季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

東海道・鈴鹿峠越え⑤

2007-05-18 06:37:19 | インポート
鈴鹿峠の本格的な山道は、片山神社から始まっている。この神社は「室町殿伊勢参宮記」に「鈴鹿姫と申す小社」と書かれた古い神社である。
神社に鳥居の前から山中へと石畳の道が延びており、かって、夜でも通れるように、道端に幾つもの常夜灯が立っていたことから燈籠坂と呼ばれていた。


4月に咲いていた花「藤」
開花時期は、 4/20頃~ 5/ 5頃。 ・日本原産。 ・紫色の花が、幹の方から先端に向かって 咲き進む。 ・ふつう、藤棚にいける。 ・蔓は他の木などに「右巻き」に巻きつく。 (これに似ている「山藤(やまふじ)」は 「左巻き」に巻きつきます) 2mぐらいの長さの蔓になることもある。 ・蔓(つる)はとても強く、 古墳時代の巨大な石棺も、 木ぞりに載せてこの藤縄で運んだ(季節の花300より )

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東海道・鈴鹿峠越え④

2007-05-17 08:36:16 | インポート
坂下は三つの本陣、一つは脇本陣、四十八の旅籠を誇る宿場町であった。現在の法安寺の庫裏の玄関は本陣「松屋」から移築したもので、屋根の切妻には「唐破風づくり」が施されている。
坂下から少し行った街道脇の森の中には岩屋観音がある。大きな岩を穿った岩屋の中に法安寺の実参和尚作と言われる石仏が祀られ、街道を旅する人々はここで道中の安全を祈ってから峠に向った。
岩屋の横には高さ15mほどの清滝が落ち、その名を取って岩屋観音は「清滝くわんおん」とも呼ばれていた。
4月より咲いている花「花水木」
開花時期は、 4/15頃~ 5/10頃。 ・北アメリカ原産。 ・水木の仲間で、花が目立つのでこの名前に。 ・秋につける赤い実と、紅葉も見事。 ・1915(大正4)年に、東京市長の 尾崎行雄氏がアメリカのワシントン市へ 桜を寄贈した返礼として、アメリカから 贈られた。 ・別名 「アメリカ山法師(やまぼうし)」。 アメリカから渡来したときに、日本の 山法師に似ているのでとりあえずこの名前 がつけられた経緯がある。 ・英名では「ドッグウッド」。花水木の皮を煎じて 犬のノミ退治に使ったことから。 (季節の花300より)

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東海道・鈴鹿峠越え③

2007-05-16 05:55:55 | インポート
鈴鹿峠に向う途中には、筆捨山(ふですてやま)がある。室町時代の画家・狩野元信がこの山を描こうとしたところ、雲や霞で姿が目まぐるしく変り、ついに描ききれずに筆を捨てたことからその名が付いたという。
また、この先にあった坂下の宿場からその山容が望めたので、安藤広重の「東海道五十三次・坂之下」では、坂下の名物として筆捨山が描かれている。


4月より咲いている花「八重桜」開花時期は、 4/15頃~ 5/ 5頃。 ・野生の山桜に対して人里の桜ということから 里桜(さとざくら)とも呼ばれる。 また花の形から牡丹桜(ぼたんざくら)とも呼ばれる。 「八重桜」「里桜」ともに総称名です。 ・桜より咲き始めが2週間ほど遅い。 「あれ、もう桜は終わったのでは・・?」という頃に、 葉をつけた状態で咲き出す。 ・「関山(かんざん)」「一葉(いちよう)」 「普賢象(ふげんぞう)」「鬱金(うこん)」 などの種類がよく知られている。 ・八重桜 写真集1(写真9枚) もどうぞ。 (鬱金(うこん)、普賢象などを掲載) ・鈴なりの花をいっぱいつける。 運動会で子どもが踊りに使う「ポンポン」みたいです。 ・花びらが多い。なかでも兼六園菊桜という 種類の八重桜は、花びらがなんと250枚以上もある。 ・塩漬けにした花にお湯をそそぐと「桜湯」になる。 塩辛いです。「茶」=「濁す」ということから お茶でなくこの桜湯を婚礼の席でよく使います。 ・大阪市造幣局(ぞうへいきょく)の有名な 「桜の通り抜け」は、この八重桜の開花時期に行うこと が多いようです(毎年4月中旬)。(季節の花300より )

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東海道・鈴鹿峠越え②

2007-05-15 08:16:07 | インポート
問屋場・本陣・大旅籠などが軒を連ねていたのは、関町の真ん中に位置する中町である。この中町の外れには、奈良時代に行基が開いたと伝えられる関の地藏院がある。
関は宿場町となる前は、この地藏院の門前町であった。
ここに祀られている地藏は、日本最古と言われ、室町時代に一休禅師が、開眼供養を行ったと伝えられている。
宿場の西の入口には、もとは処刑場だったという「西の追分」があり、ここで奈良方面に向う大和街道と鈴鹿峠に向う東海道が分かれている。


4月より咲いている花「八重山吹」
開花時期は、 4/15頃~ 5/ 5頃。 夏7月頃に、また少しだけ咲くことがある。 ・”やまぶきいろ”と呼ばれる鮮やかな黄色。 ・「山吹」より少し咲き始めが遅い。 ・山吹は実がなるが八重山吹は実がつかない。 ・夏になると新しい枝先から また少し花が咲くことがある。 ・「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき」 兼明親王(かねあきらしんのう) 後拾遺和歌集 山道の一軒家に雨宿りを願った武将の 太田道潅(おおたどうかん)に、 貸す蓑(みの)すらないその家の女性は 八重山吹を差し出して短歌を読んだ。 八重山吹は実をつけないことから、 ”みのひとつだになき”をかけている (季節の花300より)

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東海道・鈴鹿峠越え

2007-05-14 07:04:12 | インポート
江戸時代の「五街道」の一つにして、随一の街道であった「東海道」、江戸から京都という長い道程の中で、伊勢と近江をつなぐ鈴鹿峠は、京へ入る手前の最大の難関であった。
鈴鹿山脈の南側(伊勢側)」に位置する関町(せきちょう)は、「東海道五十三次」の四十七番目の宿場町であった。
関町は江戸時代の町並み保存に積極的で、数多くの建造物が残されている。宿場の東の入口には、伊勢神宮の一の鳥居が立つ「東のおい分」があり、ここで「東海道」と伊勢神宮に向う「伊勢別街道」が分岐していた。


4月より咲いている花「石楠花(しゃくなげ)」
開花時期は、 4/15頃~ 5/ 5頃。 ・漢字の「石南花」は中国産の別種だが、 誤ってこれを用いて「しゃくなんげ」となり、 しだいに「しゃくなげ」になった。 (「石楠花」は漢名)。 また、背丈が低いある種のようすから、 「尺なし(しゃくなし)」→「しゃくなげ」に なったとの説もある。 ・本(ほん)石楠花や細葉(ほそば)石楠花、 白山(はくさん)石楠花、東(あずま)石楠花 など、いろいろ種類がある。 ・細長い葉っぱの先端に大きな花をつける。 ・6月5日の誕生花(石楠花) ・花言葉は「威厳、荘厳」(石楠花) ・福島県の県花(根本(ねもと)石楠花) ・滋賀県の県花(石楠花)(季節の花300より)

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