9月21日(木)の海外市場概況です。
1.NYダウ
ついにMIN指数比1.000が3日連続。これは5月24日、25日の2日連続を超えました。
3月9日から3月13日にかけての3日連続に次ぐ記録。この時は、底値を脱するのに5日かかりましたが、更に第二波の下げに3月24日に見舞われております。結局、9営業日ほど下落調整に時間を要したことになります。この時の1つのシグナルは、短期のRSIが24%にまで落ちた3月17日でした。
この17日が底だと思って買いは入りましたが、ここが株式相場の厄介なところで、2-3度底に突っ込んでから「投げ売り」を一掃し、綺麗になったところから果実の収穫に入るという、極めて玄人ぽい動きをするのが「常識」と考える必要があります。もちろん、そこまで念には念を入れないで意表をついて上げにかかる場合もありますから、なおさら厄介ですね。
2.Nasdaq
MIN指数比の1.000はまだ2日目。8月16日から3日連続というのがありますから、もう少しっていうところです。この時の短期・中期のRSIは共に16%にまで落ち込んでおりました。今日はまだ27%と22%です。まだ下げ足らないとも言えます。
OSCは34%まで下落。8月17日は30%でしたので、この点でももう1段の下落がありそうです。しかし、1日程度のリバウンドはダウも含めてよくあることですので、もしポジションを持つとしても日計りがいいかと思います。
3.ドル・円
最高値を達成してから、さすがに売り込まれて前日比79銭安で終わっております。OSCが11%も下げて64%です。しかし、まだMIN指数比は1.010あります。8月31日の1.003が直近での最低値ですので、もう少し円高への揺り戻しはありそうです。
4.CME日経平均先物
7時42分現在31995円となり32000円を切っております。日経平均の終値比で575円安。円高傾向への揺り戻しもあり、今日は買い持ちホルダーの方はきついですね。
5.VIX指数 17.54(+2.4)
かなり大きな上昇。節目の20にはまだ余裕?がありますが、風雲急を告げそうな雰囲気。
以上です。