イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

ワカメ採り 2回目

2021年03月19日 | Weblog
今週も休日が定まらない中、ワカメとタラノメのベストウイークだと考えて集中的に休みを無理やりとった。一昨日は風でワカメを採りに行けなかったけれども今日の休みも明後日が大雨の予報では干しても乾かないと諦めていた。
しかし、昨日、視察に行った観光施設から海を見ているとあまりにも穏やかだ。(一応、これも仕事です・・)



明日も同じような好天が続き、あさっても昼間はまだ雨が降らないとなるとギリギリワカメは乾いてくれるかもしれないと思い、ダメになってしまう可能性があるがとりあえず行ってみることにした。最も潮が引くのは午後からだが少しでも乾かす時間を稼ぎたいので満潮に向かう時刻を承知で夜明けを待って出発。
風は東から。海はすこぶる穏やかだ。



僕の中では一番品質がいいワカメを採れる場所に取りつくことができそうだ。



ここはもともと潮の流れがあるところで、それに加えて岩礁の小さくえぐれた場所に海水が出たり入ったりする流れが常にあるのか、歯ごたえのあるしっかりしたワカメが採れる(ような気がする)ただ、そんなところだから少し波があるだけでも危険で近づけないのだ。

今日もゆれる船の上から作業を開始する。すでに潮が高くなってきているのでなかなか数を稼げない。おまけにここは成長が遅くまだまだワカメは小さい。だからこそいいワカメだといえるのだ。
いいワカメなのだがもっと採らねばと場所を移動。岩礁を少し回るとここは広い場所にワカメが群生している。ただ、ここも潮が高くて採りにくい。カネを突っ込むときには影を見つけてある程度目星をつけて突っ込むのだがそれが見えない。かすかな影を目安に探っていくが、少し浅いところに入れるとワカメじゃないやつが巻き付いてくる。
そうこうしているうちに潮はどんどん満ちてきてこういう時のために用意していた船の全長よりも長い竹竿でもうまく採れなくなってきた。もう少し採りたいところだがこれが限界だ。
もたもたしているくらいなら早く帰って干す準備をしなければと午前7時40分に終了。



家に帰って干してみると、嵩は少ないが個体が小さい分、本数はそこそこあった。今日のワカメもいいワカメだ。



雨に備えてどうしようかと思案していたのだが、今日は日差しもあって思いのほかよく乾いてくれた。ほとんどが小さい個体であったということも幸いしたのだろう。これくらいまで乾いてくれると物干し竿からザルに移すことができる。とりあえず家の中に取り込んでおいてまた明日朝から表に出そう。こうしておくと雨が降り出すギリギリまで表に出しておけるし夜露もしのげる。



日曜日の大雨をなんとかうまくやり過ごせそうだ。



全くの余談だが、一番最初の画像の観光施設は大阪南港にあるビルの屋上にある。下の方は大阪府咲洲庁舎として使われている。帰りのエレベーターはどうもこの庁舎として使われている部分のものをそのまま使っているようで、逆ルートで行くとタダで入れそうな雰囲気だ。事実、1階に到着したエレベーターでもう一度そのまま上まで上がることができたのだ。



このビルは一度は経営破綻したくらいだから来場者も少なく監視要員を置こうにも人件費が捻出できないのだろう。確かに景色はすこぶるきれいだが800円出していく価値があるかというとどうだかな~と思う。僕が行ったときも客は僕たち一行のみで、あとはどうもこの逆ルートを辿ってきたような大阪府の職員らしき人がコーヒーを飲んでいたくらいだ。
穴場といえば穴場と言える。次に来た時にはお金がいることを知らなかったふりをして迷い込んでみようと思うのだ。




コメント
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