一日一言
後凋(こうちょう)の節
冬になると一般の草木は枯れてしまうが、
松や柏の木は青々としていて、ずっと遅
れて凋(しぼ)む所から、風雪の苦難に耐
えて自分の節操を堅持することのたとえに
用いる。
★幕末の志士吉田松陰は、処刑されるまで
後凋の節を貫き通した人である。
類語:①後凋の心 ②歳寒の松柏(しょうはく)
6月から咲いている花「白粉花(おしろいばな)」
開花時期は、 6/25頃~10/ 末頃。
・メキシコ原産。江戸時代に渡来。
(ペルー原産、との説もある)
・ラッパ型の花。町中に野生化している。
・熟した黒く固い種をつぶすと白粉(おしろい)の
ような”白い粉”が出てくる。
名前の由来はそこから。
名づけ親は江戸時代の博物学者、貝原益軒。
黒いタネ(実)は、お寺の鐘の形です。
白い粉は蕎麦(そば)の実の粉に似ている。
・夕方頃に活動する昆虫に対しては、
花の多彩な色で引きつけ、
夜に活動する昆虫には、その香りで引きつける。
・色は赤、白、黄。英語では、1本の草から
異なる花の色が咲くことから
「marvel of Peru(ペルーの驚異)」
といわれる。
・少しだけ香る。
・別名 「夕化粧」(ゆうげしょう)。
名のとおり、夕方から咲く。
午後4時ごろから開花することが多いようだ。
ちなみに午後3時ごろから咲くのは
→ 爆蘭(はぜらん)。
・9月20日の誕生花(白粉花)
・花言葉は「不思議な、慎重」(白粉花)
・「うなだれて 雨後のしずくの 白粉花」(私)
(季節の花300より)