ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

一難去らずにまた一難

2025年02月21日 | 日本とわたし
母の入院が続いています。
脳や首の詳しい検査をしようにも、5年前に受けた頸椎の手術で金属が埋められてあるために、MRIの精度を上げることができず、精密な画像を撮ることができません。
脳梗塞の血栓がどの場所に、どの程度の大きさで存在するのか、担当医の話ではある程度わかっているようですが、今度また新たに血栓ができるとまずいことになる、と言われました。
パーキンソン病の疑いもあるので、症状を軽減する薬も併せて飲んでいますが、それがよく効いているのかはまだ不明です。
毎日電話をかけていますが、母はいつも開口一番、「しんどい」と言います。
意識ははっきりしている時もあるし、突然妙なことを口走ったりする時もあります。
彼女はこれまで、どんなにしんどくても、高熱が出るような病気に罹っていても、ベッドで寝ずに起きて何かをしているような人だったので、これほど長く寝続けていると、頭も足もぼんやりとしてしまって、日に日に弱ってきているような気がします。
個室にはトイレが付いていますが、そこまで歩くこともままならず、ベッドのすぐ横に置いてもらったポータブルトイレで用を足しています。
そんなことは彼女の90年の人生で初めての経験で、それだけは絶対にしたくない、そんなことをするぐらいなら死んだほうがマシやと言っていた人だけに、かなりのストレスになっていると思います。
脳梗塞患者用の減塩メニューは全く口に合わないらしく、ほとんどを残してしまっているようです。
母の気分は上がったり下がったりで、わたしが電話をかけている時はいつもダダ下がり。
まあでも、いい格好をしなくてもよい相手はわたしぐらいでしょうから仕方がありません。
でも母は、とても頑張っていると思います。
リハビリは午前と午後に一回ずつ、歩行器を使って歩いたり、腕の上げ下げをしたり、お箸で小さなものをつまんだりという簡単な動作ですが、週日の5日間、毎日続けています。
インターネットは使用禁止なので、彼女の日課であり楽しみでもあったパズルゲームができず、退屈で仕方がないようです。
それならラジオでも聞いたら?と言うと、パッと明るい声になって、そうや、ラジオやったら目も疲れへんしいいなと言って喜んだのも束の間、聞こえてくるのはザーザーという不快な雑音ばかり役に立ちません。
別に怪我をしたわけでもなく、内臓は健康そのものなので、できたら1日でも早く家に帰りたいのでしょうけど、まだまだ寒いし、歩行器無しでは歩けないので、バリアフリーでもない狭い家では危険なことだらけ。
だから今は入院を続けることが最善なのだと言い聞かせています。
担当医は話は長いけれども誠実な人で、母のことをよく診てくださっています。
看護師さんやリハビリなどのスタッフさんたちも、本当に親切な人たちばかりで、母はいつもありがたいと言います。

そんな母を見舞いに行くのは義父一人だけ。
彼は毎日、それこそ大雪が降って車で走れない日も、1時間以上も歩いて通っていました。
ところがその義父が、なんとコロナウイルスに感染してしまい、一人ぼっちで熱と咳、そしてとてつもない倦怠感と闘っています。
重なる時は重なる、というか、重なる理由はあるわけで、義父にとっては青天の霹靂とも言える母の病の発症だったので、そのショックがどれほど大きかったか…そういうストレスや疲れも重なって、ウイルスにつけ込まれてしまったのだと思います。
けれどもしんどいからでしょうか、LINEチャットで嫌なことをいっぱい言ってくるようになりました。
もしかしたら、もともと、それもかなり前から、わたしのことをあまり良く思っていなかったのかもしれないな、などと考えたり、いやいや、わたしの言い方が良くなかった、思いやりが足りなかった、考えが浅かった、などと反省したり。
病室の母とは電話で、耳が遠い義父とはチャットで、これからはこんなふうに二人と会話していくことになりそうです。

二人から遠く離れたところで暮らしているわたしの身の上にも、母が倒れてから以降、大小合わせてうまくいかないことが連続して起こり、これは一体なんなんだろう…と、さすがに心が折れそうな気分になりますが、いやいや、どこまで落ちるかはわからないけど、とことん落ちたらあとは上がるだけだと、その折り返し点を楽しみに、こつこつ一日一日を過ごしていくしかありません。

なるようになる、なるようにしかならない。
大波小波に乗ったり打ちつけられたりしながら、ぼちぼちやっていこうと思います。
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米国『2.28.2025・24時間経済プラックアウト』事情

2025年02月21日 | 米国○○事情
投稿者はジョン・スチュワートだが、発案者はジョン・クレメンスである。
『24時間の経済封鎖』

最初の行動として、我々はそれを止める。
一日だけ、誰が本当に権力を握っているのかを彼らに見せつけるのだ。
いつ?
2月28日金曜日、午前12時から午後11時59分まで。

やってはいけないこと
買い物をしないこと。
オンラインでも店頭でも買い物をしないこと。
アマゾンもウォルマートもベストバイも利用しないこと。
どこにも行かない!
食費やガソリン代にお金を使わない。
クレジットカードやデビットカードを使わない。
家の周りの仕事などを人に頼まない。

あなたにできること
絶対に必要なもの(食料品、医薬品、緊急用品)だけを買う。
どうしても買い物をする必要がある場合は、小規模な地元企業のみを支援する。
メッセージを広める。
このことについて話し、投稿し、その日の行動を記録しましょう!

なぜこれが重要なのか?
DT(ドナルド・トランプ)とその手下たちは、自分たちの懐具合しか気にしていない。
企業や銀行は、自分たちの利益のことしか考えていない。
金融市場は、消費者の消費に依存している。

たった1日でも経済を混乱させれば、強力なメッセージになる。
もし彼らが言うことを聞かなければ(聞かないだろう)、我々は次の封鎖を長くする(するだろう)。

これが最初の行動だ。
2月28日。
24時間経済ブラックアウト開始。

このメッセージを伝えてください。
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