今日の「休日のバッハ」は、カンタータ第51番、「全地で歓呼して神を迎えよ」から、第3曲のソプラノのアリアです。
ソプラノは1979年英国生まれのエリザベス・ワッツです。最近リリースされたばかりのCDをお贈りします。
このワッツ、ロンドンの「Royal College of Music」で音楽を学ぶ以前は、シェーフィールド大学で考古学を優秀な成績(First Class honours)で卒業したという、今注目の若手ソプラノ歌手です。
このカンタータ51番はソプラノ独唱用のカンタータですが、ドレスデンのビンディというイタリア人カストラート(去勢)歌手のために作曲したと言われている作品であり、1730年9月にドレスデンで初演されました。バッハは、イタリアのオペラが花咲いていたこのドレスデンに憧れていたといいますが、ドレスデンの中心にある聖母教会で1736年に製作されたばかりのオルガンでバッハは独奏会を行っております。
この聖母教会(フラウエン教会)も第二次世界大戦で破壊され、骨格しか残されませんでしたが、内外の熱心な人々の支援を得て、瓦礫1つ1つを識別しながら11年かけて再建された話は有名。
いかにも敬虔で清澄な歌声が印象的なアリアです。歌詞は以下の通りです。
Hochster mache deine Gute 至高者よ、あなたの恵みを
ferner alle Morgen neuj! 朝ごとに常に新しくして下さい。
So soll vor die Vatertreu そうすれば父の真実の前に立って
auch ein dankbares Gemute 私たちの感謝の思いは
durch ein frommes Leben weisen, 敬虔な生活をすごすことによって
das wir deine Kinder heissen. 私たちがあなたの子であることを示します
いつものように、ここをクリック して、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
ソプラノは1979年英国生まれのエリザベス・ワッツです。最近リリースされたばかりのCDをお贈りします。
このワッツ、ロンドンの「Royal College of Music」で音楽を学ぶ以前は、シェーフィールド大学で考古学を優秀な成績(First Class honours)で卒業したという、今注目の若手ソプラノ歌手です。
このカンタータ51番はソプラノ独唱用のカンタータですが、ドレスデンのビンディというイタリア人カストラート(去勢)歌手のために作曲したと言われている作品であり、1730年9月にドレスデンで初演されました。バッハは、イタリアのオペラが花咲いていたこのドレスデンに憧れていたといいますが、ドレスデンの中心にある聖母教会で1736年に製作されたばかりのオルガンでバッハは独奏会を行っております。
この聖母教会(フラウエン教会)も第二次世界大戦で破壊され、骨格しか残されませんでしたが、内外の熱心な人々の支援を得て、瓦礫1つ1つを識別しながら11年かけて再建された話は有名。
いかにも敬虔で清澄な歌声が印象的なアリアです。歌詞は以下の通りです。
Hochster mache deine Gute 至高者よ、あなたの恵みを
ferner alle Morgen neuj! 朝ごとに常に新しくして下さい。
So soll vor die Vatertreu そうすれば父の真実の前に立って
auch ein dankbares Gemute 私たちの感謝の思いは
durch ein frommes Leben weisen, 敬虔な生活をすごすことによって
das wir deine Kinder heissen. 私たちがあなたの子であることを示します
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