イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

タラノメ採り

2021年03月17日 | Weblog
話は夕べから始まる・・・。
駅から家に向かう途中、空を見るとえらく曇っている。にわか雨があっても大したことがないという予報だったので多分降らないんじゃないかと高を括っていたが危なそうだ。ネクタイをしたままとりあえず家の中に回収して食事をしているとパラパラと降り出した。そのパラパラがどうやら本降りの様相を呈してきた。不精せずに取り込んでおいてよかった。すんでのところで台無しにしてしまうところであった。結局今日もワカメを採りに行けないとなると貴重なワカメになる。

そう、今がワカメの採り頃なのだ。しかし、風が強すぎて船を出せない。
もう少し海の様子を見てみようと高台に向かったがやっぱり風は強い。



もっと近付いてみようと思い、この磯がある一文字の際まで行ってみたがまったく水際まで近付くことができなくなっていた。



沖からは様変わりした姿を見ていたが、陸から見るのは初めてだ。えらいことになっている。東北地方によくある防潮堤のようだ。こんなことをしてしまっては海と親しむことができなくなってしまう。
唯一残っているすき間も大きなテトラで塞がれてしまっている。



なんということだ・・・。

ただ、何とかと煙は高いところが好きだというとおり、こういうところに来るとやたらと上りたくなる。



そして僕の1日はお昼前に終わってしまった・・。

この写真を撮った時刻からさかのぼること約5時間前、タラノメの様子を見に出かけていた。
僕のなかの基準日では4日後が採り頃なのだが今年は少し暖かい日が続いていたのでひょっとしてもう大丈夫なのではないだろうかと思い第2ポイントを目指した。僕が持っているポイントでは最大かつコンペティターがいない場所なのだが、どうも敵が現れたようだ・・。ポイントへの入り口にある木が盗られたあとだった。



10年以上前は確かに見えざる敵がいたのだが敵は没したかもしくは体力がなくなったかで僕が占有し続けていたのだが、3年ほど前から周りの木々が切り払われほぼむき出しの状態になってしまったので目をつけられたのかもしれない。
これは危ない。奥のほうはどうだろうかと心配しながら崖を登ったが、ここはまだ安泰だった。どうもコンペティターは足腰が弱いらしくここまでは登って来られないようだ。少し安心した。

予想していた通り、半分くらいの芽はかなり大きくなっていた。



採り頃のものだけを採り15分ほどで収穫を終える。



家に帰って一服して紀ノ川の土手にある木を再び見に行った。あれから3日。ここも採り頃になっていると思ったが芽を出していたのは前回置いておいた芽に加えてひとつだけであった。



日当たりがいいから第2ポイントよりも早いのかと思ったがこっちのほうが遅いようだ。
これでワカメも採りに行けていればいい1日だということになったのだが・・。
コメント
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