場所:加太沖
条件:中潮 4:39満潮 10:33干潮
潮流:8:55転流 11:31 下り2.1ノット最強
釣果:ガシラ 13匹
ワカメももう少し採りたいところだが、今日は雨模様ということで久々に加太に行こうと決めた。夜が明けた頃から雨が降る予報なのだが、出港まで雨が降らなければ大丈夫だろう。
今日は港に行く前にやっておかなければならないことがある。紀ノ川土手のタラノメの再収穫だ。今週の日曜日に見たところでは今日くらいが残りの芽の採り頃であるはず・・。だったのだが、真っ暗な中、懐中電灯で見てみるとまだ採り頃には程遠いくらいにしか成長していない。採れる芽の数は数個というくらいなので小さい間に採ってしまうと嵩がいかない。幸いにしていまのところ誰にも盗られた形跡がないのでそのままにしてスポットを後にした。
ここまで来ていると港までの道中に、「わかやか〇シェ」がある。寄らないわけにはいかない。いつものお店で冷凍コロッケを数種類買い込んで港に向かい、渡船屋の奥さんに冷凍庫で預かってもらう。
お店では今でも顔を覚えてくれているようで、「釣りに行ってきたのか?」と聞いてくれる。この時間に行ってきたのかと聞かれるのも不思議だが、「これから行くんですよ~。」というような会話になる。確かに夜釣りの帰りということは考えられるし、冷凍食品を買っておいて今から釣りに行くという答えも普通ではおかしいのかもしれない。
そんなことをしていると出港したころにはすっかりと明るくなってしまっていた。数日前から日の出の時刻が午前5時台になっているそうだ。時の経つのは早い・・。
今日の予定では、転流時刻までは船団を見ながらアジサバを狙い、転流前後でガシラを釣ってみて、ガシラの釣果によってその後真鯛を狙うか再びアジサバを狙うかを考えるつもりだ。
まずは田倉崎を目指して針路を取っていると、四国沖ポイントに小さいが船団ができていた。そこからスタート。仕掛けを下ろしていると、多分西脇漁港の漁師だろう、かなり近くまで接近してきた。加太の漁師じゃないのに威嚇行動かと思ったら簡単にアジらしき魚を1匹釣り上げて離れていった。流石だ・・。
おお、釣れるじゃないかとやる気になると僕にもアタリがあった。アジではなさそうな引きで上がってきたのはガシラであった。
なんでもいい、魚が掛かるということはいいことだ。しかし、その後にアタリがない。やっとアタリがあり、間違いなくそこそこの型のアジであったがすぐにバレてしまった。アタリがない日は掛かりも浅いということだろう。
ここもこれ以上やっても大して数を稼げないだろうとガシラ釣りに変更。今日は以前に教えてもらった秘密の漁礁の在処を探すつもりだ。そこは岩礁に棲む魚も釣れるとのことだったのでそこでもガシラを狙ってみようと考えている。
座標を印刷した紙をカバンに貼り付けてポイントを目指す。風がないので船の微調整も可能だ。
ほぼその座標に差し掛かった時、確かに小さな漁礁らしきものが魚探に映った。3メートルくらいの高さはあるというのはわかったけれども、どれくらいの範囲に広がっているかはわからない。あっという間に通り過ぎてゆく。風のある日なら2、3秒で通過してしまうのではないだろうか。噂では軽トラック1台分くらいだということだ。
ここをピンポイントで釣るというのは僕には無理というもので、せっかく見つけたポイントだがきっと宝の持ち腐れになってしまいそうだ。
大体の場所をマークして、ガシラの仕掛けを下すがアタリはない。そんなときに他の魚の反応が出てきた。すぐに高仕掛けに変更して対応するがそんなに甘くはない。
ガシラの本命ポイントに移動。
最初はなかなか釣れなかったが少し潮が動き始めたか、アタリが出始めた。仕掛けを根掛かりさせてしまうまでに12匹を釣り上げることができた。
これでおかずは確保できたので真鯛狙いに変更。ここからはナカトが近いのでその周辺で釣りを始めたいが、ナカトのど真ん中はさすがに帝国軍が占拠しているので入るわけにはいかない。
虎島の陰の50メートルくらいの場所から流し始める。
魚探の反応もなく、アタリもない。ここも見切ってコイヅキへ。今日は中潮だがそれほどの潮流はない。なんとか底を取っているがここもアタリがない。高仕掛けからサビキに変更したがやはりアタリなし。
最後の手段で大和堆ポイントへ。
サビキを続けてなんとかアジを釣りたいと思ったが名前のわからないフグとチャリコだけだった。
フグの写真を撮っておこうとバケツに生かして置いたら、かわいそうなことに青息吐息になってしまっていた。急いで写真に撮って放流したけれども、水中に潜っていかない。かわいそうなことをしてしまった。
僕は釣った魚を殺して食材にしているので偉そうなことは言えないが、食べない魚はできるだけ元気なまま海に戻してあげたいと思っている。それなのに、写真に撮りたいからというだけで魚を弱らせてしまった。釣ってすぐに写真を撮って放流してあげればそんなことにならないのになんとも後味が悪い。
今日はこのフグのほかに、水圧で腸が出てしまったベラも放流してしまったけれどもこれもなんだか後味が悪かった。このベラは直後にウミネコにさらわれてしまったのだ。
思っている魚も釣れず、そんな後味の悪さも手伝ってなんとも今日も煮え切らない釣行になってしまった。
港に帰る頃には雨はすっかり上がり、章魚頭姿山の桜がきれいだ。まだ五分咲きというところだろうが、月末月初の予定を見てみると今年の桜はこれで見納めになりそうだ。
こっちのほうもなんとも煮え切らない花見になってしまったのだ。
条件:中潮 4:39満潮 10:33干潮
潮流:8:55転流 11:31 下り2.1ノット最強
釣果:ガシラ 13匹
ワカメももう少し採りたいところだが、今日は雨模様ということで久々に加太に行こうと決めた。夜が明けた頃から雨が降る予報なのだが、出港まで雨が降らなければ大丈夫だろう。
今日は港に行く前にやっておかなければならないことがある。紀ノ川土手のタラノメの再収穫だ。今週の日曜日に見たところでは今日くらいが残りの芽の採り頃であるはず・・。だったのだが、真っ暗な中、懐中電灯で見てみるとまだ採り頃には程遠いくらいにしか成長していない。採れる芽の数は数個というくらいなので小さい間に採ってしまうと嵩がいかない。幸いにしていまのところ誰にも盗られた形跡がないのでそのままにしてスポットを後にした。
ここまで来ていると港までの道中に、「わかやか〇シェ」がある。寄らないわけにはいかない。いつものお店で冷凍コロッケを数種類買い込んで港に向かい、渡船屋の奥さんに冷凍庫で預かってもらう。
お店では今でも顔を覚えてくれているようで、「釣りに行ってきたのか?」と聞いてくれる。この時間に行ってきたのかと聞かれるのも不思議だが、「これから行くんですよ~。」というような会話になる。確かに夜釣りの帰りということは考えられるし、冷凍食品を買っておいて今から釣りに行くという答えも普通ではおかしいのかもしれない。
そんなことをしていると出港したころにはすっかりと明るくなってしまっていた。数日前から日の出の時刻が午前5時台になっているそうだ。時の経つのは早い・・。
今日の予定では、転流時刻までは船団を見ながらアジサバを狙い、転流前後でガシラを釣ってみて、ガシラの釣果によってその後真鯛を狙うか再びアジサバを狙うかを考えるつもりだ。
まずは田倉崎を目指して針路を取っていると、四国沖ポイントに小さいが船団ができていた。そこからスタート。仕掛けを下ろしていると、多分西脇漁港の漁師だろう、かなり近くまで接近してきた。加太の漁師じゃないのに威嚇行動かと思ったら簡単にアジらしき魚を1匹釣り上げて離れていった。流石だ・・。
おお、釣れるじゃないかとやる気になると僕にもアタリがあった。アジではなさそうな引きで上がってきたのはガシラであった。
なんでもいい、魚が掛かるということはいいことだ。しかし、その後にアタリがない。やっとアタリがあり、間違いなくそこそこの型のアジであったがすぐにバレてしまった。アタリがない日は掛かりも浅いということだろう。
ここもこれ以上やっても大して数を稼げないだろうとガシラ釣りに変更。今日は以前に教えてもらった秘密の漁礁の在処を探すつもりだ。そこは岩礁に棲む魚も釣れるとのことだったのでそこでもガシラを狙ってみようと考えている。
座標を印刷した紙をカバンに貼り付けてポイントを目指す。風がないので船の微調整も可能だ。
ほぼその座標に差し掛かった時、確かに小さな漁礁らしきものが魚探に映った。3メートルくらいの高さはあるというのはわかったけれども、どれくらいの範囲に広がっているかはわからない。あっという間に通り過ぎてゆく。風のある日なら2、3秒で通過してしまうのではないだろうか。噂では軽トラック1台分くらいだということだ。
ここをピンポイントで釣るというのは僕には無理というもので、せっかく見つけたポイントだがきっと宝の持ち腐れになってしまいそうだ。
大体の場所をマークして、ガシラの仕掛けを下すがアタリはない。そんなときに他の魚の反応が出てきた。すぐに高仕掛けに変更して対応するがそんなに甘くはない。
ガシラの本命ポイントに移動。
最初はなかなか釣れなかったが少し潮が動き始めたか、アタリが出始めた。仕掛けを根掛かりさせてしまうまでに12匹を釣り上げることができた。
これでおかずは確保できたので真鯛狙いに変更。ここからはナカトが近いのでその周辺で釣りを始めたいが、ナカトのど真ん中はさすがに帝国軍が占拠しているので入るわけにはいかない。
虎島の陰の50メートルくらいの場所から流し始める。
魚探の反応もなく、アタリもない。ここも見切ってコイヅキへ。今日は中潮だがそれほどの潮流はない。なんとか底を取っているがここもアタリがない。高仕掛けからサビキに変更したがやはりアタリなし。
最後の手段で大和堆ポイントへ。
サビキを続けてなんとかアジを釣りたいと思ったが名前のわからないフグとチャリコだけだった。
フグの写真を撮っておこうとバケツに生かして置いたら、かわいそうなことに青息吐息になってしまっていた。急いで写真に撮って放流したけれども、水中に潜っていかない。かわいそうなことをしてしまった。
僕は釣った魚を殺して食材にしているので偉そうなことは言えないが、食べない魚はできるだけ元気なまま海に戻してあげたいと思っている。それなのに、写真に撮りたいからというだけで魚を弱らせてしまった。釣ってすぐに写真を撮って放流してあげればそんなことにならないのになんとも後味が悪い。
今日はこのフグのほかに、水圧で腸が出てしまったベラも放流してしまったけれどもこれもなんだか後味が悪かった。このベラは直後にウミネコにさらわれてしまったのだ。
思っている魚も釣れず、そんな後味の悪さも手伝ってなんとも今日も煮え切らない釣行になってしまった。
港に帰る頃には雨はすっかり上がり、章魚頭姿山の桜がきれいだ。まだ五分咲きというところだろうが、月末月初の予定を見てみると今年の桜はこれで見納めになりそうだ。
こっちのほうもなんとも煮え切らない花見になってしまったのだ。