まつや清の日記 マツキヨ通信

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吉田町議会の「出直し選挙」はあるのか

2006年11月15日 | その他
 静岡新聞・中日新聞夕刊で「吉田・祝儀問題 「町長辞職同意」を否決 町議会 異例の反対多数」、「吉田町議会 町長辞職に同意せず 4対9で否決 自動的に27日退職」との見出しで、本日の臨時議会の報道がなされています。

 慣例として続けられたいた祭りへの祝儀問題で田村町長が「潔い辞職」でけじめをつけたにもかかわらず、9人の議員が同じ行為を行ないながら、その責任も明らかにせず、その議会が町長を辞職審議に参加する資格があるのか、が問われました。

 争点は、町長同様に祝儀を出した議員9人が辞職し、事実上の議会解散となる「出なおし選挙」になるかどうかです。今日の状態では、辞職する意思はないようですが、牧之原署の立件姿勢がどうなるかで今後の展開が大きく変わります。

 中日新聞で、そのリードを果たしたのが、虹と緑の500人リスト運動のメンバーでもある大塚邦子議員であることが報道されていますが、静岡新聞は、相変わらずの「一部議員」報道、その姿勢には、ジャーナリズムとしての疑問符が付きます。

 8:15分の議会運営委員会前の大塚議員の全員協議会開催の要請、そして、いまどき珍しい非公開の議会運営委員会。おそらく否決されたと思われますが、本会議が開催され、大塚議員からの全員協議会開催の含めた緊急動議が提出されました。

 議会運営委員会の開催され本会議で議案となり、否決。そして町長辞職許可が議題となり、町長の説明。それ対する大塚議員の質問の申し出。町長への辞職の経過や今後の調整運営について、そして、議会としての責任を議長に質問。

 町長の答弁もさることながら議長も答弁。牧之原署の対応を見て個々の判断との見解を示したようです。さすがに再質問に対しては議題外と対応したとのことです。圧巻は、大塚議員の勢いの中での議会の責任を問うての反対討論。

 退場を考えていたとのことですが、この反対討論によって辞職許可の採決方法が起立採決となり、一人一人の議員の姿勢を問うことになりました。予想もしなかった賛成4、反対9という事態。一人、一人の判断理由の公開が求められます。

 いずれにしても、12月の町長選挙、議会解散問題と短期間の間に、各議員、吉田町民がどう動いていくのか、熱く注目です。