チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、31日、坂路を併せ馬で追い切られています。
- 24.01.31 助 手 栗東坂良 1回 51.9-37.5-24.3-12.2 馬ナリ余力
ビダーヤ(新馬)一杯を0.9秒追走クビ遅れ
◇矢作調教師のコメント 「53秒台ぐらいを目安に考えていましたが、自然と時計が速くなる形。何ら無理せず後半にこれだけのタイムが出るのですから、それだけ調子が良いということでしょう。目標は2月24日(土)サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ 1351ターフスプリント(G2・芝1351m)。2週前となる来週はしっかり追い切りたいと思います」
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チャンピオンヒルズ在厩時から『調子が戻ってきた』との話は伝わっていましたが、実質帰厩後1本目の追い切りで51秒台を出してくるとは思いませんでした。昨年の遠征前、帰厩後1本目は坂路53秒台でしたから、矢作先生のイメージは『去年と同じぐらいで…』だった気もしますし、速ければイイってものでもないのでしょうが、馬ナリでサラッと出た時計であれば調子が良いのは確かでしょう。
ちなみに昨年の国内最終追い切りはパンサラッサ先輩との併せ馬、0.6秒追いかけて0.1秒先着(51.0-37.1-24.5-12.4)するという豪華でハードな内容でした。今年はパンサラッサがいませんので、果たして誰を相手にどういう追い切りをかましてくれるのか、レースまでのプロセスも目一杯楽しませてもらおうと思います(^^)
その意味では、昨年の1351を勝った時と比べて今回の方が弱気になるべき…という要素はあまりないんですよね。確かに最近の戦績、レースぶりはパッとしないものですが、調子が上がれば平気で巻き返してくるのがバスラットレオンですからっ!( ・`ー・')キリッ
【チャンピオンヒルズ在厩時のバスラットレオン:公式HP(2024/1/25更新)より】
ジェットレーシング在厩のピークブルームは、1日朝より坂路入りを開始しています。
◇蛯名調教師のコメント 「まずは普通キャンターを1本。今後、進めてみてからになりますが、3月3日(日)中山6R 3歳未勝利・牝(芝2000m)あたりをひとつの目標として、追い切りを積んでいければと思っています」
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このタイミングでのトレセン入りなので、2回中山開幕週から行くのかな?と思いきや、改めて番組を見ると、確かに2週目の牝馬限定芝2000m戦が良いのかも。ここまで1800m戦を二度使われてきましたが、距離が長くてダメだった…という印象は無いですし、成長途上の現段階では簡単に距離を短縮するより良い選択かもしれません。(雛祭りですしね!(^^ゞ)
ということなのですが、それもこれも今後の追い切りでどう評価されるか次第でしょう。
今のところ蛯名先生も本馬の素質を前向きに評価してくれていますが、初戦、二戦目と結果的に期待に応えられていないわけですし、追い切りでも実戦でも、ここらで少し良いところを見せていおかないと…。そう言えば、前走では出遅れもやらかしていますので、諸々含めて全体的な成長、進歩を見せて欲しいと思いますm(_ _)m
【2023/12/28中山4R 2歳未勝利(芝1800m)でのピークブルーム:公式HPより】
栗東トレセン在厩のマジックブルーは、31、1日と坂路で調整されています。
- 24.01.31 助 手 栗東坂良 1回 60.8-44.5-29.5-15.2 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「あわせてゲートの確認も進めていますが、前走がそうであったようにまだ不安を残す状況ですね。ここで徹底的にクリアにしておきたい思いもあり、まずは練習を重ねています。目前の課題はゲート。追い切りは2日におこなう方向で検討中です」
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想定より早めにトレセンに入ったと思ったら、まさかのゲート特訓が待っていました(^^;)
言われてみれば、前走(7着)は立ち上がったところでゲートが開いて最後方からの競馬。あれがなければ普通に掲示板ぐらいはあったかもしれず、「ここで徹底的にクリアにしておきたい」との矢作先生の気持ちはよく分かります。
まあ、ゲートに関しては馬ごとの個性(性格)にもよるでしょうし、おそらく『練習をすればすぐに上手くなる…』ものでもないのでしょうが、練習をしないよりした方がイイはずですから、将来のためにも地道に進めて頂ければと思いますm(_ _)m
ということで、「目前の課題はゲート」であれば、復帰レースは追い切りを何本かやってみてからになりますかね。
まずは追い切りでしっかり動けるところを見せて欲しいですし、その上で、ひとまず前走同様京都のダート1800m戦を狙っていくのか、はたまた条件を変えて前進を図るのか、そのあたりも含めて来週の近況に注目したいと思います。
メリタテスは、2月3日京都12R 1勝クラス(ダ1400m)に出馬投票しましたが、非当選により除外となっています。
- 24.01.31 古川奈 栗東坂良 1回 53.5-38.7-25.1-12.5 強めに追う
◇矢作調教師のコメント 「仮に中1週の競馬でも全く問題なさそうでしたし、追い切りに乗った古川奈騎手も『31日はテンションも落ち着いていた方ですし、息の入りも良かったので状態はいいように感じました』とのこと。よって放牧の予定を変更して投票したわけですが、ギリギリのところで出走できず、他レースへの再投票も叶いませんでした。引き続き様子を窺いながら、改めて方向性を考えていきたいと思います」
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前走で10着となったあと、岡助手が「リフレッシュ放牧を挟むことにより、少しでも落ち着いてくれるといいのですが」とコメントしていましたので、てっきり放牧が既定路線と思い込んでいましたが、実際には31日に古川奈穂騎手を背に追い切りを消化、その動きが良かったことから2/3の京都12レースに出馬投票を行っていました。
結果は非当選除外となりましたが、久しぶりに跨った主戦の古川奈穂騎手が「状態はいい」と感じたわけですし、矢作先生も早い段階で出走の意志を固めていたようなので、どうせなら出走させてあげたかったです。
ただし、除外となった以上、次走についてはいったん白紙でイイのかもしれません。
矢作先生も「引き続き様子を窺いながら、改めて方向性を考えていきたい」と仰っているように、単純に来週以降にスライドさせるのか、それとも改めてリフレッシュ放牧を挟む流れに乗せていくのか、どちらにするかはメリタテスの心身の状態、特に精神面を見極めてご判断頂ければと思いますm(_ _)m(何となく気まぐれなところがあるようですし(^^;))
【2024/1/21小倉8R 4歳以上1勝クラス(ダ1700m)でのメリタテス:公式HPより】