季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

山陽道⑥

2007-07-25 06:52:52 | インポート
大野で残る古道の中で最もその風情を残すのは四十八坂。その名は「始終苦」よりはまし、というところからつけられたという。
つづら折りの急坂道が3kmにわたって続く旅人泣かせの峠道であった。
幕末には第二次長州征伐の激戦地となった場所でもある。沿道にひっそりと建つ残念神社。土地の人々は「残念さん」と呼び親しむこの社は長州戦争の戦死者を祀っている。
幕府軍の軍師が、長州軍に狙撃された今際の際に「残念」と叫んだという逸話から、この名前が付けられた。
最寄りの駅=JR山陽本線・西条駅、大野浦駅。


5月より咲いていた花「栴檀」
開花時期は、 5/20頃~ 6/10頃。 ・紫色の小さな花。花びらは5~6弁。 竹とんぼが回転しているようなかっこうです。 あまり目立たない。 ・秋に楕円形の実が枝一面につき、落葉後も 木に残るさまが数珠のようであることから 「センダマ」(千珠)の意で命名された。 ・材は建築用装飾、家具、木魚、下駄などに 用いられる。 ・漢方では、実、樹皮、根皮が駆虫に用いられる。 ・”栴檀は双葉より芳し”の栴檀は この栴檀のことではなく、 白檀(びゃくだん)という木のことを指す。 (白檀は別名を栴檀と呼ぶ) <参考>”栴檀は双葉より芳し” (せんだんはふたばよりかんばし) (栴檀は発芽したころから芳香を放つことから、 優れた人物は、幼いときから他と違って 優れていることを示すことわざ) (季節の花300より)

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山陽道⑤

2007-07-24 06:38:49 | インポート
当時は九州地方では南朝の勢力が強く、幕府の支配が及んでいなかった。
貞世の使命は、山陽道を下りながら幕府の勢力を植え付けることだった。
この道中を記録した日記「みちゆきぶり」には大野で詠んだと思われる歌が数百残っている。
その瀬戸の景色の中でも特に目を引くのが「安芸の宮島」で、厳島神社は近年、世界遺産にも登録されている。

5月に咲いていた花「空木」
開花時期は、 5/20頃~ 6/ 5頃。 ・髄(ずい。茎や根の中心にある部分)が 空洞になっているので、 「空ろ木(うつろぎ)」が変化して 「空木」になった。 ・材質は硬く、腐りにくい。昔から木くぎや 神事のときの杵などに使われた。 ・”実”は「独楽(こま)」のような形♪ ・別名 「卯の花」(うのはな)、 卯月(旧暦4月)に咲くことから。 また、「うつぎの花」の略とも。 「雪見草」(ゆきみぐさ)。 見た目が雪のよう。 ・5月22日の誕生花(空木) ・花言葉は「謙虚」(空木) (季節の花300より)

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山陽道④

2007-07-23 09:54:04 | インポート
広島市をまたぎ西へ。佐伯郡大野町。対岸に日本三景のひとつ「安芸の宮島」を見るこの町に、私も三度訪れたが、昔の「山陽道」がわずかに残っている。
大野浦の駅前には町の名の由来となったという歌の碑が立っている。「おおのうらをこれかととえばやまなしのかたえのもみじの色に出でつつ」。
室町時代、応安(1371年)四年、足利義満に九州探題を命ぜられた備後・安芸の守護、今川貞世が、大野に立ち寄った際その景色を愛でて詠んだ歌。


5月に開いていた花「ベゴニヤ」
開花時期は、 5/15頃~11/ 末頃。 長い間、咲き続ける。 ・ブラジル原産。 ・いろいろ種類がある。 背が高い「木立(きだち)ベゴニア」 という種類もある。 ・ベゴニア 写真集(写真7枚) もどうぞ。 (木立(きだち)ベゴニアも掲載) ・9月28日の誕生花(ベゴニア) 9月4日の誕生花(木立ベゴニア) ・花言葉は「幸福な日々」(ベゴニア) 「つりあいが良い」(木立ベゴニア) (季節の花300より)

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山陽道③

2007-07-22 07:11:17 | インポート
市内の中心部を通る「山陽道」に古の面影を探すのは難しい。 しかし一歩裏通りに入ると町の様子はには変化が見られ、煉瓦造りの煙突を持つ白壁の建物が立ち並ぶ。
酒蔵である。西条は明治以降、灘、伏見とともに知られる銘酒の故郷。酒蔵の町の一角には「本陣跡」が復元されている。
部屋数二十九、畳の数二百十四畳という大きな本陣は「山陽道」を行き交った大名たちの華やかな行列を彷彿とさせる。
安芸西条は古くからの酒蔵の町
5月より咲いていた花「昼顔」
開花時期は、 5/15頃~10/10頃。 ・名前のとおり、昼間に開花。夕方にはしぼむ。 ・昼顔 写真集(写真6枚) もどうぞ。 ・晩春から秋まで長い間咲き続ける。 ・「打日さつ 宮の瀬川の 容花(かほばな)の 恋ひてか寝らむ 昨夜(きそ)も今宵も」 (容花=昼顔) 万葉集 「高円(たかまど)の 野邊(のべ)の 容花(かほばな) おもかげに 見えつつ妹(いも)は 忘れかねつも」 万葉集 大伴家持(おおとものやかもち) (季節の花300より)

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山陽道②

2007-07-21 08:18:04 | インポート
東広島市の西条町が、かって安芸の国の中心地であったことはあまり知られていない。
江戸時代には四日市次郎丸と呼ばれた宿場町。しかし西条がこの地方で要所となる歴史は奈良時代まで遡る。
西条駅北側に位置する「国分寺跡」。奈良時代、聖武天皇の詔によって諸国の国府に置かれた国分寺。
その存在はかってここが、安芸の国の政治、文化の中心地であったことを物語る。仁王門には鎌倉時代のものと言われる金剛力士像がにらみをきかせる。
そこから70mほど離れた所に、かってここに建っていたという「七重塔の礎石」を見ることができる。


5月より咲いていた花「定家葛」
開花時期は、 5/15頃~ 9/ 末頃。 7月頃いったん花は途絶えるが 新しい枝が伸びてきてまた開花する。 ・スクリュー型の変わった形。 ・おいしそうな香りがする。 (季節の花300より)

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