ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

お楽しみ箱と一律給付金と酸性雨と

2020年05月14日 | ひとりごと
いつもなら1週間ぐらいで到着する日本からの小包が、今回は1ヶ月かかった。
けれども無事に、傷も無く、きれいな箱のまま来てくれた。
毎年誕生日が近づくと、大阪在住の弟が、普段から録画してくれたビデオや映画のDVDや、お役立ちグッズや鞄やお菓子や本などをいろいろ見繕って贈ってくれる「お楽しみ箱」。
今年は新型コロナで大混乱だから、送らなくていいからねと言っておいたのに、やっぱり贈ってきてくれた。
断っておいてこんなことを言うのは何だけど、めちゃくちゃ嬉しかったよ〜ありがとう!

今年の2月の末に、長男くんの結婚式のために東京に行った時、弟たちと合流してアメ横をブラブラ歩いた。
その時に布製のバックパックが目に入り、買うか買わないか数分ほどグズグズ迷った。
すぐ横に弟が立っているのに気づいて、しまった…こんなところを見せたらきっと、お楽しみ箱にって思うだろうにと後悔した。
やっぱりだった…。
散財させてしまった…。
空と海のおやつまで?!
お守りを早速バックパックにつけた。


文春は赤木俊夫さんの遺書の全文が掲載された号で、弟が本屋に駆け込んで買っておいてくれた。
配達が遅れたので、もう一冊おまけが入っていた。
アベノマスクも入っていたので試しにつけてみた。
こんなのをつけて町を歩いたら多分、いい加減な物をつけてる無責任な奴だと睨まれると思う。
ビニールの極薄手袋と除菌ウェットテッシュは、そろそろ無くなりかけてたので超助かった。

毎年毎年ありがとう!
夜勤続きの激務の中、あれこれ思いながら買い物して、箱詰めして郵便局行って、いっぱいお金を使わせてしまった。
ごめん。
でもありがとう!

さて、今日はもう一つ、嬉しいものが届いた。
政府からの給付金が口座に振り込まれていた。
うちへの振り込みが遅れたのは、夫が振込先の口座を伝えてなかったからだったらしい。
4月中旬に届くはずだったのでこれまでかなり切羽詰まってきてたけど、二人合わせて約26万円の給付金はかなりありがたい。
夫の方も、新型コロナ渦のための失業保険(けっこういろんな種類があるようだ)の申請に毎日励んでいて、先日ちょっとまとまったお金(これは失業保険とは別口)が送られてきた。
3月から丸々2ヶ月半、夫の収入無しでやりくりできているのがちょっと信じられない。
外出は散歩と食品の買い出し以外全くしないけど、食費をさほど切り詰めているわけでもないし、最近続いている極寒(0℃近くまで下がる)の日に、暖房をケチっているわけでもない。
貯金を切り崩しているわけでもない。
一時期、何がっていうのでもなく、けれども不安がブワーッとこみ上げてきたり、いきなり無性に腹が立ったりしたこともあったけど、今はこの新しい毎日が平常になりつつある。
手洗いやうがいの回数がものすごく増えた。
でも、家族以外の人に近づけなくなった。
握手も軽いハグも、冗談を言い合って肩を叩くこともできなくなった。
みんなそのことを一番寂しがっているけど、そういう慣習が今回の感染を広げたことを知っているから我慢している。

先週の土曜日のお天気は無茶苦茶だった。
なんだって急にやってくる。
曇ったり晴れたりびゅうびゅう風が吹いたり、雨が降ったり雷が鳴ったり、そしていきなり雪が降った。
それも晴れているのに。
そして次の日、畑の野菜が大変なことになっていた。
かなり強い酸性雨が降ったのかもしれない。

すごく元気だったトマト。

ナスビも葉っぱが枯れかけている。

だけど不思議なことに、薄い葉っぱものの芽には被害が出ていなかった。

なんでだろう?

おまけ・夫が近所の散歩中に撮ってきてくれた写真。




天気が変なので(今もヒーター無しでは暮らせない)、もう5月の半ばという気がしない。
暑いのが苦手なんだけど、いつまでも寒いのもなあ…。
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