10月17日(木)のレーザーテック研究です。
まだ、昨日の後遺症に苦しんでいるらしく、寄り付きに22170円という、昨日の総合指数0.438をマークした時の終値の22150円を少し上回るのが精一杯でした。
サポートラインのS1(下値抵抗線の第一の防護壁)の21762円は10時半過ぎに破られ、その後も停滞しておりましたが、場の後半になって突如目覚め、14時36分には何と21935円まで上昇。この時は一瞬、OSCが前日値を上回っておりました。ちょうど庭仕事から帰ってきたところでした。
トレンド指標は全て売りでしたので、ここでS1割れの時での「売り」仕掛けが正解でしたが、途中参戦でもあり、これまでのレーザーの常軌を逸する値動きが脳裏にあり、残り時間が少ない中で売りを仕掛けることができませんでした。心では下がったところを「買い」と呟いておりました。これがデイトレ心理の難解なところ。
あえて逆説を言えば、売りたいと心が反応した時は買い、買いたいと心が反応した時は売り、という真逆の対応がどうやら正解のようです。厄介ですね。
さて、また22000の壁を割り込んで、2日連続売られすぎが点灯。大引けにかけては一気の投げ売りも出ております。
一応、テクニカルには復活を果たすためには、22150円という昨日の終値を当日の安値を明日以降にきちんと防御することが必要です。
しかし、この間のレーザーテックの総合指数の推移を見ると、最高値は何と2.567をマークした10月15日。最低値は9月18日の0.169です。物凄い落差。
例えば、最近絶好調の9983ファーストリテリでも、総合指数は昨日の1.219が最高です。その前は9月3日の1.344。これが昨年の11月以来の最高値。
レーザーの2.567というのは群を抜いての上昇のしすぎだったとも言えます。例の5803フジクラを見てみましょう。総合指数の最高値は8月20日の1.733です。
もっとも、この数字というのはデータ取得時の終値をベースとして、それに近い値をベース値としてインプットしております。そこを起点としての指数値ベースでの計算ですから、あまり小さな値を当初に入れて、その後の急成長で3-4倍にも短期間で株価が上昇している、例えば、霞が関キャピタルのようなケースは、異常な値を示しておりました。しかし、当初の開始時の値を少し上に持ってくると普通の状態に戻ります。
さて、こんなテクニカルな講釈は置いておいて、レーザーは果たして復活するのか? 22000円を奪還できれば、まだその芽は残っておりますが、もう少しの押し目はありそうですので、そこで2万円をキープできるかどうか。来週にかけてが正念場か。
以上です。