釉薬についての、一般的な事を述べたいと思います。
釉薬について、今までほとんど、述べて来ませんでしたが、それは、
① 釉薬の種類は、千差万別で、説明するのにきりが無い事。
② 釉薬は同じ釉薬でも、窯(焼成の仕方)との関係で、焼き上がり、色(色相)、模様(結晶釉)
などが変化し、一律に説明出来ない事。
③ 市販の釉薬はともかく、自分で調合(釉薬を作る)するとなると、かなり専門的な
知識(特に化学)が必要な事。
(本などで、調合割合(レシピ)などが書かれていますが、中々本通りには、いきません)
以上の事情により、釉薬について、あえて述べま来ませんでしたが、一般的な事なら、述べる必要が
有るかと思い、説明する事に致しました。
1) 釉薬とは
釉薬はガラスの仲間だと思ってください。
そのガラスの材料に、鉄や胴、亜鉛、などの金属を入れて、色を付けたり、結晶物にした物です。
更に、目的の温度で溶け易くする為、アルカリ類(Ca、Na、Mg、Baなど)を適宜混ぜています。
(蛇足ですが、化学では、ガラスは固体では無く、液体に分類されています。
理由は、固体から液体に替わる融点が、一定しない為です。普通融点は全ての固体が
溶けるまで、一定温度を保持しますが、ガラスは、溶けながら温度が上昇し続けます。)
ガラスの材料になる物、及びその他の材料については、後で述べたいと思います。
2) 施釉の利点
陶器には、施釉する物と、施釉しない物が有ります。
施釉しない代表的な陶器が、備前焼で「焼き締め」と呼ばれています。
備前焼が施釉しない理由などは、後で述べます。
① ガラス質で覆うため、水を通さ無くなります。(水漏れ、吸水性が無い)
② 強度が増し、傷付きにくくなります。
③ 酸やアルカリ等の薬品に対して、変化しません。
又、汚れても、容易に洗い流す事が出来ます。
④ 最大の特徴は、作品に色が付き、綺麗に仕上がる事です。
焼き物の最大の見所は、焼き、即ち色の発色の良し悪しと言っても、過言ではありません。
(尚、備前焼の見所も、釉薬では有りませんが、発色の良し悪しが重要です)
以下、次回に続きます。
釉薬の歴史(発見、発明)。釉薬の種類(分類)。釉薬と素地との関係。
釉薬の材料。 釉薬の調合(ジェーゲル式)などを、順に述べていきます。
釉薬について、今までほとんど、述べて来ませんでしたが、それは、
① 釉薬の種類は、千差万別で、説明するのにきりが無い事。
② 釉薬は同じ釉薬でも、窯(焼成の仕方)との関係で、焼き上がり、色(色相)、模様(結晶釉)
などが変化し、一律に説明出来ない事。
③ 市販の釉薬はともかく、自分で調合(釉薬を作る)するとなると、かなり専門的な
知識(特に化学)が必要な事。
(本などで、調合割合(レシピ)などが書かれていますが、中々本通りには、いきません)
以上の事情により、釉薬について、あえて述べま来ませんでしたが、一般的な事なら、述べる必要が
有るかと思い、説明する事に致しました。
1) 釉薬とは
釉薬はガラスの仲間だと思ってください。
そのガラスの材料に、鉄や胴、亜鉛、などの金属を入れて、色を付けたり、結晶物にした物です。
更に、目的の温度で溶け易くする為、アルカリ類(Ca、Na、Mg、Baなど)を適宜混ぜています。
(蛇足ですが、化学では、ガラスは固体では無く、液体に分類されています。
理由は、固体から液体に替わる融点が、一定しない為です。普通融点は全ての固体が
溶けるまで、一定温度を保持しますが、ガラスは、溶けながら温度が上昇し続けます。)
ガラスの材料になる物、及びその他の材料については、後で述べたいと思います。
2) 施釉の利点
陶器には、施釉する物と、施釉しない物が有ります。
施釉しない代表的な陶器が、備前焼で「焼き締め」と呼ばれています。
備前焼が施釉しない理由などは、後で述べます。
① ガラス質で覆うため、水を通さ無くなります。(水漏れ、吸水性が無い)
② 強度が増し、傷付きにくくなります。
③ 酸やアルカリ等の薬品に対して、変化しません。
又、汚れても、容易に洗い流す事が出来ます。
④ 最大の特徴は、作品に色が付き、綺麗に仕上がる事です。
焼き物の最大の見所は、焼き、即ち色の発色の良し悪しと言っても、過言ではありません。
(尚、備前焼の見所も、釉薬では有りませんが、発色の良し悪しが重要です)
以下、次回に続きます。
釉薬の歴史(発見、発明)。釉薬の種類(分類)。釉薬と素地との関係。
釉薬の材料。 釉薬の調合(ジェーゲル式)などを、順に述べていきます。
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