5月9日(木)のレーザーテック研究です。
こんなに押されてからの好決算による切り返し過程なのに、何故、今日も昨日も下落したのか?との素朴な疑問を持たれた方は多いかも知れません。
株は、決算には反応しますが、基本的にはいわゆる需給で決まります。つまり、上げすぎたのは下がるし、下げすぎたのは上がるという単純明快なルールに従っております。
今日までにレーザーは上げすぎておりました。市場概況でも書きましたが、売買総合判断指数なる指標を見ると、MAX値が5月7日に1.415ポイントにも達しており、MIN値も同じ日に0.415ポイントに達しておりました。MAX値は、レーザーテックにとっては、昨年12月6日の1.402ポイントを抜き、10月18日の1.469ポイントに次ぐ高さでした。
更にMIN値は最低値が0.00ポイントですが、5月7日には0.415ポイントという驚異的な水準に達しておりました。これは、やはり10月18日の0.469ポイントに次ぐ高さでした。
これらの数字はいわゆる指数値(ギャップアップ・ダウンの調整後の真の高値・安値に基づく、4本足ベースでは最も信頼できる指標)ベースの数字であり、当時の終値水準とは全く異なります。
というわけで、以上のような分析からも、5月7日までに上げすぎていた、その反動安がこの2日という訳です。
今日はMIN値ではまだ0.286ポイントあります。4月25日、4月23日、4月19日、そして4月17日と、4度も1日置きに0.000をマークしていた株です。今年は、この間ずっと0.1-0・2のレンジで動いていた株です。
いかにこの間の上げが凄まじかったか、ということになります。
という訳で、しばらくは平常運転に回帰するためにも、上がったところを利確の売りに晒されるのではないかと想像します。もちろん、何か別の好材料でも出てきたら状況は変わりますが。
なお、各MAラインからはまだ3%ー5.1%上方乖離中。これらの節目あたりで売りが出るような簡単な相場展開ではないことを、一応肝に命じておいた方が良さそうです。
以上です。