さて、つい最近(7月27日)に開催されたスマートウェイ推進会議で、ITS関連市場の規模は既に12兆円に達していると発表された。
現在12兆円なら、2010年の11兆円は楽勝じゃないか、と思われるかもしれない。
しかしこの発表も、よくよく見てみると怪しい。
12兆円のうち、ナビ、VICS、ETCの機器で6兆円といっているが、そもそもナビをITSに入れ込む事自体が疑問である。VICSは別として、ナビ自体はITS構想があろうが無かろうが成長をしてきた商品である。
まあ、それは置いておいても、6兆円という数字はどうやら今までの累計出荷金額の様だ。例えばナビは累計で1500万台出荷されている。事実、ナビが市場に現れてから既に10年以上経過している。平均小売価格を25万円として、合計で3兆7千5百万円となり、まあ6兆円という数字もあながちはずれてはいないだろう。
しかし、10年間以上の累計金額をもって市場規模と言っていいのだろうか?私自身、既にナビを1台車と共に廃棄している。
そこで、冷静に近い将来のナビゲーションの年間の市場規模を見てみると、おおむね以下のような物になるだろう。
年間車両販売 600万台
ナビ装着率 max 60%
ナビ出荷 年間需要360万台(参考:2003年度年間出荷300万台)
平均単価 25万円
年間市場規模(小売りベース) 9000億円
車両販売は軽や商用車も含んでいる。また、乗用車でも地方都市の通勤用車両や、買い物用のセカンドカーなど全くナビを必要としない車両がある。
装着率はマックスで60%というあたりがリーズナブルだと思う。
なお、装着率にはメーカーのライン装着も含まれる。
平均単価は今後漸減すると思われ、いずれにしても最大で年間1兆円規模の市場といえるだろう。
これから見ても、2010年の11兆円市場という数字が如何に莫大なものであるかが判ると思う。
現在12兆円なら、2010年の11兆円は楽勝じゃないか、と思われるかもしれない。
しかしこの発表も、よくよく見てみると怪しい。
12兆円のうち、ナビ、VICS、ETCの機器で6兆円といっているが、そもそもナビをITSに入れ込む事自体が疑問である。VICSは別として、ナビ自体はITS構想があろうが無かろうが成長をしてきた商品である。
まあ、それは置いておいても、6兆円という数字はどうやら今までの累計出荷金額の様だ。例えばナビは累計で1500万台出荷されている。事実、ナビが市場に現れてから既に10年以上経過している。平均小売価格を25万円として、合計で3兆7千5百万円となり、まあ6兆円という数字もあながちはずれてはいないだろう。
しかし、10年間以上の累計金額をもって市場規模と言っていいのだろうか?私自身、既にナビを1台車と共に廃棄している。
そこで、冷静に近い将来のナビゲーションの年間の市場規模を見てみると、おおむね以下のような物になるだろう。
年間車両販売 600万台
ナビ装着率 max 60%
ナビ出荷 年間需要360万台(参考:2003年度年間出荷300万台)
平均単価 25万円
年間市場規模(小売りベース) 9000億円
車両販売は軽や商用車も含んでいる。また、乗用車でも地方都市の通勤用車両や、買い物用のセカンドカーなど全くナビを必要としない車両がある。
装着率はマックスで60%というあたりがリーズナブルだと思う。
なお、装着率にはメーカーのライン装着も含まれる。
平均単価は今後漸減すると思われ、いずれにしても最大で年間1兆円規模の市場といえるだろう。
これから見ても、2010年の11兆円市場という数字が如何に莫大なものであるかが判ると思う。