イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2020年03月02日 | 2020釣り
場所:加太沖
条件:小潮 4:00干潮 10:03満潮
潮流:6:48下り 1.3ノット最強 10:02転流
釣果:ハマチ 1匹

本格的な春はもう少し先だが港の景色も少し変わった。渡船屋が1軒になり定休日ができたのだ。その日はこんな感じだ。



そして僕の周りは大きく変わった。たった1年で人事異動だ。しかし、今度の人事異動は不本意で仕方がない。弾き飛ばされたうえに実質降格だ。まあ、役職定年というやつだから仕方がないといえば仕方がないのだが、去年の5月に隣の部署に異動してきた管理職がいた。間もなくうつ病になって2か月後くらいに復帰したとき、僕の部署で預かれということになった。余剰人員となった彼の発病の理由は新しい仕事が性に合わないということだったらしい。そして今回の異動で彼に弾き飛ばされたという形になった。うつ病だったと聞いた時、あれでうつ病なら僕は入社してから30年間ずっとうつ病だったのじゃないかと思ったが、会社は腫れ物に触るような対応であった。
彼はすでに今回の移動のことは知っていたようで、事前に人事と何らかの下話があったのだろう。あそこの管理職ならやっても大丈夫みたいなことを言い、会社はそのままそれを了解したということだろうか。会社は普通に働いてきた社員よりもうつ病で病欠していたような社員に重きを置いたというのが不本意に思ってしまう理由だ。
そして彼の穴埋めでやってきていた平社員の部署に僕が異動させられた。この3人で玉突きの異動という図式だ。仕事の内容もその平社員がやっていたものを引き継ぐようだから実質降格・・。というのが今回の僕の周りの大きな変化だ。
発令の前日に内示というか、どこどこへ辞令をもらいに行けという連絡が入るので大体どの部署への異動かというのがわかって上司もこっそり具体的に教えてくれるというのが慣例なのだが、今回はコロナウイルスのせいで辞令は出ないので明日の掲示板を見るようにとの指示であった。上司に、ちなみにどこですか?と聞いたらとにかく明日見てくれといって教えてくれない。確かにこんな仕打ちなら優しい上司は教えるに忍びなかったのだろう。まあ、余人に代えがたい仕事をずっとしていればそんな仕打ちをされることもなかったのだからこれも身から出た錆と諦めなければならないのだろうとは思う。


そんな鬱陶しい気持ちを抱えて家を出ると晴天の予報のはずが出港直後に雨が降ってきた。なんとか加太に到着した頃には雨は上がったけれども雲は低く垂れこめている。



下りの潮が残っている時刻なのでコイヅキから沖ノ島の北側を釣ろうと思っていたが前回の釣行同様沖の方にサバを狙っているであろう船団があった。それなら僕もと思ってそこで仕掛けを下すことに。そこは僕がまったく釣ったことがない場所だと思っていたら、大和堆ポイントであった。



GPSの画面で見ているのと本当の景色を見ているのとでは全く違う。山たての能力なんか皆無であると思い知らされた。

なるほど連日船団ができているわけで魚探にはかなり反応が出ている。



しかしアタリがない。転流時刻に合わせて北上してみたがここも魚探に反応はあるけれどもアタリがない。悪い方向に転がり始めると止まらない。雨の後だからだろうか、予想もしていなかった風が吹いてきた。そして帝国軍はどんどん帰投を始めているけれどもこれだけ反応があれば帰るわけに行かない。もうひと頑張りと午前11時を過ぎてビニールの色と大きさを変えて仕掛けを下すとやっとアタリ。毛糸にハマチが喰っていた。
なんとかボウズを逃れたがここで根が尽きてしまった。

帰る頃になって空は晴れわたってきて風も穏やかになってきた。



僕の仕事も雨のち晴れとなってくれるのだろうか・・。





コメント (2)
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