声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

男はつらいよ

2016-10-01 18:38:22 | 映画・ドラマ
シリーズ映画と言えば、邦画では「寅さん」
を挙げる方も多いと思います。

先だって、偶然、つけたチャンネルでやっていた「寅さん…」に

若かりし頃の松坂慶子さんが出ていました。

当時、売り出し中の女優さんがマドンナを演るのが定番になっていた「寅さん」シリーズの中でも、

美人女優の代名詞のような松坂慶子さんが出演していて

当時、大変話題になったことを思い出しながら観ていましたが、


その映像より何より

出演者たちの言葉に惹きつけられました。


山田洋次監督の“寅さんシリーズ”が
なぜ、いまだに人気があるのか…

もちろん演出や脚本の力もあるからでしょうが、

「言葉の温かさ」という視点からみると
他に類を見ない映画だと思います。


例えば、

寅さんがお座敷に向かう芸者さんたちから道を聞かれ、

親切に道を教えてあげた後、

芸者さんたちから御礼を言われ、別れ際に発した言葉、

「お気張りなさいね!」

も、そうです。


「寅さん」を観ていると、

日本語には、こんなに温かい言葉があったんだ…と気付かされます。

寅さんの誠実なキャラクターにも惹かれます。

多分、もう渥美清さんのような素晴らしい俳優さんは現れませんね。

「寅さん」は唯一無二の存在だったと、改めて感じた

「男はつらいよ、浪速の恋の寅次郎」

でした。


しみずゆみ


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