株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

指数値とOSCから株のしこりを見破る(Part2)

2021-06-12 16:40:22 | 株に出会う
今日の同じタイトルの記事に対して、ウェルスナビ最新データを事例として検証してみます。最下段のエクセルシートを参考にしながらご覧ください。

7342ウェルスナビは6月11日に出来高を伴いながら160円下げております。OSCをは-3%の44%、RSIは52%です。
先の記事で触れた時点では、まさにOSCが32%から44%、51%と駆け上がり5月27日の75%でピークアウトしたのは歴然と辿れますが、今のこの株のポジションは確かに買いサインは点灯しているものの、上昇トレンドに切り返した状態なのか、それともまだ下降トレンド中なのか判断は難しい状況です。

6月9日のOSCを39%を底と見れば、11日は44%ですので切り返しモードに入ったと見ることもできます。

この判断の1つの指標となるのは、AJ列のMin.Ind(Minimum Indicator)の数字です。6月10日は5482ポイントでしたが、11日は5422ポイントと切り下がっております。このことから言えることは、このダウントレンドから果たして切り上げていくのか、それとも、切り下げていくのかは数日以上のスパンで見ないと判断できないということです。
1つ参考になるのが4月27日の買いサイン点灯の時です。OSC60%からのダウントレンド中の買いサイン点灯ですが、以後の3日で51%まで上げた後、更に急激な下落に見舞われております。Mid Indの数字5782ポイントが5月12日まで連続して続きますが、その間40%前後を行ったり来たりしながら大きく下降していきます。

つまり、今の状況ではOSCが騙しの40%台をきちんと超えて50%に乗せないと、うかつには買いに入れないという判断となります。短期的には切り返しはあるかと思いますが、まだ「株のしこり」が残っているのではないかと見ております。

ここから先の買い時ですが、11日にMin.Indが5422ポイントに切り下がっておりますので、この5422ポイントを基準点にして、かつ直近のOSCの39%(6月9日)を起点にしてMin.Indの数字が切り下がり、かつ、OSCが39%から切り上がって50%に乗せるタイミングを待ってから判断した方が良さそうです。

という訳で、言葉だけを追っていてもちんぷんかんぷんかと思いますが、興味ある方は実際のエクセルシートを見ながらご検討ください。

このように、様々な視点から四本足データが醸し出す「数字」を解釈できますので、株の予想は難しいということが言えるかと思います。

但し、ツボに嵌ったケースというのは確かにありそうですが、今現在の相場環境は上値が近い、或いは、上値からの下落に転じているような環境ですので、しばらくは、買いで入るのは慎重にした方がいいのかも知れません。5月中旬のような下落局面が必ず来ます。OSCが30%前後まで落ちる時ですね。そこからの反転はOSCが50%に乗せる時を基本としながら、Min Indの数字の動きとOSCのトレンドを加味しながらの判断となります。

以上です。

https://1drv.ms/u/s!Ajls4YRZxDUF-n8Mopn3iqA1Uv2l

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指数値とOSCのトレンドから株のしこりを見破る

2021-06-12 08:09:50 | 株に出会う


昨日の市場概況で書いたように、これまでの「モニタリング銘柄」抽出の弱点は、下降トレンドが一発だけの下落にて収まらない点です。
例えば、7342ウェルスナビ。この株の直近のボトムは、5月17日でした。この時の終値が3290円(前日比340円)でした。それ以前にも5月11日から13日にかけても「買いサイン」が3日連続点灯しておりました。

しかし、この時はOSCを5月6日の51%から下げ続け、43%、41%、38%と更に下げている段階での「買いサイン」点灯です。つまり、最初の買いサイン点灯時に仮に買っていれば3790円でしたが、その後3520円まで5月13日にかけて下げてきました。

さてここからですが、

1つ、教訓としては、買いサインが点灯したからといって即買いには入らないこと。(実はこれが功を奏することもあるので、いささかやっかいですが、まずは基本ルールとしてはこの原則を守ります。)

2つ、OSCが反転したからと言って引けに買いには入らないこと。この際の注意点はOSCが前々日のそれを上回っているかどうかがポイントです。ウェルスナビのケースでは5月14日にOSCが40%となり終値も3630円となり110円反発しました。これで底を打ったと思った方は、翌日5月17日の-340円での売り攻勢で、あえなく損切りの憂き目にあっていたかも知れません。

3つ、この損切り攻勢つまりふるい落としが、いわゆる株のしこり玉の一掃にはどうしても必要なことです。

4つ、さて、翌日の5月18日には40円だけ戻してOSCも+1%と回復しましたが、この程度は誤差の範囲ですので、まだ下落基調が残っていると判断できます。

5つ目、これが結論です。
5月17日の-340円でのふるい落としがあったときには、当然買いサインが点灯しております。その時の指数値(Indicator)が5012ポイントでした。そして、この5012ポイントに限りなく近くてOSCも上回っているタイミングを辛抱強く待ちます。この株は5月19日に何と指数値を5012ポイントまで再度下げました。ここが真の買いタイミングです。翌日の5月20日に前日安値を下回らないことを確認して買いエントリーします。この日からの瀑上げは皆さん、チャートで確認できるとおりです。

以上、Brains購入者の方にエクセルテクニカルシートをこうした視点で眺め直すことをお勧めします。もちろん、これが万能ではありません。うまく当てはまらないケースも個別株によってはあります。そこはあくまでも特に出来高が多い人気株に対する基本の考え方としてお考えください。
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