人生日訓（464）
「学生（はくしょう）骨になりて念仏や失はんずらん」
なまじっか学問や教養のある人々には、あんまり平凡で単純であるから、反っ
て食い付けないのである。何か物足りないのである。そこで、とかくの分別や
論議が起こるもである。あれこれ学問上の論議をしたがるのである。こねくり
回したがるのである。これが「学生骨になりて念仏や失はんずらん」という所
であろう。学問もない平凡な女性が朝夕に念仏を口にそらんじているのはいい
光景である。私の祖母もそうした、一人の女性であった。私は今も彼女の信仰
の深さに尊敬しているし、自分が学問も乏しいのに、この「学生骨」に取りつ
かれていることを恥ずかしく思っている。
（注）「学生骨」というのは、今日でいえば、多分「学者気質」とか、学者臭さというほどの意味であろう。
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9月に咲いている花「アメリカ朝鮮朝顔」
アメリカ、 メキシコ北部地方原産。 ・一般的な呼び名は 「アメリカ朝鮮朝顔」。 他にも単なる「朝鮮朝顔」など、 いろんな名前がついている。 （似た種類に、 「毛（け）朝鮮朝顔」 というのもあるらしい）。 ・「ダチュラ」「ダツラ」 の名の花は この花を指すことが多いようだ。 ・木ではなく「草」。 ・夏、大きいラッパ型の白花を 上向きに咲かせる。 ・強い芳香あり。 ・麻酔薬として使われたこともある。 ・実は、柿の実に とげとげがついたような形。 とげの部分は柔らかい。 なんか不思議な形。
（季節の花300より）
