人生日訓(452)
「太陽は昼に輝き月は夜に照る」
「太陽は昼に輝き、月は夜に照る。武士は武具いかめしく輝き、祭りの司は心
しずかにに光る。されど、さとれる者は、昼に夜に、ちからもって輝き渡るな
り」これが全文である。釈迦は素晴らしい詩人である。釈迦以前から言い伝わ
った語句も入り込んでいるかも知れぬ。とにかく素晴らしい。大きいスケール
の詩である。太陽は昼を司っているのに対して夜の方は月が手分けして司って
いる。皆の分業である。武士は軍備を整えて国防の第一線につくかと思うと、
婆羅門(ばらもん)という祭司は宗教上のことを司っている、というのであ
る。各自が銘々に自分のポストをしっかり守っている。他人をうらやみ、他人
のポストに目を逃がすことはない。がっちりと自分を守る、そこに人生の正し
い在り方がある。
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9月から咲く花「金木犀(きんもくせい)」
開花時期は、 9/25 ~ 10/10頃。 10月中旬頃にもう一度咲いて 「再びあの香り♪」 ということもある。 ・とてもよい香り。 9月下旬か10月上旬頃の ある日突然、 金木犀の香りが始まる♪ (それは年によって 9月25日だったり、 10月3日とかだったりする。 それまで匂わなかったのに どの花も一斉に匂い出す。 不思議♪) 2019年は、匂い始めが 10月13日と、相当遅かった。 ※月日は東京近辺での実例です。 咲いているあいだじゅう 強い香りを放ち、 かなり遠くからでも匂ってくる。 (匂いの元はどこかな?と探すのも、 楽しみのひとつ) ・春の沈丁花と同じぐらい香る。 ・咲いたあとで雨風があると あっけなく散ってしまう。 はかない。 ・中国南部の桂林地方原産。 中国語では ”桂”は木犀のことを指し、 「桂林」という地名も、 木犀の木がたくさん あることに由来するらしい。 日本では木犀といえば、 ふつう思い起こすのは 金木犀ですね。 金木犀の中国名は「丹桂」。 丹=だいだい色、 桂=モクセイ類。 ・”犀”の字は 「固い、鋭い」の意味あり。 枝が固いからかな? ・江戸時代初期の頃、渡来した。 ・「散らし雨 道端染める 金木犀」 '92 (筆者)
(季節の花300より)