ZBAT!競馬『【ホープフルS】キラーアビリティが2歳中距離王!横山武はG1年間5勝目』
第38回ホープフルステークス(2歳、牡・牝、G1、芝2000m)は、横山武史騎手の2番人気キラーアビリティ(牡、栗東・斉藤崇史厩舎)が勝ち、世代の主役へ一気に躍り出た。また、キラーアビリティに初騎乗だった横山武騎手はエフフォーリアで制した有馬記念に続くJRA・G1連勝で、年間では5勝目を挙げた。タイムは2分00秒6(良)。
1馬身半差の2着はジャスティンパレス(4番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にはラーグルフ(8番人気)が入った。なお、1番人気に支持されたC・ルメール騎手のコマンドラインは12着、JRA平地G1完全制覇がかかった武豊騎手のアスクワイルドモアは10着に敗れた。
◆横山武史騎手(1着 キラーアビリティ)「2週連続で調教に乗せていただき、走る馬と感じていました。口向きの難しさの不安もありましたが、リラックスしていいポジションで走ってくれました。1、2コーナーで(ハミを)噛んだけど、向こう正面で思ったより早く(力みが)抜けてくれて、これなら…と思いました。(有馬記念を勝ったエフフォーリアと)同じオーナーさんで、エフフォーリアも強かったけど、この馬も強かったです。感謝しています。まだ子供で後ろ脚(の力)もまだまだで、気持ちだけで走っているところもあるのでオンとオフがはっきりしてくれば、もっともっと走れる馬だと思います。(自身は今年G1・5勝目)年間100勝とG1制覇を目標にしていましたが、想像以上に勝たせていただき、関係者のみなさん、頑張ってくれた馬に感謝しています」
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キラーアビリティさん、お見事でした!
スタートしてスッと好位のインを確保、道中をロスなく立ち回って直線入り口で先行2頭に並びかけ、あとは抜け出すタイミングを計るだけという、どこかの教科書に載っていそうなほど、全てがうまくいった完璧な勝利でした。
新馬戦でレッドベルアームの5着、萩Sでも朝日杯FS3着のダノンスコーピオンに負けているように、安定して走るという点ではこれからなのかもしれませんが、今日はレースセンスの高さ、操縦性の良さも見せましたし、横山武史騎手がコメントしているように、今後の成長次第でかなりの活躍が期待できそうです。(さすがに2番人気に推されるだけのことはありますね)
1番人気のコマンドラインはスタート後にポジションを失い、かなり後方でゴチャついたように見えました。ハッキリとはわかりませんでしたが、もしかしたら他馬と接触していたような…。いずれにしても、経験の浅い2歳馬には厳しいレースになってしまったわけで、ダメージが残っていなければ、いずれ巻き返してくるでしょう。
ちなみに2着にはジャスティンパレスが入り、(コマンドラインは大敗したものの)終わってみればディープインパクト産駒のワンツーフィニッシュ。エピファネイア産駒のサトノヘリオスは13着でしたから、結局、2歳リーディングは逆転しちゃいましたかねぇ。。何となくそんな気がしていたんですよねぇ。。別に悪いことではないのですが、どうせなら若手に頑張って欲しかったかも…です(^^;)
最後に少し余計な事を書きますが、この世代の中距離路線はまだ混戦が続くかもしれません。だからアシタカにもチャンスがあるとは言いませんが、昨年のエフフォーリアやシャフリヤール同様、年が明けてから一気に台頭する馬が出てきそうな気がします(^^ゞ
**2021/12/28中山11R ホープフルステークス(G1/芝2000m)・良**
一口馬主とは怖い趣味で、レース後は頭真っ白で「もう、十分」と思ったんですが、少したつとクラシックへの欲が出てきました。
ちなみに、アシタカには、菊花賞を担当してもらう予定です。
おめでとうございます!
でも、「もう充分」なんてトンデモナイですよ。
2歳G1は、3歳でG1を勝ってこそ光り輝くというものです( ・`ー・')キリッ
クラシックでの健闘を祈りますm(_ _)m
ちなみに、アシタカ自身はまだダービーを諦めていないみたいです(^^ゞ