ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ハンズフリーと日本の状況

2004年08月14日 | ITS
北米やヨーロッパでは通勤に主に高速道路を使う事が多い。また、一般道路でも我が国に比べれば信号停止は少ない。従ってまさに運転中の通話やメールチェックということに関心が高い。

一方、我が国はまず都市部では車通勤が少ないということが大前提としてあるが、車通勤が一般的な製造業の事業所などでも、高速が有料ということもあり、通勤では一般道路が中心であろう。

従って、電話の発信やメールのチェックはほぼ信号待ちの間に出来てしまう。

この辺が欧米とはずいぶん違うことを認識する必要がある。


ハンズフリーとの関係

2004年08月14日 | ITS
運転中でも手を使わずに通話ができる「ハンズフリーテレフォン」が、車の通信化やテレマティクスのキラーコンテンツだとする意見もある。これについてしばらく考えてみたい。

我が国でも運転中の通話は禁止されている。しかし、現在の法律では単に通話しただけでは取り締まることはできないため、ザル法のようなものであった。
しかし、10月から法規が改正され、運転中に携帯電話を操作しただけで罰金が科せられる。

北米では確かに高度なハンズフリーシステムがテレマティクスのキラーコンテンツになりつつあるらしい。Bluetooth内蔵携帯なら車内に入ると自動的にハンズフリーとなる、音声認識を搭載して発信を行うというようなものである。

10月の法改正により、はたして日本でもその状況がドラスティックに変化するのだろうか?

なお、手を使うことが問題ではなく、電話をすること自体が安全運転を阻害するという議論もあるが、法規上はハンズフリーは容認するとの事であり、今回は議論対象外としたい。