【中山記念】マテンロウスカイが先行抜け出しV!横山典弘騎手はレース6勝目:サンスポZBAT!
(中山記念、2024年2月25日 15:45、G2、中山11R、芝・右1800m)
第98回中山記念(4歳以上オープン、別定、G2、芝・右1800m)は、横山典弘騎手の7番人気マテンロウスカイ(セン5歳、栗東・松永幹夫厩舎)が3番手追走から直線半ばで抜け出しV。重賞初制覇を飾るとともに、大阪杯(3月31日、阪神、G1、芝2000m)の優先出走権を獲得した。56歳0カ月3日の横山典弘騎手は、自身が持つJRA最年長重賞勝利記録(55歳10カ月23日:1月14日京成杯のダノンデサイル)を更新。タイムは1分48秒1(稍重)。
2馬身差の2着には逃げ粘ったドーブネ(10番人気)、さらにクビ差遅れた3着にジオグリフ(4番人気)が入った。なお、1番人気のソールオリエンスは4着、2番人気のエルトンバローズは7着に敗れた。
マテンロウスカイは、父モーリス、母レッドラヴィータ、母の父スペシャルウィークという血統。通算成績は17戦5勝。重賞初勝利。松永幹夫調教師は中山記念初勝利、横山典弘騎手は1996年サクラローレル、2008・09年カンパニー、14年ジャスタウェイ、20年ダノンキングリーに次いで6勝目。
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今年の中山記念は7番人気のマテンロウスカイが勝って10番人気のドーブネが2着、3着には4番人気のジオグリフが入って3連単が54万という波乱になりました。有馬記念以来の今年初戦だった1番人気のソールオリエンスは、直線で外からよく追い込んできたものの4着まで。開幕週の稍重で、結局、前残りの競馬だったことが響いたように見えました。
(余計なお世話ですが、ソールオリエンスにはもっと頑張って欲しいんですけど…)
それにしても、1~3着までが前に行った馬、4~5着が4角10番手より後方の馬と、かなり極端なレースになりました。。稍重で1000m通過が58.6秒ですからペースは速かったと思いますが、上りが掛かる消耗戦に強い馬が前にいると、後方待機の馬は、実力が余程突き抜けていないと苦しくなってしまいますよねぇ…。
最近の重賞を見ていると、以前のように『ドスローからの瞬発力勝負』が減った気もしているのですが(多少はパンサラッサの影響もあるのかな?(^^ゞ)、何と言いますか、もしかしたら、中距離戦でもスタミナや底力を含めた総合力が問われる時代になった(戻った?)のかも…。いや、個人的にはその方が面白いのでOKなんですけど、どうなんでしょうね(^^)
**2024/2/25中山11R 中山記念(G2/芝1800m)・稍重**
中山記念【2024年2月25日中山11R】:競馬ラボ
1351ターフスプリント(G2/芝1351m)で10着となったバスラットレオンの関係者コメントです。
◇矢作調教師のコメント 「スタートで出遅れてすぐに周りに囲まれてしまい、それでも行こうとしたら、また挟まれてしまう格好に。馬場の内外などは関係なく、今日の敗因はスタートがすべてでした。何とかドバイで巻き返したいと思います。すみませんでした」
◆クラブのコメント 「スタートでの遅れを取り戻そうとしたところで両側から挟まれてしまい、行き場がなくなりブレーキを踏む苦しい形。前目に行って押し切るような競馬が身上の本馬だけに力を発揮することができませんでした。なお、このあとは、「ほどなくドバイ入りして、3月30日ドバイ・メイダン ゴドルフィンマイル(G2・ダ1600m)に備える予定」(厩舎陣営)となっています」
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矢作先生としても、今日のような内容では他に言いようがないですよね… と言いますか、今日は敗因がハッキリし過ぎていますので、「何とかドバイで巻き返したい」とのコメントさえ聞ければ、それが全てだと思います。
まあ、ゴドルフィンマイルだって簡単なレースではないわけですが、バスラットレオンらしさを全く出せなかったという点において、今日ほど不完全燃焼感が残るレースも珍しいですからね。つまり、絶対に次は今日より良いレースになるはずで、まずはクルッと気持ちを切り替えたうえで、改めてゴドルフィンマイルに向けて気持ちを作っていきたいですm(_ _)m
キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた1351ターフスプリントに出走したバスラットレオンは10着でした。
【レース内容】痛恨の出負け。外の馬に寄られてゴチャついてしまい、結局、中団後方に下がるカタチになってしまいました。その後もペースが流れていた所為か、ポジションを上げるタイミングもなく、4角最後方となってはバスラットレオンの良さを出せるレースではなくなってしまいました。それでも頑張って直線で4頭を交わしての10着入線。まあ、今日は仕方がないとしか言いようがないですね(^^;)
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いやいや、これではどうにもならない…
一番、マズいパターンにハマってしまいました(^~^;
坂井瑠星騎手が上手く調整してくれて、昨年同様ゲート入りが最後になりましたし、マトモに出てくれると思ったのですが…。逃げられないパターンも覚悟はしていたものの、まさか4角最後方の競馬になるとは考えていませんでした。
でもまあ、こういうことがあるのが競馬ですし、力負けでないのも確かですから、『江戸のカタキは長崎』ならぬ、サウジのカタキをドバイで討つつもりでゴドルフィンマイルに向かうしかないですね。
連覇のチャンス充分と考えていただけに残念ですが、まあ、しゃーないしゃーない、切り替えていきましょ!!
フォーエヴァーヤング、リメイクの連勝で、こりゃあイケちゃうかも…と思ったんだけどなぁ(^^;)
【1351ターフスプリント】日本馬は2着のララクリスティーヌが最先着 制したのは英国のアナフ:サンスポZBAT!
サウジカップデーが24日(日本時間同日深夜)、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われ、1351ターフスプリント(G2、北半球産4歳以上・南半球産3歳以上、芝1351m)では、日本馬は直線外から伸びてきたクリスチャン・デムーロ騎手のララクリスティーヌ(牝6歳、栗東・斉藤崇史厩舎)の2着が最先着だった。この日の日本馬の連勝は「2」で止まった。
同じく日本から参戦した松岡正海騎手のウイングレイテスト(牡7歳、美浦・畠山吉宏厩舎)は4着、クリストフ・ルメール騎手のアグリ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)は6着、バスラットレオン(牡6歳 栗東・矢作芳人厩舎)は10着だった。
勝ったのは英国のアナフ。タイムは1分17秒88(良)。