遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 

劇団昴のHPをひらいて 演出家・松本永実子さんが 亡くなっていたことを知りました。

2022年4月 乳がんのリンパ節への転移 からだそうです。

永実子さんと出逢ったのは 金沢でひらかれた 劇団昴主催の RADA(英国演劇アカデミー)

の金沢・芸術村におけるワークショップでした。

永実子さんは 劇団昴の演出家であり 演技指導の講師でもあったのです。

金沢に向かう新幹線の車内で わたしは中二階から振り落とされ 身体を強打し

永実子さんに お世話になりました。

そのワークショップは RADAの校長であったニックさん イランさんの指導で 目の覚める

ような体験をしました。

心 身体 感覚の 一体化 .... 1週間の講義の なんとスリリングであったことか......

日々 芸術村の講堂の天井が高くなってゆくのです..... 自分の内奥が ひろがり

原初の感覚を取り戻すにつれて..... 人間はこのような存在なのか ちいさな個が 

宇宙ともつながる 緑の葉の葉脈をながれる 水 ちいさなカエルのちいさな指が感じている地面

ジャングルの豹の息遣い あらゆるものに つながっている....

圧巻は 即興劇でした。 ジャングルを流れる大河を三人でわたる そこにたしかに

濁流は流れていました.... わたり切ったわたしたちを 他の仲間たちの拍手が迎えて

くれました。

 

ワークショップのあとも 池袋の大明館みらいで 永実子さんの指導を受けました。

永実子さんは アメリカに長いこと滞在されていて ウィットに富んだ けれども

手厳しい指導は わたしたちを震え上がらせました。

「〇 〇 さん あなたは いつもそうなのよ  ...と思う .....と思います

そnおことばが 今の

あなた自身を あらわしている。」

わたしは 打ちのめされましたが 今は 「あなたの語りは ..... 情景が見えないね

余分な説明のことばが多すぎる」 

と 断定し 教えているひとを 震え上がらせています。

 

2023年には やはり 演出家の山下晃彦さんが 部屋で倒れ 亡くなられました。

山下さんは62歳 永実子さんは66歳 若すぎる死でした。

わたしが 今 語り部として立っているのは 多くの師の おかげです。

その果を すこしでも 世を明るくするために 清らかにするために ..... 実に

していけますように......

 



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