ITSJapanは安全関連をあつかう部会J-Safetyを立ち上げ、インフラ協調型ITS安全サービスの2010年立ち上げを目指す。
最近まとめられた報告書によるその概要は以下のとおりだ。
・自動車各社が進めている自立型ASV(追突防止レーダーなど)は
追突事故防止には大きな効果を発揮するが、出会い頭、右左折、
右直事故の防止には効果がない。
・これらを防止するためには、路側のインフラを活用した路車間、
車車間システムが必要。これを「インフラ協調型システム」と称す。
・DSRCと光ビーコンの既存インフラ活用からはじめる。
・情報提供のレベルからスタートし、将来は警報、車両制御を目指す。
既存のVICSビーコンを活用するのだ、と明言したことは評価できると思う。
ビーコンは電波+光ですでに3万基設置されている。
ただし、ビーコン受信機を搭載している車両は1割以下であり、またETCにしてもDSRCの受信情報表示機能、および大容量の情報を表示する転送速度4Mbpsの次世代機はまだこれからだ。
ナビゲーションを核に、これらの機能を付加した車載器が本当のITS車載器となるのだろうが、死亡事故低減効果が明らかになるには十分な普及が必要で、相当の時間がかかるだろう。
しかし、始めなくては始まらない。
交通事故死者低減にフォーカスしたうえで、既存メディアを十分活用し、きちんと費用対効果を考えながらメディアミックスで最良の処方箋を提示する、という内容はまさにITSのあるべき姿であり、好ましい物だと思う。
最近まとめられた報告書によるその概要は以下のとおりだ。
・自動車各社が進めている自立型ASV(追突防止レーダーなど)は
追突事故防止には大きな効果を発揮するが、出会い頭、右左折、
右直事故の防止には効果がない。
・これらを防止するためには、路側のインフラを活用した路車間、
車車間システムが必要。これを「インフラ協調型システム」と称す。
・DSRCと光ビーコンの既存インフラ活用からはじめる。
・情報提供のレベルからスタートし、将来は警報、車両制御を目指す。
既存のVICSビーコンを活用するのだ、と明言したことは評価できると思う。
ビーコンは電波+光ですでに3万基設置されている。
ただし、ビーコン受信機を搭載している車両は1割以下であり、またETCにしてもDSRCの受信情報表示機能、および大容量の情報を表示する転送速度4Mbpsの次世代機はまだこれからだ。
ナビゲーションを核に、これらの機能を付加した車載器が本当のITS車載器となるのだろうが、死亡事故低減効果が明らかになるには十分な普及が必要で、相当の時間がかかるだろう。
しかし、始めなくては始まらない。
交通事故死者低減にフォーカスしたうえで、既存メディアを十分活用し、きちんと費用対効果を考えながらメディアミックスで最良の処方箋を提示する、という内容はまさにITSのあるべき姿であり、好ましい物だと思う。