自動車情報サイトレスポンスで、神尾 寿氏のインタビューに答えて、ホンダ技研工業インターナビ推進室長 今井 武氏は同社のテレマティクスのスタンスについて明確に語っている。(記事)
ここに示されている考え方は極めて正しいと思う。
消費者が求めていることと、(ホンダ以外の)カーメーカーや通信キャリア、コンテンツサービス業者がビジネスチャンスだと思っていることが乖離している。
消費者は車を使う上での基本的な利便性を向上させたいのであって、車の中でe-コマースがしたい訳ではないし、ゲームをしたいわけでもない。それは携帯や家庭のPCでやる事である。
車を使う上での基本的利便性とは、正確な渋滞情報に基づく経路誘導であり、最新地図情報であり、緊急時レスキューであり、本当に価値のある(宣伝ではない)観光・レストランガイドである。
それをきっちり押さえていくことで車の装備としての価値が上がり、結果車の価値が上がる。消費者から見ればテレマティクスなどという難しい話ではなく、単純にナビゲーションの機能アップなのである。
選択肢として有料情報があっても構わないが、テレマティクスそれ自身をビジネスモデルにするという考え方には無理がある。
また、こうした利便性をきちんと提供することで車自身の差別化をはかり、その結果として消費者を囲い込むべきであり、車をネットに繋いで手許に情報を集めてCRMを行い、消費者を囲い込むというアプローチは成立しないと思う。
ここに示されている考え方は極めて正しいと思う。
消費者が求めていることと、(ホンダ以外の)カーメーカーや通信キャリア、コンテンツサービス業者がビジネスチャンスだと思っていることが乖離している。
消費者は車を使う上での基本的な利便性を向上させたいのであって、車の中でe-コマースがしたい訳ではないし、ゲームをしたいわけでもない。それは携帯や家庭のPCでやる事である。
車を使う上での基本的利便性とは、正確な渋滞情報に基づく経路誘導であり、最新地図情報であり、緊急時レスキューであり、本当に価値のある(宣伝ではない)観光・レストランガイドである。
それをきっちり押さえていくことで車の装備としての価値が上がり、結果車の価値が上がる。消費者から見ればテレマティクスなどという難しい話ではなく、単純にナビゲーションの機能アップなのである。
選択肢として有料情報があっても構わないが、テレマティクスそれ自身をビジネスモデルにするという考え方には無理がある。
また、こうした利便性をきちんと提供することで車自身の差別化をはかり、その結果として消費者を囲い込むべきであり、車をネットに繋いで手許に情報を集めてCRMを行い、消費者を囲い込むというアプローチは成立しないと思う。