JR東海は建設資材を運ぶために昨日、林道利用申請です。宿舎が建設される予定地内に6箇所の希少種が存在しています。9月27日の市議会総括質問で厳しく追求していく考えです。
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田辺信宏静岡市長様 2018年9月14日
JR東海のリニア新幹線・宿舎工事のための通行許可申請に
南アルプスエコパーク林道条例に基づき
慎重な審査もなく即時許可したことへの抗議の申入れ
南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡
共同代表
有元利通 八木 功 服部 隆 増田和明 松谷 清
連絡先 静岡市葵区鷹匠3-3-1地球ハウス
℡054-209-5676 Fax054-209-5675
昨日、JR東海は静岡市に対してリニア中央新幹線工事・作業員宿舎建設のための林道の通行許可申請を行った。建設予定地は特殊東海製紙が所有する椹島地区で、そこには静岡市の調査でもJR東海の調査でも希少種が6箇所にわたって存在することが明らかになっている。静岡市はただちに「リニア中央新幹線県建設事業影響評価協議会」を開催し南アルプス林道条例第一条の目的に即して許容できる通行申請であるのか、専門家の意見を聞かなければならない事態である。市民に丁寧な説明が必要であるにもかかわらず何の躊躇もせず本日、林道の通行許可を行った。
本来なら、2014年の「南アルプスの自然環境の保全、ユネスコエコパークとの整合を図ることは絶対条件である」とした静岡市議会決議を考慮するなら市議会にもきちんとした説明を行うべきものである。このような対応は、リニア新幹線南アルプス長大トンネルによる自然環境や水資源、土砂処分などへの影響がユネスコエコパーク理念と整合するのか、どうかをチェックするために環境調査を続けてきた静岡市の信頼を大きく損ねるものである。よって、ここに抗議の申しれを行う。