人生日訓(473)
「彼岸に達するはかづ少し」
少数といえども、自分の向かうべき目標を見失っていない人もいる。私共はそ
の少数の仲間に入り、せめてその行列の最後の所でもいいから追いかけて行き
たい。財産を得てどうするのか。財産そのものは自己完成のカスである。名誉
を得てどうしょうというのか。名誉は人間完成の様子でしかない。立派な人格
の完成、仁者になること、これが彼岸であり、人間の究極の目標である。釈迦
はここに達して「ほとけ」と呼ばれた。私たちも一歩一歩、この彼岸を目指し
て成仏の一道を突き進みたいと思う。
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9月に咲いている「現の証拠(げんのしょうこ」
花はピンクと白があり、 西日本ではピンク、 東日本では白が多い。 夏から秋にかけて開花。 ・薬効 下痢、便秘、整腸 ・薬用部位 全草 ・生薬名 「現の証拠」。 昔から下痢止めの薬草として 有名で、 煎じて飲めばぴたりと効く、 ところから 「現の証拠」と名付けられた。 (薬効の表現) ・タネが飛んだあとの「実」の形が、 ”おみこしの屋根の端についている、 めくりあがった形の飾り”に そっくりなところから 「神輿草(みこしぐさ)」 の別名がある。
(季節の花300より)