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ChatGPTも今ひとつ

2024-10-14 08:08:22 | テクニカル分析
ChatGPTを、主に株価の分析のための関数式の作成に使っていますが、エクセルの関数式という比較的簡単なJOBに対しても、未だ限界を感じることが多々あります。

確かに、文章などをウェブで検索し要約するような用途には役立つかも知れませんが、より混み入ったこちらの意図をChatGPT側に的確に伝えるには、少々ノウハウがいるかも知れませんが、それにしても、一度プロンプトの設定を曖昧にすると、それをベースにした「会話」となるため、いわばエラーのループが生じるようなことがよくあります。

昨日も、エクセルの関数式でChatGPTに以下のような質問をしました。

「AQ列のAQ5のセルからAQ30のセルの中で、1つ前のセルが1.000未満でその直後のセルが1.000以上となっているケースの、その1.000以上のセルと同じ行のF列の数字を抽出したい。」

これがなかなかに難しい。言われた通りにやってみても、少し行がずれた数字しか引っ張ってこない。そこでやむなく、ヤマ感で答えにある関数式のパラメータを換えたりしてトライしているうちに、何と、望んでいた結果が出たのです。その時の関数式は次のとおり。

=INDEX(F5:F31,MATCH(1,(AQ5:AQ30<1)*(AQ6:AQ31)>=1),0))

この関数式にやっとのことで行き着いたのですが、数字の1や0などをいじくり回して偶然にも正しい関数式になりました。その後、逆のケースについてもChatGPTに「相談」したのですが、これまたちんぷんかんぷんの結果が返ってきました。

そこで、止むなく、上記の関数式と真逆の操作に人的に変更したところ、何とまあ嬉しいことに望んでいた結果が出ました。正解は上記の関数式の<や>を単に逆にするだけ。

それにしても、<を逆にするなどChatGPTは何も教えてくれません。どうやら問いかけの質問に何やら複雑な文章理解で難解な結果を教えてくれるだけのようです。

ここから先は筆者の推測ですが、生成AIは人間の仕事のかなりの部分を奪うというのはちょっと疑問であり、複雑な脳内処理を行うため、800億もの細胞1つ1つを、それぞれ最大1万を超えるシナプスで結合して思考の結果を繰り出す現在の人間の脳の性能を上回るのは、結構な難行ではないかと思うのです。

ところで、ChatGPTのお陰で何とか売買判断総合指数が1.000に変わる時の終値の把握が自動的にできるようになりました。このツールを使えば、例えばレーザーテックの1.000への変わり目の終値23775円(10月4日終値)が基準値(ベースライン)となります。

レーザーテックは、この基準値に対して高値はずっと上回り続けております。安値も10月8日だけ割り込んでおりますが、それ以外の日は上回っており、短期的には上昇過程にあることが見て取れます。

以上です。


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