一日一言
黄泉(こうせん)の客
中国では大地を黄土と表現するところから、
その地下に湧く泉を黄泉と呼び、死者の行く
所とみなした。その黄泉の客という意味から
死者となる事をのたとえに用いる。
★昨日の新聞では、あの国会の暴れん坊と
異名をとった浜幸氏が黄泉の客となったこと
を報じていた。
類語:①黄泉の旅人 ②不帰の客
6月から咲いている花「凌霄花 (のうぜんかずら)」
開花時期は、 6/25頃~ 9/15頃。
・中国原産。古くから薬として使われていた。
日本には平安時代の9世紀頃に渡来。
・オレンジ色の派手な花。
・つるでどんどん伸びていく。
いろいろからみつく。
・とても寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島
から持ち帰ったといわれるものが
金沢市にまだ健在らしい。
(樹齢400年以上・・・)
・古名の「のせう」が変化して「のうぜん」に
なったとも、「凌霄」の音読みの
”りょうしょう”が変じて「のしょう」に
なったともいわれる。
「凌霄花」は漢名からで、
「凌」は”しのぐ”、
「霄」は”そら”の意味で、
つるが木にまといつき天空を凌ぐほど
高く登るところからこの名がついた。
・茎、花が甘いらしく、
よく蟻(あり)がうろうろしている。
・江戸時代の貝原益軒さんが
「花上の露目に入れば目暗くなる」と記述し
いかにも有毒の花、というイメージが
ついているが、実際には毒はない。
・「凌霄花に 秋の通ふか 風見ゆる」 恒丸
(季節の花300より)