休日の間、このところチューニングを施していた、エクセルのリアルタイムデータを使った売買手法について、1つのシミュレーションをしてみました。
それは、21日間のMIN/MAX指数値のトレンドを見て、売買のシグナルを検知し、自動的な売買を仕掛けるというものです。
注意点は、MIN/MAXの指数値は、当日に変化するものと、固定しているものの2種類あることです。シミュレーションには固定しているものを使うのが妥当です。なぜなら、当日変化するということは、サインが点灯したり消灯したりするからです。
変化しないということは、当日の寄り付きで点灯したサインは、終日消えないということを意味します。
その売買サインが変化しないケースに限ってのシミュレーション結果を以下に示します。前提は寄り付きで買いまたは売りを仕掛、大引けにその反対取引をするというものです。以下は、その試算結果です。単位は最低の100株とします。
1.6920レーザーテック
売り:629500円(10勝0敗)買い:432500円(7勝0敗)
2.6501日立
売り:154700円(16勝3敗)買い:42200円(4勝1敗)
3.6861キーエンス
売り:500000円(8勝1敗)買い:763000円(9勝1敗)
4.9984ソフトバンク
売り:36600円(5勝1敗)買い:32300円(5勝4敗)
5.9983ファーストリテーリング
売り:173000円(4勝1敗)買い:70300円(2勝0敗)
6.7974任天堂
売り:6100円(1勝0敗)買い25200円(4勝0敗)
7.1326ゴールドシェア
売り:60000円(8勝4敗)買い:該当なし。
8.8035東京エレクトロン
売り:463000円(9勝1敗)買い:該当なし。
9.3696SHIFT
売り:-44000円(1勝2敗)買い:390000円(8勝0敗)
10.6146ディスコ
売り:569000円(7勝1敗)買い:該当なし。
11.6857アドバンテスト
売り:34500円(3勝0敗)買い:15200円(1勝0敗)
12.7735SCREEN
売り:300500円(7勝0敗)買い:9000円(1勝0敗)
以上、出来高が多くデータの豊富な銘柄を中心に実績を出してみました。
レーザー、キーエンス、東エレ、ディスコ、SCREENなどが好成績ですね。
また、SHIFTの売りは駄目。バンクはどうやらうまく当てはまらないようです。任天堂は異端児だけあってうまく捕まらないようです。
上記は寄り付きと大引けでの売買ですが、場が始まれば「売り」「買い」のサインが前日までのデータに基づき表示され、これは終日変わりません。従って、売りと出た場合は、寄り付きより上で売れば売るほど、大引けにかけての利益が積まれれるということにもなります。買いはその逆で下で買えば買うほど利益が積まれます。当然ですが。
従って、上の戦績はあくまでも1つの目安です。
これで、このサインの点灯による売買にかなりの信憑性があることが分かりました。じっくりと、相性のよい銘柄を中心に実際の売買で検証をしていきたいと思います。1つ心がけるのは、場中の動きに惑わされないことです。
以上です。