季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「紫陽花(あじさい)」

2017-07-07 04:11:14 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「二人のサマリア人③」


「善いサマリア人のたとえ」として知られているのは、キリストが

律法学者から「私の隣人とは誰ですか」と尋ねられた時に与えた

たとえである。一人の大怪我をして倒れているユダヤ人を、祭司と

レビ人は見て見ぬふりをして通り過ぎて行った。ところが一人のサマ

リア人は、これを見捨てておかず介抱した。彼こそは、傷ついた人の

隣人になったのだという話である。


歳時記

七夕


旧暦の7月7日の夜に行われる行事。星祭りとも呼ばれる、

五節句の1つです。

中国に古くから伝わる、牽牛星(けんぎゅうせい・

わし座のアルタイル)、織女星(しょくじょせい・

こと座のベガ)の伝説に基づいた星祭りの説話と日本古来の

農耕儀礼や祖霊信仰と結びついたと言われています。

※月遅れの8月7日に行う地方もあります。

現在は7日の夜の行事になっていますが、本来は6日の夜に、

短冊をつけた笹竹を軒下に飾り、7日の朝に川に流します。

※環境に配慮し、海や川に流すのはやめ、それぞれの地域の

規則に従いましょう。お焚き上げをしてくださる神社もあり

ますので、ご近所の神社に尋ねてみてください。

願い事を短冊を書いて笹竹に吊るす風習がありますが、これは、

竹竿に糸をかけて裁縫や習字の上達を星に祈るとかなえられる

という、中国の乞巧奠(きつこうでん)の習わしからきている

ようです。

平安貴族たちが、これをまねて、梶の葉に歌を書いたのが始まり

です。

江戸幕府は七夕を五節句とし、幕府の式日と定めました。

大奥では、瓜・桃・菓子などを白木の台に盛り、その四隅に笹竹を

立て、詩歌を書いた短冊や色紙を結びつけました。

それが一般の人々の風習として広まり、文筆や針仕事の上達を願い

を書くようになったようです。

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6月より咲いている花「紫陽花(あじさい)」

開花時期は、 6/ 1 ~ 7/15頃。
 ちょうど梅雨時期と重なる。
 紫陽花は日当たりが苦手らしい。

・名前は、「あづさい」が
 変化したものらしい。
 「あづ」は「あつ」(集)、
 「さい」は
 「さあい」(真藍)で、
 青い花が集まって咲くさまを
 表した。
 「集真藍」
 「味狭藍」
 「安治佐為」 いろいろある♪

・日本原産。
・本来の「紫陽花」とは、
 唐の詩人の
 白居易さんが命名した、
 別の紫の花のことで、
 平安時代の学者、
 源順(みなもとのしたごう)が
 今のあじさいに
 この漢字をあてたため
 誤用がひろまったらしい。
 (でも、いい雰囲気の漢字)
・中国では「八仙花」または
 「綉球花」と呼ぶ。 


・色がついているのは
 「萼(がく)」で
 花はその中の
 小さな点のような部分。
 しかしやはり萼(がく)が
 目立つ。
・「萼(がく)紫陽花」の
 ”萼”は
 ”額”と表記することもある。


・花色は、
 紫、ピンク、青、白など
 いろいろあり。
 花の色は、
 土が酸性かアルカリ性かに
 よっても変わるらしい。
   酸性土壌
     → 青色っぽくなる
   アルカリ性土壌
     → 赤色っぽくなる

 また、花の色は、
 土によるのではなく遺伝的に
 決まっている、という説もあり、
 また、    
 定点観測していると、
   青 → 紫 → ピンク
 とゆるやかに変化していく
 ものもあるので、
 決定的な法則は
 ないのではないか、と思います。


・江戸時代に
 オランダ商館の医師として
 日本に滞在したシーボルトは
 この花に魅せられ、
 愛人の「お滝さん」の
 名前にちなんで
 学名の一部に
 「オタクサ」otaksa の名前を
 入れたとのこと。
 (でも実際には、
  それより前に既に学名が
  つけられていたため、
  シーボルトがつけた
  「お滝さん」の学名は、
  採用されなかったらしい)


・6月2日、7月1日の
  誕生花(紫陽花)
 7月13日誕生花
 (萼紫陽花(がくあじさい))

・花言葉は
 「辛抱強い愛情、元気な女性」
        (紫陽花)
 「謙虚」
 (萼紫陽花(がくあじさい))


・「安治佐為(あぢさゐ)の
  八重咲くごとく
  弥(や)つ代にを
  いませ我が背子(せこ)
  見つつ偲ばむ」
   万葉集
   橘諸兄
   (たちばなのもろえ)

 「紫陽花や
  折られて花の 定まらぬ」
   藤原保吉
   (ふじわらやすよし)

 「紫陽花や
  藪(やぶ)を小庭の 別座敷」
   松尾芭蕉

 「紫陽花の
  末一色(すえひといろ)と
  なりにけり」
   小林一茶

 「紫陽花や
  はなだにかはる
  きのふけふ」
   正岡子規(まさおかしき)


・東京周辺の見どころ

 <鎌倉の
  明月院(めいげついん)>
   別名「あじさい寺」
   として有名。
   シーズン中は
   境内の通路は行列となる。
   青い紫陽花が多い。
   花見頃6月上旬~6月下旬。
   鎌倉市山ノ内。
   最寄駅
    JR横須賀線北鎌倉駅

 <白山(はくさん)神社>
   ”歯”の神様として
   知られる。
   花見頃6月中旬~6月下旬。
   文京区白山。
   最寄駅
    地下鉄三田線白山駅

 <飛鳥山(あすかやま)公園>
   桜の名所でもある。
   JRの線路沿いの道に
   紫陽花がいっぱい。
   花見頃6月上旬~6月下旬。
   北区王子本町。
   最寄駅
    JR京浜東北線王子駅


(季節の花300より)





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