まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

ソンナム(城南)市の生ごみたい肥化工場に驚き!

2010年10月24日 | ニュース・関心事
20日に富士市の大型機械による生ごみたい肥化の10カ所の6年実験計画をゴミゼロプラン市民ネットワークの市民団体と静岡市の廃棄物政策課の幹部の方々と見学。費用面で課題が残るとその難しさを実感していました。

ところが人口100マンの城南市で市が生ごみ分別回収、生ごみを130トンと100トンと2か所の工場に運び込み全部たい肥化しているとのことで130トンの工場に行ってきました。最初ちょっと臭いがきつかったです。

プラントを使って生ごみをビニールや鉄など不純物を取り出し、水分の分離と圧縮。乾燥した生ごみ70%にトウモロコシ30%を混合したい肥が作られます。たい肥の成分は必要とする農家の要望で生産、値段も変化。

1年間に2万5000トンのたい肥を生産し24億ウオン~25億ウオンの総売り上げ。(ウオン円のレートは現在12,3倍くらい)。この社長は元市の清掃職員で辞めて市民団体と連携してこの会社を設立したとのこと。

生ごみの回収は市で、ビニール袋は有料で各家庭がスーパーなどで買い費用捻出、家庭ごとに1カ月1000ウオンの契約を生ごみたい肥化工場と契約で処理費負担、その収入と売り上げで何とか工場は回っている、とのこと。

今回の受け入れの京畿道社会市民フォーラム運営委員長のイ・デス(李大洙)さんは「ゴミ牧師」と呼ばれる程に韓国のすべての焼却場を歩いた、勿論上勝町の事は知っていて世界のゼロウエイスト運動との連携が必要と。

元気が出ました。


キョンギ道(京畿道)平澤市の韓国最大の空軍オーサン(烏山)基地

2010年10月24日 | ニュース・関心事
22日のテーマは、午前中に平澤市の米軍基地、生ごみたい肥化工場の見学、午後にキョンギ道(京畿道)議会の表敬訪問、そして、地方議会の課題報告としてカチョン市(果川市)、プチョン市(富川市)、静岡市でした。

平澤市の米軍基地は北に空軍のオーサン基地、9,6平方キロ、南に陸軍のキャンプハンフリーズ5,5平方キロ、それが2013年にはそれぞれ2,1平方キロ、9,4平方キロ拡大され26,6平方キロで平澤市の5,9%にも。

ここが軍事基地となったのは歴史的には古く蒙古軍、壬辰倭欄の倭軍、日清戦争の清軍、日本軍、朝鮮戦争の米軍、要衝の地。1990年に龍仁市(ヨルシン市)の米軍移転反対運動が高揚し白紙、その後米軍基地返還運動の提起。

07年に設立された平和センターのサカン・サンウオンさんが案内。住民強制排除しての新滑走路真下での戦闘機の着陸訓練に遭遇、むちゃくちゃな騒音。1時間もいない間に5回もの戦闘機が離陸。川を挟んで見えるパトリオット格納庫。

運動としては、環境破壊(米軍基地の土壌汚染、水質汚染、油流失、廃棄物埋立、騒音)、在韓米軍の久基地化、富秒どな韓米関係、平澤市の財政負担、多岐にわたるテーマを日本含めアジアの反基地運動と連携しているとのこと。

韓国ドラマ『チャングムの誓い』の撮影地である世界ユネスコ遺産ファソン(華城)

2010年10月24日 | ニュース・関心事
10月21日~24日開催されている「東アジア平和と市民自治ネットワーク日韓交流会」から先ほど戻りました。2006年以来となる韓国訪問でノ・ムヒョン政権からイ・ミョンバク政権への交代、6月統一地方選挙後の韓国、垣間見ました。

地方政治では民主党が圧勝していて国政とのねじれが問題となっているようです。会場は世界ユネスコ遺産となっているファソン(華城)がある水原市(スウオン市)。ファソンは朝鮮王朝22代目の王による首都移転のための王宮殿。

現在BS放映の韓国ドラマ『イ・サン』はその王が主人公、ドラマに「はまっている」私としては強い思い入れを持っての宮殿めぐりでした。そして、この宮殿が同じく韓国ドラマ『チャングムの夢』の撮影場所とのことには大感激。

宮殿は日本の侵略と植民地化や朝鮮戦争で破壊されたのですが、宮殿各所での解説のハングル板では述べられてますが日本語版ではその事実が省略されていて、正確な記載の必要性を感じました。それにしてもファソンはすばらしい。

東アジアの平和は成熟した市民自治が基礎であることや東アジアの共有財産としての憲法9条、東アジア共同体を市民自治の観点から模索する今回の企画趣旨はとても刺激的でした。来年は日本開催を合意しましたが、また課題です。