一日一言
広大無辺
広く大きく宇宙のように果てしがなく、
とてつもなく広大な様子を指して言う
場合に用いる。
★地球上にはゴビ砂漠やサハラ捌くの
ように広大無辺な不毛の土地がある。
歳時記
立秋
初めて秋の気配が現われて来る頃。
毎年8月7~8日頃。
天文学的には、太陽が黄経135度の点を通過する瞬間。
上では秋になるが、実際には残暑が厳しく、一年で最も
暑い時期である。この日から「暑中見舞い」ではなく
「残暑見舞い」を出すことになる。
高校野球が始まる時期でもある。
木の間よりもりくる月の影見れば心づくしの秋は來にけり よみ人しらず(『古今和歌集』)
6月から咲いている花「木槿(むくげ)」
開花時期は、 6/25頃~10/15頃。
・中国原産。平安時代に渡来。
・中国名を「木槿(ムージン)」と呼ぶ。
漢字はこの字があてられている。
漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が
変化して「むくげ」となったとも、
韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または
「ムキュウゲ」が変化して「むくげ」となった、
ともいわれる。
・朝方3時頃に開花した花は夕方にはしぼんで
しまう「一日花」で、
「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」
(人の世ははかない、の意)に例えられているが、
次々に別の花が咲くため長く咲くように見える。
韓国では「無窮花(ムグンファ)」といい、
国の繁栄を意味する花として国花になっている。
・強い木で、枝を切って地面に刺しておくと
いつの間にか根づくらしい。
・8月28日の誕生花(木槿)
・花言葉は「信念」(木槿)
・「道のべの 木槿は馬に 食はれけり」
松尾芭蕉(野ざらし紀行)
「それがしも 其(そ)の日暮らしぞ
花木槿」 小林一茶
(季節の花300より)