季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「葛(くず」」)

2020-09-10 04:47:03 | 暮らし

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秋の七草「葛(くず」」)

開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。 ・秋の七草の一つ。 ・まわりの木々を  つるでおおってしまう程の生命力。  ひと夏で10mぐらい生長する。 ・花は下の方から咲いていく。 ・大和の国(奈良県)の  国栖(くず)というところが  葛粉の産地であったところ  からの命名。  漢字の「葛」は漢名から。 ・つるの繊維部分は  「葛布(くずふ)」の原料。    (静岡県掛川市特産) ・根には、多量のでんぷんを含み、  葛粉(くずこ)もとれる。     → 葛餅(くずもち) ・薬効   解熱、せきどめ、風邪 ・薬用部位 根 ・生薬名 「葛根(かっこん)」 ・別名  「裏見草(うらみぐさ)」。   葉が風にひるがえると   裏の白さが   目立つことから。   平安時代には「裏見」を   「恨み」に掛けた和歌も   多く詠まれた。   ・「ま葛原   なびく秋風 吹くごとに   阿太(あた)の大野の   萩の花散る」       万葉集 作者不詳   「梨棗(なつめ)   黍(きび)に   粟(あは)つぎ   延(は)ふ葛の   後も逢はむと 葵花咲く」    万葉集 作者不詳   「葛の風   吹き返したる 裏葉かな」    高浜虚子

(季節の花300より)



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