季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「葦(あし・よし)」

2020-09-14 04:26:55 | 暮らし
人生日訓(462)

「水滴瓶(かめ)をみたすが如し」

一善が次の一膳を呼ぶ、癖がつくのである。あとを引くのである。「一度ある

ことは、二度三度」というけれども、その通りで、かりそめの出来心で、ちょ

っとした、小さい親切をやってみると、あと口がいいのである。つい誘われ

て、次にもやって見る。「類は友を呼ぶ」というが、癖づいて来るのである。

いいことをやるのに癖づいて来るのが立派な物ということである。ほんの最初

の一膳が大切である。こえが誘い水である。これで滑り出したらいい。もう占

めたものである。一歩が歴史を作る。一歩が自分の一生のコースを決める。一

歩が自分の性格を奉公づける。こう考えてみると空恐ろしくも、有難くも見え

る。いい一歩を今日切ろうではないか。

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9月に咲いている花「葦(あし・よし)」

水辺でいっぱい  見かけることがある。  海岸沿いにも生える。 ・茎の中は空洞になっている。 ・9月から10月頃にかけて  穂を出す。 ・「あし」は、  「浅(あさ)」の変化ともいわれる。   (水の浅いところに生える) ・葉や花穂が片側に寄って  傾くものもある。    「片葉の葦(かたはのあし)」 ・葦の茎を乾燥させて編んで作った、  スダレのことを   「葦簣、葭簣」(よしず)  と呼ぶ。 (reed screen)  囲いや日よけに使う。  ・「蘆」「葭」とも書く。 ・別名  「よし」    ”あし”は「悪(あ)し」にも    通ずるため、「善(よ)し」の    別名をもうけた。  「難波草(なにわぐさ)」  「浜荻(はまおぎ)」   ”難波(なにわ)の葦は、    伊勢の浜荻”   (地方によって呼び名が異なる)    浜荻は、    オギの別名でもある。 ・「人間は考える葦である」   (パスカル)   (17世紀のフランスの    物理学者、哲学者) ・「和歌の浦に   潮みち来れば 潟をなみ   葦べをさして   鶴(たづ)鳴きわたる」    万葉集 山部赤人  「難波人 葦火たく屋の   煤(す)してあれど   おのが妻こそ   常めづらしき」    万葉集   「葦邊(あしべ)ゆく   鴨の羽交(はがひ)に   霜降りて      寒き夕(ゆふべ)は   大和(やまと)し思ほゆ」    万葉集    志貴皇子(しきのみこ)

(季節の花300より)



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