国交省はETCの普及促進に向けたアンケート調査を実施し、その内容を公開している。
発表いわく、
・ETC利用者は、高速道路の利用が少なくても9割が満足
・ETC非利用の理由は「不便を感じない」「購入費が高価」がそれぞれ4割
・しかし、ETCが駐車場やガソリンスタンドで利用可能となったり、スマートICの整備等により、8割以上の方がETCの購入を『検討する』と回答
これだけ読めば、ETC利用者に何ら不満はなく、非利用者もDSRCサービスが始まればなんと8割がETCを購入する、ということになる。
ところが、このWEBページの下のほうあるアンケート結果というPDFファイルを見ると、なぜか本文とは多少ニュアンスの違う内容のサマリーが出てくる。
まず、9割が満足はそのとおり。それはそうだろう。ノンストップで通過でき、しかも割引がある。
しかし、4割の利用者が割引制度のわかりにくさを不満点としてあげていることには一言も触れていない。
半分近くの人が不満に思うって、通常の顧客満足調査でそんな数字が出たら大騒ぎだよ、民間では。
もうひとつ、とんでもない数字のトリックが使われていた。
現在ETCを使っていないユーザーも、7割が「周りがみんなETCを付けたらつける」、さらに8割が「次期購入車に標準でついていたら使う」といっている。
そもそも、現在未装着のユーザーの7-8割はつける意向を持っているのだ。
したがって、DSRCサービスを示しETC購入意向を問うた場合でも、8割の肯定回答が得られるのはあたりまえなのだ。
それを言わずに
「ETCが駐車場やガソリンスタンドで利用可能となったり、スマートICの整備等により、8割以上の方がETCの購入を『検討する』と回答」
とだけ発表するのは、アンケートを利用した情報操作である。
発表いわく、
・ETC利用者は、高速道路の利用が少なくても9割が満足
・ETC非利用の理由は「不便を感じない」「購入費が高価」がそれぞれ4割
・しかし、ETCが駐車場やガソリンスタンドで利用可能となったり、スマートICの整備等により、8割以上の方がETCの購入を『検討する』と回答
これだけ読めば、ETC利用者に何ら不満はなく、非利用者もDSRCサービスが始まればなんと8割がETCを購入する、ということになる。
ところが、このWEBページの下のほうあるアンケート結果というPDFファイルを見ると、なぜか本文とは多少ニュアンスの違う内容のサマリーが出てくる。
まず、9割が満足はそのとおり。それはそうだろう。ノンストップで通過でき、しかも割引がある。
しかし、4割の利用者が割引制度のわかりにくさを不満点としてあげていることには一言も触れていない。
半分近くの人が不満に思うって、通常の顧客満足調査でそんな数字が出たら大騒ぎだよ、民間では。
もうひとつ、とんでもない数字のトリックが使われていた。
現在ETCを使っていないユーザーも、7割が「周りがみんなETCを付けたらつける」、さらに8割が「次期購入車に標準でついていたら使う」といっている。
そもそも、現在未装着のユーザーの7-8割はつける意向を持っているのだ。
したがって、DSRCサービスを示しETC購入意向を問うた場合でも、8割の肯定回答が得られるのはあたりまえなのだ。
それを言わずに
「ETCが駐車場やガソリンスタンドで利用可能となったり、スマートICの整備等により、8割以上の方がETCの購入を『検討する』と回答」
とだけ発表するのは、アンケートを利用した情報操作である。