まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

Eシフト 脱原発、新しいエネルギー政策を実現する会

2011年06月05日 | ニュース・関心事
長丁場の上記シンポジウム、最後まで聞いていた方々は少なめでした。せっかくの多彩な視点からの企画ですが、ちょっと欲張り感。参加者の質疑のところで10人程を募集した上での回答スタイルはよかったです。

質疑に先立つ前段セッションは、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さん、首都大学教授の宮台真司さん、ジャーナリストの上杉隆さん、ドイツ安全エネルギー倫理委員会のミランダ・シュラーズさん。

飯田さん、11日の官邸のホームページには21:00圧力容器損傷の危険性が残っている、ないないずくしの政府中枢、スピーディは1週間動いていなかったんではないか、との指摘に驚きです。

宮台さん、今、ドイツの気象台の情報を見ているお母さんたちの気持ちがよくわかる、エネルギー自治の時代。マーケットにも国家官僚制に依存するのも危うい、スロースタイルのような自分たちで自治するしくみが必要。 

上杉さ、健全な議論空間を作ろうとしていた矢先に震災が起きた、政府の会見でメルトダウンしているのか、国民が一番知りたい質問してきたのはフリーランスの記者だった。2ヵ月後にメルトダウンを認めた。

ミランダ 社会の声を安全エネルギー倫理委員会に委員を要請された。原子力の専門家にどうしたらいいか、聞くのではなく国民に社会に声を聞く姿勢が大切。日本でも市民参加でこのエネルギーシフトを決めるべき。

そして、この後に生物学者の崎山比早子さんのセミナーがあり、放射能の基本知識、安全のしき値はないということの解説が行われ、質疑に移りました。エネルギーシフトに国民の声が必要です。

何故、今、菅首相は退陣宣言をしなければならないのか!その理由は?

2011年06月05日 | ニュース・関心事
誰しも「議員辞職を約束しながら居座っている鳩山前首相にペテン師と指摘される」いわれもないないにも関わらず、ネットニュースでは夏に退陣を表明したとのことです。なぜ?と私は考えますが皆さんはどうでしょうか。

もちろん、失態・失政の部分が菅首相に半分はあるとしても、半分は原発推進の勢力と官僚からの抵抗であることを考えれば、退陣の表明など必要なく原発推進戦略の段転換を明確にして欲しいと考えるのは私だけでしょうか。

福島原発の収束のめども立たない中で、菅首相が退陣すれば収束展望が見えてくるのでしょうか。各マスコミ世論調査で、今回の不信任な決議の提出、小沢グループの動向に対する世論は極めて厳しい判断を示しています。

しかも、内閣支持率や民主党支持率が上がっているという状態です。世論は、展望なき権力闘争に愛想を尽かし、ならば、菅首相の続投を甘んじて受け入れるとの認識ではないでしょうか。私自身、揺れ動きます。

6月議会が始まります。この複雑な政治状況をどのように打開していくのか、民主党自身の試練ですが、市民運動を代弁することを公約している私たちが、何故、今、退陣なのか、大いなる疑問を持ちます。





<菅首相>8月までに退陣の見通し 「2次補正はやる」
毎日新聞 6月4日(土)21時26分配信


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参院予算委で自民・山本一太氏の質問を聞く菅直人首相=国会内で2011年6月3日、藤井太郎撮影

 菅直人首相が8月までに退陣する見通しとなったことが、4日分かった。枝野幸男官房長官が同日「長く居座る気持ちは首相には全くない」と発言したのに加え、民主党の岡田克也幹事長も宮城県白石市で「首相は延命を図ることは全くない」と記者団に語るなど、政府・民主党執行部から早期退陣を示唆する発言が続出。安住淳国対委員長は同日「首相は早晩、重大な決断をすると思う。夏を区切りにするというのは一つだ」と述べた。菅首相の9月の訪米は困難な情勢となった。

 首相は4日夜、民主党の石井一副代表と首相公邸で会談。自らの退陣時期について「(11年度2次補正予算案と特例公債法案で)最大の努力をし、やりきる。職に恋々としない」と述べた。

 首相は2日、内閣不信任決議案採決直前の党代議士会で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の対応に「一定のめど」をつけた時点で退陣する意向を表明。同日夜の記者会見で「一定のめど」について「(原発が)冷温停止の状態になること」と述べ、早期退陣を事実上否定していた。

 だが、2日の菅首相との会談を「退陣の確約」と受け止めている鳩山由紀夫前首相は、首相を「ペテン師」と痛烈に批判。党内の首相に批判的な勢力が両院議員総会の開催を求める署名を集めるなど、党内対立が再び激化していた。

 首相は石井氏との会談で「一定のめど」をめぐって、2次補正予算案や特例公債法案に言及し、枝野氏らが早期退陣に言及したのは、菅首相の退陣否定が「居座り」と受け取られるのを打ち消すためだ。遠くない時期の退陣を明確にしなければ、党内や野党の反発を抑えられないとみて、事態の沈静化を迫られた。野党の協力が得られなければ、11年度予算の執行に不可欠な特例公債法案の成立も見通しが立たず、今後の政権運営が極めて難しくなる。安住氏も退陣時期について「(11年度)第2次補正予算案を編成して、できれば成立することを考えても、そう遠くない時期だ」と指摘している。

 首相に近い閣僚は「首相は『ペテン師』とまで言われて居座る気はない。首相の考えは枝野、岡田、安住氏の発言と基本的に同じだ」と述べ、こうした認識を首相自身も共有しているとの考えを示した。別の党幹部は「(枝野氏らは)週末に一斉に発言する打ち合わせをしていた。首相とも話はしている」と語った。首相に近い若手衆院議員は「あらためて、退陣の時期について期限を言う可能性はある」と語った。

 一方、自民党の石原伸晃幹事長も4日、BS朝日の番組で「長くても7月、できれば6月に辞めてもらいたい」と述べ、菅首相のもとでは政権に協力しない姿勢を明確にした。【横田愛】