コロナ禍中に天ぷらを自分で揚げられるようになり、最近はそこそこ美味しく食べられることも増えてきたのですが、やはり、たまにはホンモノを頂かないとね!という話になりまして、蕨の東月さんにお邪魔してきました。
蕨に詳しい友人によると、東月さんは比較的新しいお店で(あとでお聞きしたところによると3年前からだそうです)、ずっと気になっていたとのこと。蕨には珍しい(?)本格的なカウンターオンリーの天ぷら屋さんです。
この日は楓という基本のコースをお願いし、あとはお好みで天ぷらを追加する作戦に。初めてのお店だと、こういうやり方がリーズナブルで分かりやすいですよね。下の写真はさやえんどうですが、優しい出汁がきいていて、さっぱり食べられるとても上品なひと品でした。うむ、こりゃ間違いなく天ぷらも美味いっしょ!と思いました(^^)
まぐろは珍しく酢味噌で。もちろん美味しかったのですが、個人的には醤油の方が好みかな(^^ゞ
いよいよ、このあとは天ぷらに突入していきます!
まずは車海老のあし。パリッとした食感の後、海老の風味が口全体に広がります。
そして本体。当たり前とは言え、揚げ立ての海老天は本当に美味しいですよね!
この日のお酒は、ハイボールを2杯飲んだあとに日本酒に移行。天ぷらは和食の王道ですし、カウンターのみの比較的静かなお店だと、何となくしっぽりと日本酒を飲みたくなるんですよね(o´艸`)ムフ
続いては白魚です。
カラッとした衣と柔らかい白魚の絶妙なハーモニー。至福のひと時です(^^)
そしてアスパラ。このアスパラは太くて立派なだけでなく、とても瑞々しくて甘みがありました。おそらくアスパラ自体がとても美味しいのだと思いますし、それを活かした絶妙の揚げ加減を堪能することができました。
ホタテも美味しいですよね。実は自分でもホタテの天ぷらを作ったことはあるのですが、衣を薄くして火の入れ具合をギリギリにするこの感じ、家では偶然を期待するしかないんですよねぇ…。(情けない話ですけど(^^;))
茄子も甘くて美味しかった。何と言いますか、こういう野菜の天ぷらほどプロと素人の差が出るのかもしれません。
日本酒は銘柄を変えつつお代わりを…。最初は船中八策で次が魔斬だったかな。
こちらのホクホク柔らかい穴子でコースの天ぷらは終了です。
が、食事の前にどうしても気になってしまったウニの天ぷらを!
そのまま食べても美味しそうなウニ…。濃厚でトロッと蕩けるウニの天ぷら、我ながら何と言う贅沢でしょうか(^^ゞ
こちらもどうしても気になった、稚鮎の天ぷらです。正直、稚鮎なんてなかなか食べる機会がないのですが、とても食べやすくて美味しかったです。比較するのもアレですが、個人的にはワカサギよりもこちらの方が断然(^^ゞ
あ、そういえば最後の日本酒は黒龍の『龍』、大変結構でございましたm(_ _)m
コースの最後は食事でありまして…
このかき揚げ天丼が美味しくないはずはないですよね!
ちなみに友人は天茶漬けを。こちらも見るからに美味しそうでした。
油の香り、ほんのりとつゆが滲みたご飯、プリッとした海老。はい、こういうのが食べたかったんです!
ガッツリいける庶民的な天ぷら、天丼もイイものですが、こういう本格的で上品な天ぷらもまたイイ。。和食の代表格として、昔から外国では『寿司、天ぷら』が並び称されてきた理由も分かる気がします。
うーむ。。久しぶりに美味しい天ぷらを食べて改めて思ったのですが、こういうプロが揚げる天ぷらに素人が挑もうってのは、そもそも最初から分が悪いですよね…。これから家で天ぷらを揚げる時には、あまり大それたことを考えず、ネタにも衣にも油にも制約がある中で、ソコソコに美味しい天ぷらをめざしたいと思います(^^;)
で、本当に美味しいヤツが食べたくなったら、迷わず天ぷら屋さんにいくのは言うまでもありませんm(_ _)m
天ぷら 東月
蕨市中央1-27-10 寺本第一ビル蕨 1F
048-235-7022
そういえば、アヤツは影もカタチもありませんでした。
なるほど、そういう基準は分かりやすくてイイっすね!
素晴らしいお店です(^^)v