季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「桔梗 (ききょう)」

2017-07-23 04:36:51 | 暮らし
忘れかけていた大事なこと(渡辺和子著より)

「真珠を携えた旅④」

三人がその時献上した品々の中、黄金は王であるキリストを、

乳香(にゅうこう)は神の子であるキリストを、そして没薬

(もつやく)は、その苦しささえゆえに十字架上で苦しむ人

としてのキリストを象徴したものであったと言われています。

歳時記

大暑

7月23日。および立秋までの期間。

太陽黄径120度小暑から数えて15日目頃。

「だいしょ」ともいいます。

梅雨明けの時季で、夏の土用もこの頃。

いよいよ本格的な夏の到来です。

大暑って文字を見ているだけで汗が噴出してきそうな名前ですね。

最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後になります。

動物園の白くまたちへの氷のプレゼントや打ち水などのイベントは、

この大暑の日に合わせていることが多いようです。

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6月より咲いている花「桔梗 (ききょう)」

開花時期は、 6/10 ~ 8/10頃。
・秋の七草のひとつ。
・漢名の「桔梗」を
 音読みしたら「ききょう」。

・開花直前の
 丸くふくらんだ状態がおもしろい。
 これは、開花前には花びらが
 互いのふちで  
 くっついたまま膨れていくために、
 つぼみのときは
 風船のようにふっくらして見える、
 ということらしい。
 プチュッとつまむと
 水がはじけ出る。
 (花がかわいそうなので
  やめましょう♪)

・漢方では太い根を干して
 せきやのどの薬にする。
 また、この薬用成分の
 サポニンというものは
 昆虫にとっては有毒なため、
 昆虫からの食害から
 自らを守っている。
 (キキョウサポニンと呼ばれる)

・昔から武士に好まれたようで、
 家紋に取り入れられたり、
 江戸城には「ききょうの間」や
 「桔梗門」の名前がある。


・万葉集に出てくる「あさがお」は、
 この桔梗の
 ことだろうといわれている。

・平安時代の辞書には
 「阿利乃比布岐(ありのひふき)」
 として載る
 → 「蟻(アリ)の火吹き」
  蟻が桔梗の花びらをかむと、
  蟻の口から
  蟻酸(ぎさん)というのが出て、
  桔梗の花の色素アントシアン
  というのを変色させるために、
  紫の花の色が赤く変わる。
  (蟻が火を吹いたように見える)


・「桔梗」は「きちこう」とも読む。

・8月12日、9月2日の
 誕生花(桔梗)
・花言葉は「清楚、気品」(桔梗)


・「桔梗の花
  咲く時ぽんと 言ひそうな」
   加賀千代女 

 「朝顔は
  朝露負(お)ひて
  咲くといへど
  夕影にこそ 咲きまさりけれ」
   (朝顔=桔梗)
   万葉集 作者不詳


(季節の花300より)






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