ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

焼き場に立つ少年

2020年08月06日 | 日本とわたし

昨日のハリケーンの余波で停電になってから24時間。
復旧予定日は明日の夜中、ということですが、被害地域がかなり広いので、さてさてどうなるかは全くわかりません。
そして残念なことに、パソコン以外で記事を書いた事がないので、停電中は記事の更新ができません。

この日には毎年必ず、上記の記事を読み直します。
新しく読みにきてくださる方もちらほらいらっしゃいます。
ありがたいことです。

今日の広島の記念式典には、国会をどうしても開かない憲法違反の常習者、安倍首相が参列するそうですね。
またいつもの使い回しと評判の式辞をたらたら読んで、私は十分慰霊したとアピールするつもりなのでしょうか?

ところで、アメリカ人の核兵器についての考えが変わってきました。
75年も経たなければならなかった…のですが。

10年ほど前に、当時小学生だった生徒のケヴィン(彼は自分の前世は日本人だったと言った子です)が、社会のクラスで原爆のことを学び、大変なショックを受けていたのを思い出します。
「アメリカは絶対にやってはいけない間違いを犯した」
そう言って涙ぐみながらピアノを弾いていた姿が忘れられません。
そういう教育が小学校で行われていることを嬉しく思いました。
引用:
・アメリカの18歳から34歳を対象に、インターネットでアンケート調査を行った。
・核兵器を保有するアメリカでも70%余りが「必要ない」と答えた。
・その理由
「多くの人が死傷する」
「破壊的過ぎる」
「ほかにも問題を解決する方法がある」
核兵器の威力の深刻さを懸念する考えが多く見られた。

また、75年前にアメリカが原爆を投下したことについてアメリカ人に聞いたところ、「許されない」と答えた人は41.6%だった。

「キノコ雲の下で何が起きたか、ことばでは言い尽くせない地獄を経験させられたことを知ったうえで、『これはだめだろう』という人間としての感情がアンケートの数字に反映されている。
原爆投下によって戦争を終えることができたという神話がアメリカで長く続き、今でも受け入れられているが、この10年ほどで認識が大きく変わってきている。
これはアメリカでの教育の効果で、この問題が大事だと思ったときに、もっと本当のことが知りたいという精神が根付いている人が多い」

被爆国として日本はどう行動していくべきか、記念式典の時だけ思い出すのではなく、学校での教育でもどんどん取り入れていって欲しいと思います。


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2 コメント

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ミキコさんへ (まうみ)
2020-08-10 10:19:33
Eテレは優れた特集を組んでくれるのに、それを報道する時間が変ですよね。
わざと視聴率が低い時間帯ばかり。
上からの圧力なんでしょうか。
こういう風潮が早く消えることを願っています。
返信する
Eテレ (ミキコ)
2020-08-09 12:59:31
焼き場に立つ少年の特集がNHKのEテレで、8月8日の午後11時から放送されました。もう少し早い時間ならもっと良かったですけど、でも改めて心にとどめるべきことです。
返信する

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