の場合、非常に人懐っこい性格ではあるが

他の動物に対しては、敵意を剥き出しにする。

2日前、夕方の散歩帰りの車の中から、
近くの空き地まで来ていたらしいイノシシのファミリーを見つけて大騒ぎ…

成獣2頭とウリ坊3匹が、生い茂った雑草に中を飛び跳ねながら逃げて行くのを、

リアウィンドから飛び出さんばかりの勢いで吠えまくっていた。

リアシートのリードで固定されていたから飛び出さずに済んだが、
もしリードをつけ忘れていたら…と思うとゾッとする。

自分の愛犬を守るには、それなりの対策が必要だ。

イノシシを捕まえて駆除するのがベストだとは思わない我が家では、

試しに忌避剤を試す事にした。

さてと…効果のほどは?















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不思議なリサイタル

2024-06-09 10:21:00 | 音楽
かつて経験したことのない不思議な演奏会だった…

夢の話ではなく現実の話。

先月末に、某外国人ピアニストのリサイタルに出かける機会を得た。

夫が友人からチケットを貰って、
都合のつかない夫の代わりに私が行く事にしたのだが、
思いのほか混んでいて隣町の文化ホールの駐車場に入るだけで30分以上かかった。

ロビーで待ち合わせた友人に挨拶もそこそこに着席すると、
クラシックのリサイタルとは思えないほど観客同士が賑やかにお喋りをしている…

ほぼ全員が顔見知りで、
そこに私を含め数名の部外者がいる?…そんな構図だ。
まぁ、M音が主催するコンサートだからというのもあるだろう。

それはさておき、
(純粋にピアノの演奏を聴いて楽しみたい)
と思ってきている私のような聴衆も何人かはいるはずだ…

アーティスト名は初めて聞いた人だが、
(知る人ぞ知る?という人なのかもしれない)
そんな期待をしつつ開演を待っていると
予鈴も本鈴もなく、
いきなり下手から、やや猫背の小柄な初老男性が出てきて軽くお辞儀し、ピアノの前に座り、間をおかずに弾き始めた。

演奏が始まっても会場のざわつきはおさまらない。

演奏が始まって5分以上経っているのにぞろぞろと席を探して入ってくる人がいる…
そんな落ち着かない雰囲気の中で1曲目が終わった。

会場の音響も決して良いとは言えない。

ピアノの音がステージの天井に吸い込まれているようで、遠くから響いているようだ。

バッハのイタリア協奏曲は楽しみにしていたプログラムだったが、
最悪だったのは第二楽章の途中、
通路を隔てた左斜め前の席の辺りからアップテンポの着信音が鳴り始めた。

驚いた事に、着信音の女性は一瞬自分のバッグを見ただけで音を止めない…

何度も鳴って周り中から白い目で見られているのに、鳴り終わるまで素知らぬフリをしていた。

おかげでイタリア協奏曲第一楽章と第三楽章は、素晴らしい演奏だったが、
第二楽章の1番静かな部分でケータイが鳴ったため、全てがぶち壊しになった…

第一部のプログラムの途中で、もう1つ気になる事があった。

左側前列席の7、8列目、通路側に座っている女性がずっとスマホで撮影している…

足を組んで、その組んだ脚にバッグ?を乗せて、右手でしっかりスマホを固定しピアニストの出入りから演奏までの全てを撮っているのだ。

(堂々としているし、関係者?奥さまかな?)
とも思ったが、

常識的に考えて、
(あの場所での撮影は、ありえないだろう)

演奏中の薄暗い会場で、そこだけがポッと明るくなっているのが気になって仕方がない…

私だけではない。
第一部の終了後に後ろの男性が係員を呼んで
「撮影禁止なのに非常識じゃないか!」
とクレームをつけた。

すぐに係員が、
「実はピアニストの奥様でして」

と事情を説明したが、
私はますます不思議に思った。

(一流アーティストの身内が客席でスマホ撮影するのを主催者が許可した?あんな目立つ場所で?)

アーティストご本人は黙々とピアノに向き合い、どの曲も安心して聴ける誠実な演奏だったのに残念だ。

第一部が終わった休憩時間に
後ろの席の男性客が

「モーツアルトもシューベルトも同じにしか聞こえねぇよ!なんか機械が弾いてるみたいだなぁ…帰るわ〜」

と仲間らしき人達に言って席を立った。

(機械かぁ…)

ミスタッチがほとんどなく、リズムも崩さず…強烈な個性が感じられない。

それを「機械」という言葉で表現した男性客の言葉は、ある意味、間違ってはいないのかもしれない…

音楽に興味のない人の耳で聞くとそんなものなのかもしれない。

この演奏会に欠けていたのは
主催側、聴衆側双方のマナーに対する意識の低さだ。

常識やマナーを守ってこそ、
良い演奏会だった…と言えるのではなかろうか。

改めて、そう感じた演奏会だった。










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会話相手はAIと愛犬

2024-06-07 07:19:00 | Diary
いここ数日、
blogを書く時間がなかった。

仕事で使う動画を作るために時間を費やし、
一日中、AIと格闘していた。

正確に言うと
Microsoftのcopilotにあれこれとプロンプトを与えて動画の元となる原画を作っていた。

コレがなかなか難しく
いかんせんAIの事だから、言うことをきかない…

やたら複雑な写真かと見紛うようなモノを出してきたり、

どこかで見たことがあるような絵を出してくる…

そもそもAIが描く絵は、ネット上にある既存の画像データを組み合わせたものでしかない…

「そこじゃないよ」

「違うでしょ!」

などと言っても

『これ以上は、お手伝いできませんので次にいきましょう』

などと言い始める始末。

私の月数千円のサブスク契約では、AIができる範囲には限界があるらしい…

「あぁ、もういいよ!」
とグチをこぼしては、

やっぱり、ここからは自分で描こう…となる。

しかし、コレが実のところ重要な部分で

そもそもAI画像には、
著作権は存在しないらしいが、

たまに、既存の画像と酷似しているものが出てくる。

万が一、誰かのパクリだと思われると仕事はやりづらくなる。

それを防ぐには自分で描き加えたり、修正したりする作業が必要になるのだ。

時間があれば全て手描きで作れば良いのだが、
それをやっていると倍の時間がかかる。

一応、小学生の頃の夢は漫画家で、高校1年までは美術部だったから絵を描くのは好きだが、

最近はめっきり目が疲れやすくなり、そのせいか根気も続かなくなった…

昔は寝食忘れて一日中絵を描いていた事もあったのに、
年取ると、そうはいかないのだ。


動画に入れる音源も著作権をクリアするために、あれこれ工夫をする。

特にメロディには要注意だ。

以前、自分でシンセサイザー音源を使って作曲した音源を動画につけてYouTubeにUPした際、「著作権」の表示が出たことがあった…

そこには
『この曲をYouTubeで使う事を、著作者が許可している』と詳細に記されていた。

完全オリジナルなのに、なぜだろう…と思って、
その著作権者の作曲者のYouTubeに飛ぶと

出だしのメロディとコード進行が全く同じだった。
(−_−;)

コード進行に関しては、類似のものがあるのは当然だが、
メロディに関しては、あり得ないと思っていたのに…偶然とはいえショックだった。

ちなみにYouTubeには、著作権侵害をチェックする機能があるので、

わざわざJASRACのWebサイトで調べるよりも早い。

自分で「歌ってみた」程度なら大きな問題にはならないが、

ビジネスで使う動画となると別問題で
著作権には細心の注意を払う必要がある。


あれこれ調べていると、
【ビジネス著作権検定】というものもあるらしい。

試しに上級の過去問題を解いてみたら、
半分以上は正解できた。

クリエイティブな作業に著作権法は無視できない…

もっと勉強しよう。
























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